ピープル
People
ジャンル有名人に関するヒューマンインタレスト記事、ニュース
刊行頻度週刊
発売国 アメリカ合衆国
言語英語
出版社メレディス
編集長Dan Wakeford[1]
ISSN0093-7673
『ピープル』(People)は、 アメリカ合衆国の週刊誌で、有名人に関するニュース、ヒューマンインタレスト記事、ゴシップなどを専門に扱っている。メレディス・コーポレーションが発行している[3]。
2009年には4660万人の読者を獲得し、アメリカの雑誌の中で最大の読者数を誇っていたが、2018年には読者数が3590万人に激減し、2位に転落した[4][5]。2011年の広告収入は99億7千万ドルで、アメリカの雑誌の中での最高を記録した[6]。年間の発行部数は375万部で、見込みの収益は15億ドルを超えていた[7]。
2005年10月には、編集、発行部数、広告の優秀性が評価され、『アドバタイジング・エイジ(英語版)』誌の「マガジン・オブ・ザ・イヤー」に選ばれた[8]。2006年10月には、『アドバタイジング・エイジ』誌の年間「A-list」で6位、『アドウィーク(英語版)』誌の「Brand Blazers」で3位にランクされた。
『ピープル』のウェブサイトPeople.comでは、有名人のニュースやヒューマンインタレスト記事を中心に取り上げている[8]。2015年2月には、同ウェブサイトのユニークビジター数が7,200万人という新記録を更新した[9]。
『ピープル』は、「世界で最も美しい人物」(World's Most Beautiful)、「ベスト&ワーストドレッサー」(Best & Worst Dressed)、「最もセクシーな男」(Sexiest Man Alive)などのランキングを発表していることでも知られている。
雑誌の編集本部はニューヨークにあり、ロサンゼルスとロンドンに支局がある。経済的な理由から、2006年にオースティン、マイアミ、シカゴの支局を閉鎖した[7][8]。 『ピープル』のコンセプトは、当時のタイム社の最高経営責任者であり、週刊誌『ライフ』誌の元発行人のアンドリュー・ハイスケル
歴史
ストーリー編集長は、この雑誌を「ニュースの原因となっている人々、ニュースに巻き込まれている人々、あるいはニュースに巻き込まれるに値する人々の元に回帰する。我々の焦点は、事件ではなく人物にある。」と特徴づけた[10]。人物に焦点を当てた雑誌であり続けようとする、このストーリーのほとんど宗教的な決意が、『ピープル』の初期の急速な成功に大きく貢献した。毎週雑誌を出すために、創刊時のスタッフは、毎週2?3日はオフィスの床で寝泊まりし、必要のない外部の仕事を厳しく制限した。1974年3月4日に発刊された創刊号では、当時映画『華麗なるギャツビー』に主演していた女優のミア・ファローが表紙を飾った。この号では、グロリア・ヴァンダービルト、アレクサンドル・ソルジェニーツィンや、ベトナム戦争で戦闘中に行方不明になったアメリカ兵の妻たちについての記事も掲載されていた[7]。この雑誌は、表紙を除いてモノクロで印刷されていた。当初の表紙価格は35セント(2019年の物価換算で1.81ドル)だった。
創刊時の小さな編集チームには、その13か月前に休刊した『ライフ』誌の編集者、記者、写真家、写真編集者が含まれていた。編集チームには、編集長のストーリーのほか、上級編集者としてハル・ウィンゴ(ESPNアンカーのトレイ・ウィンゴ(英語版)の父)、サム・アンジェロフ(後の『Us(英語版)』誌創刊時の編集長)、ロバート・エメット・ジーナ(後の映画プロデューサー)、記者としてジェームズ・ワターズ(演劇評論家)とロナルド・B・スコット(英語版)(後に大統領候補ミット・ロムニーの伝記作家)、『タイム』誌の元上級編集者リチャード・バーグハイム、写真編集長に『ライフ』誌の写真家だったジョン・ローエンガード(英語版)、デザイン・アーティストとしてバーナード・ウェーバーなどがいた。また、伝説の写真家アルフレッド・アイゼンスタットやジョン・ミリなど、多くの著名な『ライフ』誌の写真家が本誌に貢献している[11]。
1996年、タイム社はスペイン語版の『ピープル・エン・エスパニョール(英語版)』(People en Espanol)を創刊した。当初は英語版の記事の翻訳が大半だったが、次第にスペイン語版独自の記事が多くなっていった。
2002年、有名人のスタイル、ファッションなどに焦点を当てた『ピープル・スタイルウォッチ』(People Stylewatch)を創刊した。