ファーストキッチン
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ファーストキッチン株式会社
First Kitchen Co.,Ltd.
ビルイン型店舗の一例
種類株式会社
略称FK (ファーストキッチン)
WFK (ウェンディーズ・ファーストキッチン)
本社所在地 日本
160-0004
東京都新宿区四谷四丁目34番地1
新宿御苑前アネックスビル5階
本店所在地107-0051
東京都港区元赤坂一丁目2番3号
設立1977年(昭和52年)9月
業種小売業
法人番号6010401025531
事業内容ファーストフードチェーンの経営及びフランチャイズ事業の展開
代表者代表取締役会長 アーネスト・エム・比嘉
代表取締役社長 紫関修
資本金1億円
(2020年12月31日現在)[1]
純利益△9億3662万6000円
(2020年12月期)[1]
総資産36億4680万3000円
(2020年12月31日現在)[1]
従業員数正社員 180名
アルバイト 3000名
決算期12月31日
主要株主ウェンディーズ・ジャパン株式会社 100%
外部リンク ⇒http://www.first-kitchen.co.jp/
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ファーストキッチン株式会社(: First Kitchen Co.,Ltd、登記上の商号: フアーストキツチン株式会社)は、関東地方を中心に展開する日本のファストフードチェーン企業である。サントリーグループであったが、ウェンディーズ・ジャパンに売却され、従来の「ファーストキッチン」の他に「ウェンディーズ・ファーストキッチン」として店舗を運営している。

コーポレートカラーオレンジ色略称頭文字からとった「FK」(エフケイ)。俗称として一部で「ファッキン」[2]と呼ばれたこともあったが、公式には使用しない。現行ロゴマークは「FK」を強調したものになっている。「ウェンディーズ・ファーストキッチン」店舗ではウェンディーズの赤いロゴと女の子のマークを使用し、略称は「WFK」である。
歴史

1977年9月、サントリーがファーストキッチン株式会社を設立。同年、東京池袋東武百貨店地下1階の営団地下鉄丸ノ内線池袋駅付近にファーストキッチン1号店を開店した。

看板商品は「ベーコンエッグバーガー」。他にも味が選べるフレーバーポテトパスタスープ、デザートなど、従来のハンバーガーショップと差別化されたメニューを特色とする。

バブル崩壊後の1990年代には、マクドナルドをはじめファーストフード店でも低価格競争が進んだ。1993年から1994年にかけて売上が低迷したため、1996年頃から客単価の高い20代・30代の大人向けに対象を絞り、メニューについてもハンバーガーにとどまらない品揃えを取り入れ、マクドナルドなど他の大手チェーンから一線を画して「脱ハンバーガー化」を進めた[3]

2005年には店舗コンセプトを一新して「City Convenience Restaurant」をテーマに、メニューラインナップ、店内レイアウト、ロゴマークなど企業イメージを全面的にモデルチェンジした。店内の内装は、これまでの2人掛けテーブルを並べたレイアウトから、中央に大テーブル、周囲に1人掛けソファー席またはカウンター席に変え、客席の効率化を図ったものになった。

またメニューに関しても136円ピザ・ドッグなどの低価格商品群を廃止し、リニューアルして価格を上げ、ピザマルゲリータは136円から390円の商品に置き換えた。さらに高価格帯商品としてパスタを導入した。パスタ開始当時のメニューは、ペペロンチーノ、ミートソース、サーモンクリーム、オルトラーナだった。またメニュー変更と同時期に、セットメニューのポテトを追加料金を支払うことでサラダに変更できるサービスも始めたが、これは高価格商品化の試みというより、当時マクドナルド社の始めた同種のサービスに追随したものであった。

2009年に新形態のコンセプト店として、渋谷宮益坂店がリニューアルされた(のち「ファーストキッチン・ウェンディーズ」に再リニューアル)。店内は明るいカフェスタイルに変わり、従業員の制服エプロンを採用するなどイメージの刷新が図られた。2010年3月には関西にもリニューアル店舗として梅田芝田町店がオープンした。

2011年には、看板商品であるベーコンエッグバーガーをハイグレード化した「特撰ベーコンエッグバーガー」を発売した。このきっかけは、テレビ朝日系列『お願い!ランキングGOLD』2010年11月20日放送分の「美食アカデミー」で「ベーコンエッグバーガー」が下位となったことによる。
ウェンディーズ・ファーストキッチンウェンディーズ・ファーストキッチン 日比谷シャンテ前店

2015年3月に、ファーストキッチンはウェンディーズとのコラボレーションを発表[4]。ファーストキッチンの既存2店舗を改装し「ファーストキッチン・ウェンディーズ」として、ファーストキッチンとウェンディーズの人気商品と、限定コラボレーションメニューを販売した[5]。3月26日には六本木店がファーストキッチン・ウェンディーズ六本木店として[4]、8月10日には上野浅草口店がファーストキッチン・ウェンディーズ上野浅草口店として[6]それぞれオープンした。

2016年6月30日、サントリーホールディングスは、ウェンディーズの運営会社であるウェンディーズ・ジャパンへ全株式を売却した[7]。「ウェンディーズ#第2次日本進出時代(ヒガ・インダストリーズ)」も参照

その後は「ウェンディーズ・ファーストキッチン」として店舗展開している[8]。フードコート内の店舗や狭小店舗などを除き、順次「ウェンディーズ・ファーストキッチン」への業態変更が進められている。

また、「ウェンディーズ・ファーストキッチン」ではベーコンエッグバーガー等のファーストキッチンメニューを順次廃止する方向で進められている。

なおサントリーホールディングスは、同時期の2018年にサブウェイの株式も売却し、経営から撤退している。詳細は「サブウェイ#日本サブウェイ」を参照
店舗旗艦店舗の新宿南口店

2022年5月現在、ウェンディーズファーストキッチン(WFK)は53店舗、ファーストキッチン(FK)は59店舗を展開。

出店形態は、繁華街のビルなどに出店する「街なか店舗」と、郊外の大型商業施設(ショッピングセンタースーパーマーケットホームセンターなど)のフードコートに出店する「フードコート店舗」に大別される。

2010年8月10日には、ファーストキッチン初となる空港内店舗「関西国際空港店」が関西国際空港第1ターミナルビル2階に出店した[9]。当地ではかつてマクドナルドが営業していたが、こちらは同フロア内で移転している。この店舗の営業時間(5:30 - 24:00)は24時間営業店舗を除く一般エリアの飲食店では最も長かった。同店舗は約5年後の2015年8月に閉店し、跡地には同年11月「MOSDO! 関西国際空港店」が出店している。

NTTドコモ公衆無線LANサービス「docomo Wi-Fi」とNTT東日本西日本の公衆無線LANサービス「フレッツスポット」が利用できる店舗が多く、パソコンやスマートフォンなどでの高速インターネット通信が可能となる。
出店地域

関東地方東京都神奈川県千葉県埼玉県群馬県茨城県


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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