ファーリヤーブ州
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ファーリヤーブ州
??????


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アフガニスタン
州都マイーマナ(英語版)
政府[1]
 ? 州知事モハンマドゥッラー・バタシュ
面積[2]
 ? 合計20,797.6 km2
標高[3]856 m
人口(2012)[2]
 ? 合計948,000人
 ? 密度46人/km2
等時帯UTC+4:30
ISO 3166コードAF-FYB
主要言語ウズベク語
ダリー語
パシュトー語
トルクメン語
座標は[4]

ファーリヤーブ州(ファーリヤーブしゅう、ペルシア語: ??????‎[5][4])は、アフガニスタン北部のである。アフガニスタン屈指の大麦の産地で、小麦やトウモロコシやグレープフルーツなどを産出する。アフガニスタンの中でも特にウズベク人が多い地域であり、トルクメニスタンへの玄関口の1つでもある。ファリヤーブ県[6]、ファールヤーブ[7]、ファリヤブ県[8]と表記されることもある。面積は2万798平方キロメートル(34州中9位)[2]、総人口94万8000人(34州中8位)[2]、人口密度46人/平方キロ(34州中16位)[2]。州都はマイーマナ(英語版)。
地理

日本の四国(1万8301平方キロメートル)より大きい州である。州の3割が平地で[9]、北部(カラムクル、アンドフボイ、ハーニ・チャールバーグ)にはトルクメニスタンのカラクム砂漠から続く砂漠がある。ダウラターバードから南はヒンドゥークシュ山脈の外縁部の高地がある。高地には所々に盆地や谷があり、山脈から幾筋もの川が流れてきて集まり西や北に流れていく[10]。比較的大きな盆地や谷は西から順にカイサール、アルマール、マイーマナである。その北にはトルクメニスタンのカラビリ高地[11]英語: Karabil [12])がある。マイーマナの東は山脈から北に向かって長い川筋の谷がビルチラーグからシーリーン・タガーブを経てダウラターバードまで伸びている。高地の南はヒンドゥークシュ山脈が東西に連なっており、ビルチラーグ(前述)はマイーマナより高い所にある。グルジーワーンはビルチラーグよりさらに高い所にあり、そこからさらに登るとコーヒスターンがある。なおバードギース州のゴールマーチはカイサールの西にあり、盆地と盆地の間を南北に仕切る丘のようになっている。@media all and (max-width:720px){.mw-parser-output .mod-gallery{width:100%!important}}.mw-parser-output .mod-gallery{display:table}.mw-parser-output .mod-gallery-default{background:transparent;margin-top:.3em}.mw-parser-output .mod-gallery-center{margin-left:auto;margin-right:auto}.mw-parser-output .mod-gallery-left{float:left;margin-right:1em}.mw-parser-output .mod-gallery-right{float:right}.mw-parser-output .mod-gallery-none{float:none}.mw-parser-output .mod-gallery-collapsible{width:100%}.mw-parser-output .mod-gallery .title,.mw-parser-output .mod-gallery .main,.mw-parser-output .mod-gallery .footer{display:table-row}.mw-parser-output .mod-gallery .title>div{display:table-cell;text-align:center;font-weight:bold}.mw-parser-output .mod-gallery .main>div{display:table-cell}.mw-parser-output .mod-gallery .gallery{line-height:1.35em}.mw-parser-output .mod-gallery .footer>div{display:table-cell;text-align:right;font-size:80%;line-height:1em}.mw-parser-output .mod-gallery .title>div *,.mw-parser-output .mod-gallery .footer>div *{overflow:visible}.mw-parser-output .mod-gallery .gallerybox img{background:none!important}.mw-parser-output .mod-gallery .bordered-images .thumb img{outline:solid #eaecf0 1px;border:none}.mw-parser-output .mod-gallery .whitebg .thumb{background:#fff!important}

川沿いの平野

山の中の村

マイーマナ市

歴史
古代

4世紀頃のファーリヤーブ州はクシャーノ・サーサーン朝の領域で、マイーマナではドラクマ銀貨が見つかっている[13]
近代

1750年、サドーザイ朝アフマド・シャー・ドゥッラーニーがマイーマナを占領した。1849年ごろのマイーマナはウズベク人のアミールが治めるトルキスタンの独立した街で、バーラクザイ朝ドースト・ムハンマド・ハーンやペルシャのガージャール朝が攻めて来たが独立を守った。しかし1884年、バーラクザイ朝のアブドゥッラフマーン・ハーンがマイーマナを占領した[14]
冷戦時代

ファーリヤーブ州は1950年頃はマイーマナ州だったが、1964年4月に現在の名前になった[15]
冷戦終結後「バルフ州#冷戦終結後」も参照1989年のアフガニスタンの状況。赤が政府支配地、薄い青がイスラム協会、濃い緑がイスラム党、薄い緑がシーア派政党

1989年にソ連軍がアフガニスタンから撤退しても、ムハンマド・ナジーブッラーが率いるカブールの共産党政権はなんとか持ちこたえていた。共産党政権はムジャヒディーンに対抗するために、民兵を組織して幹線道路を守らせた。民兵の中心はアフガニスタン北部や北西部出身のウズベク人で、ジョウズジャーン州のラシッド・ドスタムやファーリヤーブ州のアブドゥル・マリクなどが率いていた。しかし1991年にソビエト連邦が崩壊すると民兵に動揺が走った。1992年、ドスタムは共産党政権を見限ってアフガニスタン北部最大の都市マザーリシャリーフで自立し、カブールの共産党政権を倒したがすぐに内戦が始まった。ドスタムは総兵力5万人を擁し、ジョウズジャーン州バルフ州を中心に支配地域を作り上げた。ドスタムの支配地域は宗教的に寛容で、対外的にも一種の独立国のようになっており、ウズベク人が多いファーリヤーブ州もその一部だった。アフガニスタンではその後ターリバーンが誕生し、内戦は三つ巴の戦いとなった[16]1997年のアフガニスタンの状況。赤がマスード派、緑がドスタム派、黄がターリバーン

1996年、ターリバーンはドスタムやイスラーム統一党の協力を得て、6月にファーリヤーブ州の南隣のゴール州のイスラム協会軍を蹴散らし、9月にはカブールを占領した。それを見たドスタムらは今度はイスラム協会軍と協力して、ターリバーンと戦い始めた。しかしドスタム軍の内部ではドスタムとマリク将軍が激しく対立していた。1997年5月、ターリバーンはマリク将軍と協力してマザーリシャリーフを占領し、ドスタムはトルコに逃亡した。しかしすぐに両者は対立し、ターリバーンは大敗してマザーリシャリーフを追われた(第一次マザーリシャリーフの戦い(英語版))。9月、ターリバーンはマザーリシャリーフに再度侵攻してきたが[17]、マリク将軍が避難している間にドスタムがトルコから戻ってきてターリバーンを撃退した[17]。11月、ドスタムはマリク将軍を攻撃し州都マイーマナを占領したので、マリク将軍はトルクメニスタンに逃亡した[17]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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