フアニータ・カストロ
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この名前は、スペイン語圏の人名慣習に従っています。第一姓(父方の)はカストロ、第二姓(母方の)はルスです。

フアニータ・カストロ(スペイン語: Juana de la Caridad (Juanita) Castro Ruz, 1933年5月6日 - )は、キューバの新旧最高指導者フィデル・カストロラウル・カストロ兄弟の実妹。フアニータはフアナ (Juana) に縮小辞 (-ita) が付加された愛称形である。

カストロ7人兄弟姉妹で唯一革命に反対し、アメリカに亡命した。
来歴

2009年に出版された回想録『わが兄弟 秘められし物語』によれば、フィデル率いる武装闘争の間はキューバ東部のビラン(英語版)という町で農業をする一方、ニューヨークにたびたび足を運んでは革命を訴えていた。しかし、民主的な社会を期待していたフアニータは社会主義政権に失望する。そんな中、知人のハバナ駐ブラジル大使を通じてCIAが接近してきたため、兄弟姉妹を裏切って内通者となる。

その後、母の死をきっかけに1963年にはCIA協力のもとでマイアミに亡命した。

1970年にはCIAとの協力を断ち切り、薬局を経営するなどしながらキューバ人の亡命を支援し続けた。

2016年、実兄のフィデル・カストロの死去に際しては、「フィデルの妹として深く悲しんでいる」としながらも、キューバの社会主義化に反対して、さらには亡命キューバ人の支援等を行なってきた自身の立場から、葬儀には出席しなかった。

更新日時:2018年10月26日(金)12:24
取得日時:2020/04/30 03:37


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