ファイアー・アンド・レイン
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「ファイアー・アンド・レイン」
ジェームズ・テイラーシングル
初出アルバム『スウィート・ベイビー・ジェイムス
B面天国のように
リリース1970年8月[1]
規格7インチ・シングル
録音ロサンゼルス、サンセット・サウンド(1969年12月)
ジャンルフォークロック
時間3分23秒
レーベルワーナー・ブラザース・レコード
作詞・作曲ジェームズ・テイラー
プロデュースピーター・アッシャー
チャート最高順位


第3位(Billboard Hot 100

第7位(Billboard Easy Listening)

第2位(カナダ RPM

第42位(全英シングルチャート

ジェームズ・テイラー シングル 年表

スウィート・ベイビー・ジェイムス
(1970年5月)ファイアー・アンド・レイン
(1970年8月)思い出のキャロライナ
(再発)
(1970年10月)

ミュージックビデオ
「Fire and Rain」 - YouTube


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「ファイアー・アンド・レイン」(Fire and Rain)は、ジェームズ・テイラー1970年に発表した楽曲。テイラーの代表作の一つ。

ローリング・ストーンの選ぶオールタイム・グレイテスト・ソング500(2010年版)では227位にランクされている[2]
概要

1968年、テイラーがファースト・アルバム『James Taylor』の録音をロンドンで行っていたとき、子供の頃の友人だったスザンヌ・シュナー(Suzanne Schnerr)が自殺する[3]。テイラーが契約を結んだ会社は何といってもアップル・レコードであり、彼の成功を望んだ故郷の友人らはそのことをテイラーに長い間知らせなかった。彼がスザンヌの死を知ったのは6か月後のことだった。

友人の自殺、テイラーがダニー・コーチマーらと組んだバンド、ザ・フライング・マシーンの崩壊とそれに伴う抑うつ、自身の麻薬中毒などが歌詞に反映されている(例.Sweet dreams and Flying Machines in pieces on the ground.)[4]

1969年10月、テイラーはワーナー・ブラザース・レコードと契約[5]。同年12月、ロサンゼルスのサンセット・サウンドでセカンド・アルバムのためのレコーディングを行った。ドラムズはラス・カンケル。ピアノはキャロル・キング。ダブル・ベースはボビー・ウェスト。

1970年2月発売の『スウィート・ベイビー・ジェイムス[6]に収録された。同年8月にシングルカットされ[1]、10月31日から11月14日にかけて3週連続でビルボード・Hot 100の3位を記録した[7][8][9]。ビルボード・イージーリスニング・チャートで7位を記録し、1970年の年間チャートで67位を記録した。カナダでは2位を記録した。

キャロル・キングは、「君の友だち」は本作品で繰り返される「I've seen lonely times when I could not find a friend.」に対する返歌だと証言している[10]

1970年10月16日にバンクーバーで行ったチャリティ・コンサートでのライブ音源が2009年11月発売の『アムチトカ』に収められた。また、2007年11月にキャロル・キングとロサンゼルスで行ったコンサートのライブ音源が2010年5月発売の『Live at the Troubadour』に収められた。
カバー・バージョン

アーティスト名レコード
1970年
ブラッド・スウェット・アンド・ティアーズ『Blood, Sweat & Tears 3』
1970年ジョニー・リバーズ&フレンズシングル
1970年ジョージィ・フェイムシングル
1970年アン・マレー『Honey, Wheat and Laughter』
1970年ブーツ・ランドルフ『Boots with Brass』
1971年ジョン・デンバー『Poems, Prayers & Promises』
1971年サミー・スミス『Lonesome』
1971年スキータ・デイヴィス『Love Takes a Lot of My Time』
1971年シェール『Cher』
1971年ボビー・ウーマック『Communication』
1971年グラディス・ナイト&ザ・ピップス『Standing Ovation』
1971年アイズレー・ブラザーズ『Givin' It Back』
1971年リック・ウェイクマンPiano Vibrations
1971年クリス・コナー『Sketches』
1971年イーディ・ゴーメ『It Was a Good Time』[11]
1972年アニタ・ブライアント『Naturally』
1973年ルー・ロウルズ『A Man of Value』
1974年クリフ・リチャード『Help It Along』
1974年ナナ・ムスクーリ『Nana's Book of Songs』
1976年アル・ジャロウ『Glow』
1987年ボビー・ダーリン『Live at the Desert Inn』(録音は1971年)
1991年バッドランズ『Voodoo Highway』
1997年ミー・ファースト・アンド・ザ・ギミー・ギミーズ『Have a Ball』
2004年畠山美由紀『LIVE AT GLORIA CHAPEL -The Great American Songbook-』

脚注^ a b45cat - James Taylor - Fire And Rain / Anywhere Like Heaven - Warner Bros. - USA - 7423
^ “500 Greatest Songs of All Time: 227: James Taylor, 'Fire and Rain'”. Wenner Media, LLC. 2018年2月7日閲覧。
^ Timothy White, and Mitchell Glazer. Long Ago and Far Away: James Taylor ? His Life and Music. New York: Omnibus Press, 5th edition 2011, p. 141.
^Fire and Rain by James Taylor Songfacts
^ Timothy White, and Mitchell Glazer. Long Ago and Far Away: James Taylor ? His Life and Music. New York: Omnibus Press, 5th edition 2011, p. 144?145, 147.


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