ファイト_(テレビドラマ)
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ファイト
ぐんま競馬場のモデル・旧高崎競馬場(2012年撮影)
ジャンルテレビドラマ
橋部敦子
出演者本仮屋ユイカ
緒形直人
酒井法子
佐藤仁美
三浦春馬
渡辺徹
井上順
三林京子
由紀さおり
児玉清
田村高廣
ナレーター柴田祐規子
テーマ曲作者榊原大
音楽榊原大・群馬交響楽団
時代設定1996年夏 - 2005年[1]
製作
製作総指揮鈴木圭(制作統括)
制作NHK放送センター

放送
音声形式解説放送(アナログ:モノラル音声多重放送、デジタル:ステレオ2)
放送国・地域 日本
放送期間2005年3月28日 - 10月1日
放送時間月曜 - 土曜 8:15 - 8:30(総合)
放送枠連続テレビ小説
放送分15分
回数162

番組年表
前作わかば
次作風のハルカ
特記事項:
撮影=16:9 HDTV
※アナログ総合、アナログBS2=4:3へのアップコンバート
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『ファイト』は、2005年3月28日から10月1日まで放送された、NHK連続テレビ小説の72作目である[2]
特徴

群馬県高崎市四万温泉ドラマの舞台に、一時は父の仕事上のトラブルで家族が離れ離れになり、自身も挫折や友人とのトラブルなどから精神的に傷つき不登校に陥った15歳のヒロイン・木戸優(本仮屋ユイカ)の物語。身を寄せた四万温泉の人々、厩舎の人々、そして運命の出会いの競走馬サイゴウジョンコに見守られ、家族の幸せを取り戻し、やがて大好きな馬を育て、人々を元気にする牧場経営に意欲を燃やすまでを描く。

ヒロインは1154人が応募したオーディションで決定し本仮屋が選ばれた。

「ヒロインの幼少期」を描いたのは回想シーンのみで、放送当時10代の女優が全話通じてヒロインを演じるのは史上初となった[3]

関東地区の2005年の平均視聴率は16.7%、最高視聴率は21.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯。以下略)[1]

2011年度下半期に放送された『カーネーション』で老年期になった主人公がこのドラマを視聴するシーンが引用されている。
ドラマの舞台
村上厩舎村上厩舎内の撮影が行われた東京都世田谷区の馬事公苑

村上厩舎(群馬県高崎市にある設定)はぐんま競馬場内にある厩舎。中学、高校に通う際に優が毎朝立ち寄っている。

ぐんま競馬場のモデルである高崎競馬場は2004年12月31日限りで廃止された(ドラマ内でも「ぐんま競馬場」は廃止される)。現実での廃止前の高崎競馬では厩舎は境町トレーニングセンター(現在の伊勢崎市)にあったため、高崎市には厩舎は存在しない。

村上厩舎のシーンの撮影は東京世田谷区馬事公苑で行われた。厩舎の建物はこのドラマの撮影のために特別に作られたオープンセットで、建物の壁は自在に外しが可能である。厩舎の休憩室(太郎の部屋)でのシーンはここで撮影されたものもある。環境変化に敏感な馬も厩舎のシーンで出演するので村上厩舎の馬房は、本物の厩舎に劣らない立派なものになっていた。撮影終了後は馬事公苑のイベントの時などに一般公開されていたが、ドラマのクランクアップ1周年が近づいた2006年8月に解体作業が始まり、9月中旬までに作業を完了した。
駒乃館

駒乃館(群馬県中之条町)は四万温泉にある老舗の旅館。琴子の実家である。優が風花女子高校に合格したお祝いに家族で宿泊する。木戸家が物語の中で一時、旅館の寮に暮らしていた。

館内のシーンはスタジオ撮影だが、旅館前のシーンは四万温泉に実在する旅館の前で撮影した。旅館の主人、駒田隆行役の児玉清は、太平洋戦争中に四万温泉に疎開、幼少期の一時期を過ごした経験がある。

