ファルナケス(希:Φαρν?κη?、ラテン文字転記:Pharnaces、? - 紀元前334年)は、アケメネス朝ペルシアの将軍である。
ファルナケスはペルシア王ダレイオス3世の妻の兄弟にあたる人物である。紀元前334年にマケドニア王アレクサンドロス3世が小アジアに侵攻してきた時、ファルナケスは他の将軍、小アジアの太守たちと共にグラニコス川でマケドニア軍を迎え撃った。この戦いでペルシア軍は敗れ、ファルナケスを含む多くの将官が戦死した[1][2]。
註^ アッリアノス, I. 16
^ ディオドロス, XVII. 21
参考文献
アッリアノス『アレクサンドロス大王東征記』 大牟田章訳、岩波文庫(上下)、2001年
森谷公俊訳「ディオドロス・シクロス『歴史叢書』第17巻?『アレクサンドロス大王の歴史』訳および註(その一)」、2008年、『帝京史学』第24号所収[1]