ファシリテーション
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ファシリテーション(: Facilitation)は、会議、ミーティング等の場で、発言や参加を促したり、話の流れを整理したり、参加者の認識の一致を確認したりする行為で介入し、合意形成や相互理解をサポートすることにより、組織や参加者の活性化、協働を促進させるリーダーの持つ能力の1つ。コミュニケーションスキル以外にも、ルールが必要な場合の内容設定や補助、プログラムのデザイン、進め方や、さらに会議の場所や参加者の選択、日程のデザインなど、オーガナイザーやリーダーの機能を担う。会議の場に限定される機能とするのは誤りであり、日常での組織コミュニケーション全般において、ファシリテーション技術は活用される。また、課題を達成しようとするグループに対して公平な立場にたち、話し合いのグループ・プロセス(グループの状況)に介入してファシリテーションを行う者のことを、近年、ファシリテーター(Facilitator)と呼ぶ場合が出てきた。

ファシリテーターにはファシリテーション技術以前に、参加者または組織に対して良心に基づいた、達成イメージへの情熱と信念が必要とされる。
目次

1 原義

2 活用の場

3 使用する道具

4 関連スキル

5 参考文献

6 関連項目

7 外部サイト

原義

容易にすること、簡易化、助成、助長、を意味するfacilitateから転じて、エンカウンターグループの実施者としてファシリテーターという呼称が1950年頃より用いられてきた。2000年初頭より、対立しがちで合意形成や相互理解が妨げられがちなチーム・組織などの効果的・効率的運営をすることを指す言葉として、ファシリテーションと呼ばれる機能が紹介された。
活用の場

次のような場で活用されており、プロのファシリテーターを活用したり、運営者がファシリテーションについて訓練を受けているケースが多い。

企業内研修などのトレーニング

組織変革の現場

組織活性化の現場

住民参加型のまちづくり

教育の現場

体験学習の現場

医療の現場

介護社会福祉の現場

使用する道具

ファシリテーションの現場では、発言を可視化し、発言の自由を演出するため、次のような道具を使用することが多い。

模造紙

マーカー

フェルトペン

付箋

ホワイトボード

セロハンテープ

キッチンタイマー

関連スキル

ロジカルシンキング

チャンクアップ

ブリーフィング

ノディング

リピーティング

サマリング

リルーティング

KJ法

アサーティブネス

参考文献

堀公俊
『ファシリテーション入門』 日経文庫 (ISBN 4-532-11026-2)

森時彦・ファシリテーターの道具箱研究会 『ファシリテーターの道具箱』 ダイヤモンド社 (ISBN 4478003963)

関連項目

アイスブレイク

グランドルール

ポストモーテム

ブレインストーミング

ワールドカフェ

ワークショップ

外部サイト

日本ファシリテーション協会

国際ファシリテーション協会

ロジカルシンキング的会議の進め方

Action Learning Solutions / ファシリテーション

INTERNATIONAL ASSOCIATION OF FACILITATORS


更新日時:2017年8月30日(水)04:27
取得日時:2019/07/21 20:54


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