ファウスト_(漫画)
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この項目では、里見桂の漫画について説明しています。手塚治虫の同名の漫画については「ネオ・ファウスト#先行する漫画化作品」をご覧ください。
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出典検索?: "ファウスト" 漫画 ? ニュース ・ 書籍 ・ スカラー ・ CiNii ・ J-STAGE ・ NDL ・ dlib.jp ・ ジャパンサーチ ・ TWL(2015年6月)

『ファウスト』は、里見桂(シナリオ協力:瀧椿)による日本漫画。『グランドジャンプPREMIUM』(集英社)に2011年から2014年(2012年1号〈創刊号〉[1]から2014年2号[2])まで連載された。単行本は全5巻。

さまざまなオーパーツが、未来からタイムスリップした人間において作られたという解釈をしている。
あらすじ

ファウストという名の謎の青年が、様々な依頼者の願いを叶える代わりに、死後にその魂を捧げることを契約する。契約者はファウストの力で過去にタイムスリップし、その未来の知識と能力で自分の願いを叶えることになる、だがその契約は罠であり、依頼者は堕落し、契約以上の願いを望むようになり、ファウストに魂を回収される。

だがそのファウストも、自分の願いと引き換えに、堕落した魂の回収をさせられている存在に過ぎず、そういった魂を回収するものを管理する立場のダンテもまた同様であった。

詳細なあらすじは、後述の登場人物の欄を参照。
登場人物
矢崎隆司
元時計メーカーの職人だったが、
クォーツ時計によって機械式時計が時代遅れとなり、会社から配置転換を命じられるも、それに不満を抱いて辞職する。いつかは名の知れた時計職人になりたいと夢を持つが、しがない時計修理工として、自分ひとりが食べるにやっとの生活を送る。1977年、「最高の時計職人としての栄達と、家庭を持つことの両立」を条件にファウストと契約し、紀元前87年のアテネにタイムスリップする。そこで時計職人としての知識を活かし、細工師として名を売る。ポントスミトリダテス6世に見込まれて、日食月食を予測する機能を持つ時計を作り上げ、ポントスに勝利をもたらす。だが自分が王になりたいという欲望を抱いたことから、非業の死をとげ、ファウストに魂を回収される。矢崎が作った時計は、「アンティキティラの機械」として後世に知られる。
マレーナ・ベルッチ
ミュージカル女優志願だが、その肥満体型ゆえにデビューの機会が無く(しかも本人にその自覚が無く、ダイエットする気も無い)、水晶ドクロを使ったインチキ占いで生計を立てている。「観客を総立ちにさせたい」ということでファウストと契約、16世紀のアステカ帝国にタイムスリップする。アステカ族の虜囚となった時の粗末な食事によってダイエットに成功し美人になるが、これはファウスト曰く契約外の事態とのこと。エルナン・コルテス率いるスペイン軍の来訪によって、アステカが侵略される未来を知っているマレーナは、コルテスが人身御供を行う野蛮なアステカの風俗を嫌って侵略をしようとしていると考え、自分の歌でアステカ族を狂喜させ、人身御供の習慣をやめさせようとする。歌で魅了する作戦は成功するが、ヨーロッパ人の来訪によって天然痘が流行し、アステカの民衆は王を人身御供として病気を防ごうとし、マレーナの目論みは失敗する。加えてコルテスも人身御供とは関係無く、黄金が目的であった。ファウストは今度はヨーロッパに舞台を移すことをマレーナに提案するが、マレーナは「一人でも聞いてくれる観客がいればそれが私の舞台」としてアステカ族と一緒に生きることを告げる。マレーナが堕落しないことを悟ったファウストは、魂の回収を諦め契約打ち切りとし、違約金代わりとしてマレーナの傷と恋人になったバラムの天然痘を治療する。バラムはマヤ神話の伝承をまとめ、「チラム・バラムの予言書」として現代に伝わるが、マレーナの知っていた歴史知識とノストラダムスの予言の一部が混入することになった。またマレーナの持っていた水晶ドクロは、1927年にイギリス人探検家ミッチェル・ヘッジズによって、マヤの遺物として発見される。
ベン・キング
元イギリス軍特殊部隊の隊員であったが、生き甲斐を無くしていた時に中国系の不良少年:ウィリアム・チェーン(ウィル)と出会い、彼に格闘術を仕込んで格闘家として成功させることで、生き甲斐を取り戻す。だがチャンピオンへの挑戦権を手にした矢先にウィルは事故死し、再び生き甲斐を無くす。そんな彼の前にファウストが現れ、ウィルに匹敵する才の持ち主が他にもいるとして、契約を結び、平安時代の日本へとタイムスリップする。タイムスリップした先で遮那王と名乗っていた頃の源義経と五条大橋で出会い、彼がウィルに生き写しであることに驚く。そしてベン自身は弁慶と名乗り、義経に格闘術と軍事戦術を仕込む。ベンの仕込んだ格闘術と戦術によって義経は平家に勝利するも、兄・源頼朝と仲違いし、歴史書通りの展開となる。ファウストおよびダンテは、ベンの魂が堕落するように、自ら将軍位を望むように誘導するが、ベンはそれをきっぱりと拒絶。ベンは義経の楯となって死に、義経はベンに諭された通りに逃亡。後世の義経北行伝説として伝わることになる。
ニコロ・ゴトヴィナ
クロアチア独立の際に、民兵として活躍。しかしその行動は妻と子供を捨てたものとして、当の息子であるミルコ・サヴィッチに解釈され、本人もあながち間違っていないことを自覚しており、死を前にして、考古学者として名をなした息子に会えずにいる。ファウストに「息子に真実を知って欲しい、和解したい」というのが望みだと見透かされ、契約し、古代ローマネロ帝の時代にタイムスリップする。


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