『ファンタジー〈幻想曲〉』
中森明菜 の スタジオ・アルバム
リリース1983年3月23日
ジャンルポップ・ミュージック
時間38分24秒[1]
レーベルリプリーズ・レコード/
ワーナー・パイオニア
チャート最高順位


1位（オリコン）[2]

中森明菜 アルバム 年表

Seventeen
（1982年）ファンタジー〈幻想曲〉
（1983年）NEW AKINA エトランゼ
（1983年）


『ファンタジー〈幻想曲〉』収録のシングル

「セカンド・ラブ」
リリース: 1982年11月10日

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『ファンタジー〈幻想曲〉』（ファンタジー げんそうきょく）は、日本の歌手中森明菜の3枚目のスタジオ・アルバム。このアルバムは1983年3月23日にワーナー・パイオニア（現：ワーナーミュージック・ジャパン）よりリリースされた (LP: L-12570, CT: LKF-8070)。
背景

『ファンタジー〈幻想曲〉』は、中森の3枚目のスタジオ・アルバムとして、1983年3月23日にLP (L-12570)とCT (LKF-8070)の2形態で同時発売された[3][4][2]。レコード盤の特典アイテムには、本人直筆による歌詞カードや、サイン入りポートレートが収められた[5][6]。カセット初回20万本はグリーンカラーカセット仕様で発売された。同年6月25日には、スーパーディスクLP (SDM-15007)や、CD (35XL-1)でも発売された。

このアルバムの帯コピーは、「明菜は夢みます。明菜は翔きます。その可能性は無限です。サード・アルバム完成!!」であった[5]。

本作では全曲に渡って萩田光雄が編曲を手掛けている[5]。このアルバムの1曲目として配置された「明菜から……。」は、「明菜メッセージ」として、中森による語りかけが収められた[5][7]。

本作発売前の1983年2月27日より、ファースト・スタジオ・アルバムの『プロローグ〈序幕〉』、2枚目の『バリエーション〈変奏曲〉』に加え、このアルバムを引っ提げた自身初の全国コンサート・ツアー『Akina Milkyway '83 春の風を感じて』が開催された[4][8][2][9]。
シングル

「セカンド・ラブ」が、本作からの先行シングルとして1982年11月10日に発売された[5][10]。この楽曲は、1983年のオリコン年間シングルチャートでトップテン入りを果たした[11]。
批評

週刊シネママガジンの澤田英繁は『ファンタジー〈幻想曲〉』について、「タイトル通りファンタジックな雰囲気も加味されている。」とコメントしている[7]。
チャート成績

『ファンタジー〈幻想曲〉』は、オリコン週間LPチャートの1983年4月4日付で初登場し、最高順位1位を記録以降1983年4月25日付まで4週連続で1位を獲得した[12][2]。同チャートには、計26週に渡ってランクインしている[2]。また、このアルバムのカセット盤もオリコンのカセットチャートにて、計26週に渡ってランクインしている[2]。1983年度のオリコン年間アルバムチャートでは、4位を記録した。
収録曲

全編曲：萩田光雄Side 1#タイトル作詞作曲時間
1.「明菜から……。」 萩田光雄2:17
2.「瑠璃色の夜へ」来生えつこ佐瀬寿一3:40
3.「アバンチュール」岡崎舞子森一海4:16
4.「にぎわいの季節へ」大津あきら木森敏之4:09
5.「傷だらけのラブ」伊達歩芳野藤丸3:32
Side 2#タイトル作詞作曲時間
6.「目をとじて小旅行イクスカーション」篠塚満由美茂村泰彦4:36
7.「セカンド・ラブ」来生えつこ来生たかお4:26
8.「思春期」売野雅勇芹澤廣明3:56
9.「More もっと恋して」伊達歩米倉良広4:05
10.「アイツはジョーク」中里綴福島邦子3:27
合計時間:38:24

クレジット

『ファンタジー〈幻想曲〉』のライナー・ノーツより[5]

参加ミュージシャン

キーボード: 山田秀俊、国吉良一

ベース: 岡沢章、富倉安生、高水健司

ドラム: 渡か敷ゆういち、滝本李延、島村英二、市原康

ギター: 今剛、吉野藤丸、矢島賢

フォーク: 吉川忠英

ラテン: 石井宏太郎、鳴島英治

ストリングス: 多弦楽グループ、加藤弦楽グループ

鍵盤: 金山功

トランペット: 数原グループ

トロンボーン: チャンピョングループ

サックス: 斉藤晴、Jake H. Conception

ハープ: 山川恵子

コーラス: イブ、BUZZ、尾形道子

スタッフ

ディレクター: 島田雄三