ファイルフォーマット
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「ファイルタイプ」はこの項目へ転送されています。Mac OS 9以前に用いられたファイルのメタ情報については「Finder」をご覧ください。

「ファイル形式」や「ファイルタイプ」はこの項目へ転送されています。文具のファイルの種類については「ファイル (文具)」をご覧ください。

ウィキペディアにおける記事で使うファイルの形式については、「Help:画像などのファイルのアップロードと利用#アップロード可能なファイル形式」をご覧ください。

ファイルフォーマット(: file format、ファイル形式)は情報をファイルへ収納する形式である[1]
概要

コンピュータにおいてメディア文書音声画像動画)やプログラムファイルとして保存される。統一された順序・構造でこれらの情報がファイルとして保存されていれば、OSアプリケーションは一貫した方法でファイルにアクセスし情報を利用できる。これを可能にする、ファイルへの情報格納規格がファイルフォーマット(ファイル形式)である。

通常「ファイルフォーマット」と呼ばれるが、MS-DOSMicrosoft WindowsUNIXUnix系などのオペレーティングシステムにおけるファイルはストリーミングデータ(データストリーム)形式であり、正確には「各ファイルに格納されたデータのフォーマット」の事である。

通常ファイルに格納されたデータは、テキストまたはバイナリファイルなので、ファイルの内容だけからはそのファイルフォーマットを知ることが困難な場合がある。このため、ファイル名に拡張子をつけて識別したり、ネットワークでの転送時にはMIMEヘッダ(メディアタイプ)等をあわせて送ったり、といった方法が採られる。このようなメタデータを付与する方法はファイルの内容自体に影響を与えず、またファイルを開くことなく種別を判定できる、という利点がある。しかし、拡張子は簡単に、しかも自由に編集できるため、信頼性は極めて低い。またMIMEタイプはIANAによって正式に登録・標準化されていない独自の文字列をアプリケーションやシステムが勝手に付与することもありうる。そのため、多くのファイルフォーマットは、ファイルの先頭にマジックナンバーと呼ばれる、より確実にファイル形式を識別するための情報を付加する。

さまざまなアプリケーションで扱える標準的なフォーマットもあるが、オペレーティングシステムやアプリケーションによりそのデータ形式は様々である。特定のアプリケーションで扱えるデータ形式に変換するためのファイルコンバータを利用できることがある。
データの区切りの単位に注目した分類

bit(ビット)をデータの区切りの単位とするデータ。例:圧縮されたデータ

byte(バイト、1byte = 8bit)を単位とするデータ。例:各種アプリケーションのデータファイル

文字を単位とするデータ。例:テキストファイル

特定の文字に意味を持たせ構造化したデータ。例:CSVマークアップ言語(HTML、XMLなど)

テキストもバイナリの一種であるが、実際のビット列はエンコーディング時に採用する文字セットに左右される。テキストのデータストリームをデコードする際のヒントとして、ファイル先頭付近にバイト順マークや文字セット名を記載するフォーマットもある。

各種プログラミング言語ソースファイルも、構造化されたプレーンテキストファイルの一種である。
汎用性に注目した分類
標準化されたフォーマット
国際的な機関で制定されたフォーマット。ファイルフォーマットの例としては、JPEG、MPEGなどがある。標準化機関の例としては、
国際標準化機構 (ISO)、日本産業規格 (JIS)、World Wide Web Consortium (W3C) などがある。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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