ファイアーエムブレム_暗黒竜と光の剣
[Wikipedia|▼Menu]
.mw-parser-output .hatnote{margin:0.5em 0;padding:3px 2em;background-color:transparent;border-bottom:1px solid #a2a9b1;font-size:90%}

この項目では、『ファイアーエムブレム』第1作目について説明しています。

第1作目リメイク+新作の2部作であるSFCソフト・第3作目については「ファイアーエムブレム 紋章の謎」をご覧ください。

DSソフト・リニューアル・リメイクである第11作目については「ファイアーエムブレム 新・暗黒竜と光の剣」をご覧ください。

ファイアーエムブレム 暗黒竜と光の剣ジャンルシミュレーションRPG
対応機種ファミリーコンピュータ
Wii
ニンテンドー3DS
Wii U
Nintendo Switch[注釈 1]
開発元任天堂開発第一部
インテリジェントシステムズ
発売元任天堂
プロデューサー横井軍平
ディレクター寺崎啓祐
デザイナー加賀昭三
シナリオ加賀昭三
プログラマーたにまさはる
いまにしまさゆき
吉田康二
ふくらけい
音楽技術指導:田中宏和[1]
作曲:馬場由佳[1]
美術大澤徹
大西直孝
町田敏
村松敏孝
シリーズファイアーエムブレムシリーズ
人数1人
メディア3メガビット+64キロRAM
ロムカセット[2]
発売日FC
199004201990年4月20日
Wii
2009年10月20日
3DS
2012年8月1日
Wii U
2014年6月4日
Switch
2019年3月13日[注釈 1]
2020年12月4日
対象年齢CERO:A(全年齢対象)
ESRBE(6歳以上)
PEGI:7
USK:6(6歳未満提供禁止)
ACB:G
売上本数32万9787本[3]
その他型式:HVC-VX
テンプレートを表示

『ファイアーエムブレム 暗黒竜と光の剣』(ファイアーエムブレム あんこくりゅうとひかりのけん[注釈 2])は、1990年4月20日ファミリーコンピュータ用ソフトとして任天堂から発売されたシミュレーションロールプレイングゲームシリーズであるファイアーエムブレムシリーズ第一作目である。

なお、本項では必要に応じて『暗黒竜と光の剣』『新・暗黒竜と光の剣』をそれぞれ『暗黒竜』『新・暗黒竜』と略記する。
概要

シリーズの第一作にして、シリーズ全ての基礎を築いた作品。他にもSLGRPGの先駆であると共に、キャラゲーとしてメディアミックス展開を広げた先駆でもある[4]

これまでの戦略シミュレーションゲームではユニット(個々の部隊や兵士)は単なる駒にすぎなかったが、味方と一部敵で顔が表示されるなどキャラクター性を高めた。また、キャラクターが戦いで死亡すると原則として生き返らない[注釈 3]シビアなゲームシステムや重厚なファンタジーシナリオが話題を呼んだ。発売当初はソフトの値崩れが激しく不評であったが、発売半年後に一部のライターが好意的に取り入れたり、遊んだゲームプレイヤーの口コミでファン層を増やした作品でもある[5]

本作品が発売された当時は、ゲーム画面を一切出さず「ファイアーエムブレムのテーマ」にのせて、中世騎士の格好をした一団が唱和するという、一風変わったTVCMが放送された[6]。同様の趣向は『ファミコンウォーズ』や『ゼルダの伝説 神々のトライフォース』などでもみられた。

『暗黒竜』のソフトに同梱されたアンケートハガキを任天堂に送ると、『小学館 任天堂公式ガイドブック ファイアーエムブレム百科』か『任天堂オリジナルマリオトランプ』の2択で賞品が当たる懸賞があった。

本作は日本のみで発売されていたが、2020年12月4日に、新規にローカライズされた日本国外版『Fire Emblem: Shadow Dragon & the Blade of Light』がNintendo Switch用ソフトとして初めて発売された[7]。日本版にない要素として、ユニットの移動速度を速める機能や任意箇所でのセーブ機能などが追加されている[8]
ゲーム内容詳細は「ファイアーエムブレム」を参照

本作で既にファイアーエムブレムシリーズの骨子となるシステムは完成しており、後の作品でも概ねこの作品に倣っている。
後のシリーズに継承されていない要素
計算関連
戦闘による計算式の変更
[6]
本作では攻速(速さ?武器の重さ)が1以上上回っていれば追撃(再攻撃)ができる。以降の作品では3-5上回っていないと追撃できなくなった。(本作では後のシリーズでいう「追撃」という用語は使われておらず、「再攻撃」と呼ばれている。)システムが『暗黒竜』を元にした『紋章の謎』では、いくつか加算されている程度である。
ユニット関連
敵に止めを刺せなかった場合の経験値が敵にダメージを与えたポイント数による入り方
[9]
これによって攻撃力の高いユニット、高LVユニット、上級職ユニットでも経験値の入り方が大きい半面、攻撃力の低いユニットには経験値の入り方が少ないため、以降の作品ではどのユニットでも一律に入り、高LVユニットや上級職ユニットには経験値の入り方に制限が加えられている。
僧侶系のユニットは杖を使うことでは経験値を得られず、敵から攻撃されることでその敵を倒した際と同等の経験値を得ること[6]
このシステムは、遊び慣れていない人には育成が非常に困難、慣れた人には仲間にしたマップでLV20まで育成ができるという大きな差があるため、以後使われていない[注釈 4]


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:162 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef