ファイヤーレオン
ジャンル特撮テレビドラマ
原作ブシロード/海老名保
脚本関根清貴
監督森田空海、横尾初喜、田中桂司
出演者椎名鯛造
紗綾
三森すずこ
徳井青空
浦えりか 他
オープニング「ファイヤーレオンの歌」
歌:森嶋秀太
エンディング「CHALLENGERZ」
歌:BREAKERZ
放送
放送国・地域 日本
放送期間2013年4月6日 - 6月22日(第1期)
2013年10月5日 - 2014年1月4日(第2期)
放送時間土曜 22:00 - 22:30
回数全26[1]
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『ファイヤーレオン』は、2013年4月6日から2014年1月4日にかけて放送された日本の特撮テレビドラマ作品、および作中で主人公が変身するヒーローの名称。ブシロード制作。 アニメーションのプロデュース実績を持つブシロードが手掛ける、初の特撮テレビドラマ。自らの出自であるプロレスへの恩返しがしたかったご当地ヒーローの第一人者・海老名保と、アニメ以外のコンテンツを欲していたブシロードの会長(当時)・木谷高明の意見が合致し、わずか1年弱という短い期間で制作が決定した。制作発表は2013年3月18日にスパイラルホールで行われ、主役ヒーローのファイヤーレオンや主演の椎名鯛造をはじめ主要俳優陣やオープニングテーマ「ファイヤーレオンの歌」を歌う声優の森嶋秀太が登壇した[1][2]。 プロレスを題材とした変身ヒーローものであり、作中にはブシロードグループの新日本プロレスの所属レスラーや日本各地のご当地ヒーローが毎回ゲスト出演する。また、出演女優の三森すずこや徳井青空、ブシロードのスマートフォン向けプラットフォーム「ブシモ」にちなみ、それらが関わったテレビアニメ『ラブライブ!』などが背景や小道具として登場する。 オープニングの主要人物紹介は、ブシロードのトレーディングカードゲーム『全国ヒーロースラッシュバトル
概要
ロケーション撮影は武蔵野市界隈で行われており、地元の商店街などを舞台として主役ヒーローのファイヤーレオンと悪役のバイオレスラーによる格闘戦が描かれるが、周囲の一般人が逃げ回るなどの描写がほとんど存在しない。ご当地ヒーローがごく普通に存在する世界観であるため、多くの場合は普段と同じ状態のままほぼ無関心で通り過ぎていくか遠巻きで見物しているという、一般的な特撮テレビドラマとは異なる風景が描かれている。また、登場人物が脚本を取り出して物語の都合を口にすることがあったり、技の解説を映像の巻き戻し再生ではなく黒子を伴ってのわざとらしいスローモーション調で描くなど、メタフィクション要素も含まれている。
分割2クール構成となっており、2013年4月6日から同年6月22日まで第1期を放送した後、同年10月5日から2014年1月4日にかけて第2期が放送された[4]。 10年前、悪のプロレス組織「ジャード」に両親を連れ去られた剛藤タケルは、心身を鍛えプロレスラーを目指していた。一方、ジャードはプロレスラーと猛獣のDNAを掛け合わせたバイオレスラーや、それを用いた闇のプロレスカジノを作り上げていた。 しかし、ジャードの基地からバイオレスラー・ブルザックが脱走。買い物をしていたタケルと幼馴染の草柳ひいなが襲われるが、タケルは突如現れた赤い獅子のマスクを被り、正義のレスラー・ファイヤーレオンに変身すると、プロレス技を駆使してブルザックを打ち倒す。 プロレス界の未来を懸け、ファイヤーレオンとジャードの戦いが始まった。
ストーリー
登場人物
主人公とその仲間「吉祥寺ストロング道場」の撮影場所となった西調布格闘技アリーナ
剛藤 タケル(ごうどう タケル)
主人公の青年。20歳。小学6年生の時に起こったある事件で両親が行方不明となり、草柳研一に引き取られた。「世界最強のプロレスラー」を目指し、吉祥寺にある道場で日々精進している。性格は温和で優しく、情熱家かつ努力家だが、父の名が誤字で書かれたニセサイン色紙にコロリと騙されてしまう天然ボケの一面もある。突如現れる赤い獅子を象った「ソルジャーマスク」を装着することによりDNAが覚醒し、筋骨隆々の肉体となってファイヤーレオンに変身するが、マスクを装着している時間と比例して体力の消耗が増し、筋肉細胞が破壊されてしまうため、ハードなトレーニングを自分に課している。第1期では黄色に黒いラインの入ったジャージ。第2期では赤に黒いラインの入ったジャージを着用。
ファイヤーレオン
タケルが変身した、筋骨隆々の肉体を持つ正義の戦士。マスクを被った人間の潜在能力を数十倍に増加させるが、心技体が揃って初めて真価を発揮するため、プロレスラーとしての力量によって能力が変わる[2]。プロレスラー未満であるタケルの能力から、プロレスにおける大技であるシャイニング・ウィザードは2回仕掛けたが、いずれも失敗。各バイオレスラー対策として道場で習得した足4の字固めや腕挫十字固、サソリ固めといったプロレスでは基本となるサブミッションが必殺技となっている。