この項目では、OS内蔵のファイル共有機能について説明しています。
任意のユーザーとファイル共有を行うサービスについては「オンラインストレージ」をご覧ください。
不特定多数とファイル共有を行うソフトウェアについては「ファイル共有ソフト」をご覧ください。
プリンター共有などファイル共有に似た資源の共有については「共有資源」をご覧ください。
ファイル共有(ファイルきょうゆう)は、コンピュータネットワーク内で、あるコンピュータ内のファイルに、他のネットワーク接続されたコンピュータからのアクセスをさせる仕組み。目次 OSが提供するファイル共有は、その基盤となる通信規約(network protocol)によって性能などが異なる。トランスポート層のTCP、ネットワーク層のIPなどのインタネットプロトコルや、データリンク層のethernetを利用している場合には、オペレーティングシステムの負荷を低くすることができる。基本的に、ファイルシステムの一部であり、ローカルファイルと同じように共有ファイルを操作できる(透過性がある)。注意点は、重要なものからあげると、次の通り。 Windowsのファイル共有は、SMBプロトコル(あるいはそれを拡張したCIFS)がサービスを提供する。SMBによるファイル共有は、Windowsに先立つMS-Networks Classic Mac OSおよびMac OS Xのファイル共有は、AFPプロトコル(AFS)がサービスを提供する。OS X Yosemite以降では独自実装のSMB3を標準としている[1]。 UNIXおよびUnix系OSのファイル共有は、NFSがサービスを提供していた。しかし、NFSはセキュリティ対策が弱いという指摘がある。
1 OSによるファイル共有
1.1 Windows
1.2 Mac OS
1.3 UNIX
2 アプリケーションによるファイル共有
2.1 不特定多数
2.2 グループウェア
3 オンラインストレージによるファイル共有
3.1 一般的なオンラインストレージ
3.2 アプライアンス型オンラインストレージ
4 脚注
5 関連項目
OSによるファイル共有
アクセス中にサーバコンピュータがオフラインになったり、ネットワークが切断される可能性がある。これが、ファイル共有の一番の問題である。特に、同じファイルへの接続が増加すると、接続は切れないが極端に遅くなることがある。
他のコンピュータが排他モード
ファイル名がクライアントコンピュータではファイル名として認められない文字列だった場合、アクセスできないことがある。これは、ローカルのハードディスクでも、別のOS、別のアプリが作成したファイル名は利用できないことがあるため、ファイル共有固有の問題ではない。
データ転送速度はローカルのハードディスクアクセスより遅い。ただし、Netwareなどではディスクのヘッドを並列に動かす技術により読み書きを高速化し、場合によってはローカルのハードディスクよりも速く感じることができるようなサービスを提供していた。
Windows
Mac OS
UNIX
アプリケーションによるファイル共有詳細は「ファイル共有ソフト」を参照