ピーナッツ
監督内村光良
脚本内村光良、益子昌一
製作柵木秀夫、長澤一史、亀山慶二
安永義郎、工藤浩之、白内寿一
出演者内村光良
三村マサカズ
大竹一樹
ゴルゴ松本
レッド吉田
ふかわりょう
音楽ロケットマン、梅堀淳
主題歌NO PLAN 『君の中の少年』
撮影谷川創平
編集田口拓也
製作会社「ピーナッツ製作委員会」
配給コムストック
『ピーナッツ』(Peanuts)は、2006年1月28日公開の日本映画。内村光良(ウッチャンナンチャン)の初映画監督作品で、草野球を題材にしたコメディ作品。 脚本・監督・主演の3役を内村光良が務めた。内村自身がかねてから「究極の目標」と語っていた映画監督に初めて挑んだ本作は、2004年夏頃に自ら書き下ろした脚本を映画関係者に見せたところ、話がとんとん拍子に進み製作に至ったという。 出演者にテレビ朝日系列のバラエティ番組『内村プロデュース』で共演しているさまぁ?ず、TIM、ふかわりょうらを起用。同番組の裏側の模様をセミ・ドキュメンタリーとして映像に収めていたことが本作のきっかけとなった。また、彼らの普段の会話の中から映画の題材である野球の発想も生まれており、本作は「『内P』の卒業制作」「メモリアル映画」とも位置づけられる。 タイトル『ピーナッツ』の由来について、内村は「(脚本の)第一稿を書いた時は千葉が舞台だったので、千葉の名産品ということで付けた。あと隠語で『はした金』、落花生の花言葉では『仲良し』の意味もある」と答えている。 プロデューサーに『世界の中心で、愛をさけぶ』や『いま、会いにゆきます』を手掛けた春名慶
概要
劇中の草野球チーム「ピーナッツ」の白と黄色を基調としたユニフォームは、内村監督自身思い入れがあるというアメリカ映画『がんばれ!ベアーズ』(1976年)を模したものであり、劇中の台詞に同作に出演したテータム・オニールの名が登場するなど、各所に同作へのオマージュが込められている。また、本作後半に登場する野球の試合のシーンは、主要キャスト陣のほとんどが野球経験者(特にTIMの2人は甲子園出場経験がある)ということもあり、スタントマンやCG合成などの技術は一切使わず、すべてキャスト本人たちが実際に演じている。
公開直前には内村監督以下出演者陣が、テレビ・雑誌等のメディアに多数登場し宣伝を行った。この中で内村と対談も行った高須光聖は、その後自身の出演するラジオ番組の中で、「誰も傷つかない、ウッチャンらしい映画」と評している。 かつての名門草野球チーム「ピーナッツ」において伝説の三塁手と呼ばれた主人公・秋吉光一は、ふとした事から今や弱小チームと化してしまったピーナッツの建て直しに取り掛かる。キャプテン・相良たちの住む街の再開発の是非を懸けて、ピーナッツは強豪チームと戦うことになるが・・・。 平均年齢35歳のおじさんになった元野球小僧たちが、人生に悩みつつも前を向いて生きていく勇気を取り戻していく姿をコミカルに描いた青春群像劇。
あらすじ
沿革
2005年
4月22日 本読み(DVD『裏ピーナッツ』より)。
5月2日 クランクイン。撮影期間は1ヶ月の予定で、神奈川県横浜市・山梨県富士吉田市などでロケーションを敢行。
5月12日より同年5月30日 - 6月1日のエキストラ募集(マセキ芸能社公式サイト・ウッチャンナンチャンページ等にて)。
6月3日・6日のエキストラを急遽募集。
6月6日 予定から3日遅れてクランクアップ。
6月7日 『内村プロデュース』公式サイトにクランクアップの記載が出る。
6月11日 東京全日空ホテル(東京・赤坂)にてクランクアップ会見を行う(会見出席者:内村、さまぁ?ず、TIM、ふかわりょう、佐藤めぐみ)。
ラジオ『ウンナンタイム』にてリスナーの投稿から撮影風景を語られる。
6月11日 打ち上げ(『裏ピーナッツ』より)。
7月23日 『ウンナンタイム』にて編集完了、音付けに進んだ事を語る。
9月24日 『ウンナンタイム』にてアフレコ完了を報告。
番組内で、このアフレコは技術的原因のものではなく、演技を補うものであると語る。
音楽をふかわりょうが担当している事を発表、意外な出来栄えの良さに「そっちの道へ進みなさい」と勧める。
10月9日 ダビング作業完了。
10月20日 公式サイトが仮開設。
10月21日 公式サイトに特別鑑賞券発売情報掲載。
10月23日 『内村プロジェクト』番組内で25組50名に特典付のチケットをプレゼント。