ファースト・カウ
First Cow
監督ケリー・ライカート
脚本ケリー・ライカート
ジョナサン・レイモンド
『ファースト・カウ』(First Cow)は2019年のアメリカ合衆国のドラマ映画。監督はケリー・ライカート、主演はジョン・マガロが務めた。本作はジョナサン・レイモンドが2004年に発表した小説『The Half Life』を原作としている。なお、本作はルネ・オーベルジョノワの遺作となった。 1820年代。フィゴウィッツ(クッキー)は腕利きの料理人だったが、思うように稼げずにいた。そのような状況を打開すべく、クッキーはオレゴン・カントリーへと向かい、毛皮を取る猟師たちの一団に加わった。寡黙なクッキーは集団内で孤立しがちだったが、中国からやって来たルーとは打ち解けることができた。2人は何とかして一財産築こうとしていたが、商売を始める元手を工面することすらできない有り様であった。 そんなある日、2人が暮らす村の村長(ファクター)が極上のミルクを出すウシを買い付けた。それを知ったルーはある計画を思いついた。夜の闇に紛れてそのウシのミルクを搾り、クッキーにミルクケーキを作らせようというのである。クッキーが焼いたミルクケーキは都会の一級品にも匹敵する美味しさだったため、あっという間に人気を博すようになった。皮肉なことに、ミルクケーキを一番気に入ったのはファクターであった。2人は「これで金持ちになれるぞ」と大喜びしたが、こんなやくざな商売が長続きするはずはなかった。 2018年10月31日、ケリー・ライカート監督が新作映画の製作に着手したと報じられた[2]。11月、本作の主要撮影が始まった[3]。12月1日、ルネ・オーベルジョノワが自身のTwitterで本作に出演することを発表した[4]。2019年3月、ジョン・マガロがキャスト入りした[5]。2020年3月6日、マージ・レコードが本作のサウンドトラックを発売した[6]。 2019年8月30日、本作はテルライド映画祭でプレミア上映された[7]。
ストーリー
キャスト
ジョン・マガロ - フィゴウィッツ(クッキー)
オリオン・リー
ルネ・オーベルジョノワ - カラスを連れた男性
トビー・ジョーンズ - ファクター
ユエン・ブレムナー - ロイド
スコット・シェパード - ロイド
ゲイリー・ファーマー - トッティリカム
リリー・グラッドストーン - ファクターの妻
アリア・ショウカット - 犬を連れた女性
ディラン・スミス - ジャック
製作
公開・興行収入