2023年9月現在、群馬県が主な舞台になった唯一の作品である[4]
登場人物
木戸家とその関係者
木戸優(きど ゆう)
演 -
本仮屋ユイカ(幼少期:山口愛〈回想のみ〉)ヒロイン。馬などの様々な動物と心を通わせることができる。父親の会社倒産、一家離散、不登校などを乗り越え大きく成長していく。中学時代はソフトボール部に所属していた。
木戸啓太(きど けいた)
演 - 緒形直人優の父。「木戸バネ製作所」の2代目社長で根っからの職人。上部のすり替え偽装を発端とした会社の破産、一家離散、さらには交通事故による手の不随危機など数多くの不幸に遭遇する。
木戸亜沙子(きど あさこ)
演 - 酒井法子優の母。旧姓・高倉。20歳の時に優を出産したため、しばしば優の姉と間違えられる。
木戸檀(きど だん)
演 - 田中冴樹八木俊彦(13歳時、最終回のみ)優の長弟。初登場時、4歳。無邪気で明るく、悲惨な出来事の続く木戸家の数少ない希望となる。隆行を慕っている。
木戸希(きど のぞみ)
演 - 田中冴樹(5歳時、木戸檀と二役、最終回のみ)優の次弟。劇中で誕生した。
高倉佳代(たかくら かよ)
演 - 三林京子木戸3姉弟の祖母で、亜沙子の母。一人暮らしだがしばしば木戸家を訪れて面倒を見る。村上厩舎で義高に一目ぼれする。
村上厩舎
村上義高(むらかみ よしたか)
演 -
田村高廣「村上厩舎」のベテラン調教師。寡黙だが含蓄のある台詞をよく口にする。厩務員となった優に時には厳しく、時には暖かく指導を行う。和太鼓の演奏が特技である。
品川太郎(しながわ たろう)
演 - 瀬川亮「村上厩舎」の厩務員で、義高の弟子。馬に対する思いは人一倍強いが、人に対しては素直に表せずついついぶっきらぼうな対応をしてしまうことも。馬主となった琴子と恋仲になるが、後に破局する。
サイゴウジョンコ
演 - ダンスアワルツ芦毛の競走馬で、もう1人(1頭?)の主人公的存在。気難しく人にほとんどなつかなかったが、太郎が気づかなかった病気を察した優に救われてから、優とは互いに心を開く。高崎競馬場で好成績を残す名馬となるが、ケガが元で引退。処分の危機に遭いながらも、最終的には優の開いた「ジョンコぼくじょう」で余生を送る。
西郷吾一(さいごう ごいち)
演 - 藤村俊二ジョンコの初代馬主。私生活には謎が多く、掴み所の無い飄々とした性格。一時破産してジョンコを今岡に託すが、後に買い戻す。
西郷珠子(さいごう たまこ)
演 - 草村礼子西郷の5人目の妻で、ミサエの継母。
西郷ミサエ(さいごう - )
演 - 藤森夕子西郷の娘。
今岡篤(いまおか あつし)
演 - 井上順ジョンコの2代目馬主。金儲けのことしか頭になく、ジョンコをレースに出場させた結果ケガをさせてしまい、西郷にジョンコを返す。
金井和也(かない かずや)
演 - 小川隆市ジョンコの担当獣医。
ジョンコの騎手
演 - 武豊本人出演
四万温泉
駒田家
駒田隆行(こまだ たかゆき)
演 -
児玉清「駒田旅館」の主人。戦時中だった若いころに東京から四万に疎開したことをきっかけに、前主人の婿養子となって後を継いだ。穏やかな性格で、絹子とおしどり夫婦である。演じた児玉清も同様に四万へ疎開した経験を持つ。
駒田絹子(こまだ きぬこ)
演 - 由紀さおり「駒田旅館」の女将。隆行の妻。歌が得意で、しばしば旅館内でリサイタルを開いている。若いころからの夢だった音大入学を告白して家族を驚かせるが、隆行に後押しされて上京。卒業後は再び旅館での仕事を再開する。
駒田琴子(こまだ ことこ)
演 - 川原亜矢子隆行と絹子の娘。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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