ファンシー・ピクチャー
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ジョシュア・レイノルズ『Cupid as Link Boy(松明持ち(英語版)としてのキューピッド)』(1773)。ファンシー・ピクチャーでは仮装させることもあった。

ファンシー・ピクチャー(Fancy picture)とは、風俗画サブジャンルのこと。

美術評論家・美術史家ジョージ・ヴァーチュー(George Vertue)は1737年に、空想で生み出した要素あるいは話の筋を含む風俗画を、具体的には、フィリップ・メルシエ(Philip Mercier)の『窓辺のヴェネチア人少女』や『5つの情景』シリーズといった絵を表す際、「Fancies」という造語を作った。その後ジョシュア・レノルズが、トマス・ゲインズバラが最後の10年間に描いた物乞いや田舎の子供たちの絵を表す時、「Fancies」という語を同様のサブ・ジャンルの意味に拡大させた「ファンシー・ピクチャー」という語を考案した。フィリップ・メルシエ「五感 - 味覚」1689ジョシュア・レイノルズ「Mercury as Cut Purse miser(けち巾着切りとしてのマーキュリー)」(「Cupid as Link Boy」と対となっている作品)(1774年)トマス・ゲインズバラ「犬とピッチャーを持つ農家の少女」(1785)ジョン・エヴァレット・ミレー「あひるの子」(1889年)
関連項目

叙情画

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