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オマーンの灌漑システム
アフラジ
(オマーン)
オマーン国内のファラジ
英名Aflaj Irrigation System of Oman
仏名Systemes d'irrigation aflaj d'Oman
面積1455.949 ha
(緩衝地域 16404.33 ha)
登録区分文化遺産
登録基準(5)
登録年2006年
公式サイト世界遺産センター
ファラジ (falaj) は、オマーン周辺にある地下水路を利用する灌漑システムである。複数形はアフラジ (aflaj)。オマーン国内には生活用水や農業用水の供給のために3000以上のファラジが存在し、そのうち5つはユネスコの世界遺産に登録されている。また、アラブ首長国連邦でもファラジやその遺跡はアル・アインの文化的遺跡群(ハフィート、ヒーリー、ビダー・ビント・サウドとオアシス群)の一部として、世界遺産リストに登録されている。 ファラジがいつから用いられていたのかは明らかになっていない。紀元前にはすでに使われていたとされる。 ファラジは何を水源とし、どのような供給路で水を運ぶのかによって3つに分類される。 ユネスコの世界遺産委員会は、オマーン国内に数あるファラジの中でも最大級のファラジ・アル=マルキ、最古級とされるファラジ・ダリスなど、特筆すべき5つのファラジの水源、水路、周辺施設を世界遺産として登録した。ファラジの分類では4つがDaoudi、1つがAiniである。 この世界遺産は世界遺産登録基準における以下の基準を満たしたと見なされ、登録がなされた(以下の基準は世界遺産センター公表の登録基準 登録にあたっては、2000年以上にわたってこの地を潤してきた歴史的重要性や、その間涸れることのない持続可能性を維持してきた共同体文化などが評価された。 ウィキメディア・コモンズには、ファラジ
目次
1 歴史
2 分類
3 オマーンの世界遺産
3.1 登録基準
4 参考文献
5 関連項目
歴史
分類
Ghaili
ワジを水源とするもので、ファラジの約半分(48%)がこれである。
Aini
山中の涌き水を水源とする。ファラジの28%が該当。
Daoudi
地下水を水源とする。ファラジの24%が該当。
オマーンの世界遺産
Daoudi
ファラジ・アル・カトメーン(Falaj Al Khatmeen)0.72312km2
ファラジ・アル=マルキ(Falaj Al-Malki)1.57273km2
ファラジ・ダリス(Falaj Daris)1.7155km2
ファラジ・アル=ムヤッサール(Falaj Al-Muyassar)1.1337km2
Aini
ファラジ・アル=ジェーラ(Falaj Al-Jeela)0.014km2
登録基準
(5) ある文化(または複数の文化)を代表する伝統的集落、あるいは陸上ないし海上利用の際立った例。もしくは特に不可逆的な変化の中で存続が危ぶまれている人と環境の関わりあいの際立った例。
参考文献
⇒ICOMOSの勧告書
関連項目
カナート
表
話
編
歴
オマーンの世界遺産
文化遺産
バハラ城塞
バット、アル=フトゥム、アル=アインの考古遺跡群
乳香の土地
オマーンの灌漑システム、アフラジ
カルハットの都市遺跡
自然遺産
アラビアオリックスの保護区
複合遺産なし
世界遺産
危機遺産一覧
抹消
締約国の地域区分と一覧
アジアの世界遺産
オマーンの世界遺産
五十音順
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座標: 北緯22度59分56秒 東経57度32分09.8秒 / 北緯22.99889度 東経57.536056度 / 22.99889; 57.536056
更新日時:2016年11月23日(水)05:25
取得日時:2019/07/19 12:03