フィルモアの奇蹟
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『フィルモアの奇蹟』
マイク・ブルームフィールド&アル・クーパーライブ・アルバム
リリース1969年
録音サンフランシスコ、フィルモア・ウェスト(1968年9月26日 - 28日
ジャンルロックブルースロック
時間44分26秒(ディスク1)
40分57秒(ディスク2)
レーベルコロムビア・レコード
プロデュースアル・クーパー
専門評論家によるレビュー


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チャート最高順位

18位(アメリカ[1]

マイク・ブルームフィールド&アル・クーパー アルバム 年表

スーパー・セッション
(1968年)フィルモアの奇蹟
(1969年)フィルモア・イーストの奇蹟
(2003年)

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『フィルモアの奇蹟』(原題:The Live Adventures of Mike Bloomfield and Al Kooper)は、アメリカ合衆国のミュージシャン、マイク・ブルームフィールドアル・クーパー1969年に連名で発表したライブ・アルバム1968年9月にフィルモア・ウェスト(英語版)で行われた演奏を収録している[2][3][4]
解説

マイク・ブルームフィールド、アル・クーパー、スティーヴン・スティルスの3人は1968年にアルバム『スーパー・セッション』を連名で発表しており、本作はその続編として企画されたが、スティルスは都合により不参加となった[3]。ブルームフィールドはそれまでギタリストとして活動してきたが、本作で初めてボーカルも披露しており[2]レイ・チャールズのカヴァー「アイ・ワンダー・フー」及び「メリー・アン」、エルヴィス・プレスリーの歌唱で知られる「ザッツ・オール・ライト」、アルバート・キングのカヴァー「激しい恋はもうたくさん」を歌った。「59番街橋の歌 (フィーリン・グルーヴィー)」はサイモン&ガーファンクルのカヴァーで、ライブが録音された後、クーパーに誘われて作者のポール・サイモンがスタジオを訪れ、コーラスを録音している[5]。「ディア・ミスター・ファンタジー」の間奏でクーパーは「ヘイ・ジュード」の一節を弾いている。

フィルモア・ウェストでの公演は3日連続で行われたが、最終日にはブルームフィールドの不眠症が悪化したため、急遽エルヴィン・ビショップカルロス・サンタナ、スティーヴ・ミラー、デイヴ・ブラウンが代役として参加しており[5]、本作にはサンタナとビショップの演奏も収録された。なお、カルロス・サンタナは本作でレコード・デビューを果たす形となった[6]

本作のジャケットには、ノーマン・ロックウェルが描いたブルームフィールドとクーパーの絵が使用された。

ブルームフィールドとクーパーはその後もライブで共演しており、1968年12月13日から14日に行われたフィルモア・イースト公演の音源は、2003年にレガシー・レコーディングスからライブ・アルバム『Fillmore East: The Lost Concert Tapes 12/13/68』として発表された[7]
収録曲
A面

オープニング・スピーチ (マイク・ブルームフィールド) - Opening Speech - Mike Bloomfield - 1:35

59番街橋の歌 (フィーリン・グルーヴィー) - The 59th Street Bridge Song (Feelin' Groovy) (Paul Simon) - 5:33

アイ・ワンダー・フー - I Wonder Who (Ray Charles) - 6:01

神聖にして犯すべからず - Her Holy Modal Highness (Al Kooper, Mike Bloomfield) - 8:59

B面

ザ・ウェイト - The Weight (Robbie Robertson) - 4:00


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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