ピーター・パン_(アニメ映画)
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ピーター・パン
Peter Pan

監督ウィルフレッド・ジャクソン
ハミルトン・ラスク
クライド・ジェロニミ
脚本テッド・シアーズ
アードマン・ペナー
ビル・ピート
ウィンストン・ヒブラー
ジョー・リナルディ
ミルト・バンタ
ラルフ・ライト
ウィリアム・コトレル
製作ウォルト・ディズニー
ロイ・O・ディズニー
出演者下記参照
音楽オリバー・ウォレス
撮影ボブ・ブロートン
編集ドナルド・ハリデイ
製作会社ウォルト・ディズニー・プロダクション
配給RKO
公開 1953年2月5日
1955年3月22日
上映時間77分
製作国 アメリカ合衆国
言語英語
製作費$4,000,000[1]
興行収入 $87,404,651[1]
前作ふしぎの国のアリス
次作ピーター・パン2 ネバーランドの秘密(ピーター・パンシリーズ)
わんわん物語(ディズニー・クラシックス全般)
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『ピーター・パン』(Peter Pan)は、1953年2月5日アメリカ合衆国で公開されたディズニーの長編アニメーション作品である。日本での公開は1955年、日本語版による初公開は1963年1984年には新吹き込みによる新しい日本語版で公開された。
概要

原作はジェームス・マシュー・バリーの戯曲『大人になりたくないピーターパン』[2]。それをウォルト・ディズニー1939年にアニメ化の権利を入手しフランク・チャーチルらとともに制作を開始したが、第二次世界大戦の影響で1949年まで棚上げとなった。製作が再開されたのは1950年で『ふしぎの国のアリス』と並行する形でスタートした。制作にあたりウォルトは原作ではピーター・パンに子供じみた、フック船長に紳士的な描写があったが、それに対し本作ではパンの性格が勇気ある一本気な青年に変更され欠点がほとんどなく(ただし、女の子にもてる事を少々鼻にかけている)、逆にフックは紳士的な一面が取り払われて阿呆で間抜けな男に貶められて描かれ、原作者バリーの込めた含みや皮肉といった隠し味が削除されている[注釈 1]。また、フック船長がワニに食い殺されるシーンも無い[注釈 2]

真っ赤な肌をした粗暴なインディアンの描写[注釈 3]や、女の子であるウェンディをのけ者にするマイケルやジョン、女=母しか認めない女性観など、人種差別性差別の論点から批判も多い。

フックの鉤爪は原作では右手であるが、本作では左手とされ、以後このディズニー版に倣って左手が鉤とした舞台や映画が増える事になった。

3年の歳月と400万$(14億4000万円)の費用を賭け、絵の数は200万枚、背景画は934枚。1953年にウォルト・ディズニー・プロダクション創立30周年記念作品として公開された。

尚、本作をもって交通事故で急死したフレッド・ムーア、及び退職したノーム・ファーガソンメアリー・ブレア。系列会社に異動となったジョン・ヘンチ。そしてナイン・オールドメンが全員集った最後の作品となった。本作と同年4月18日に公開された『ミッキーの魚釣り』をもって会社は1つの時代を終わらせた。
ストーリー.mw-parser-output .ambox{border:1px solid #a2a9b1;border-left:10px solid #36c;background-color:#fbfbfb;box-sizing:border-box}.mw-parser-output .ambox+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+link+.ambox{margin-top:-1px}html body.mediawiki .mw-parser-output .ambox.mbox-small-left{margin:4px 1em 4px 0;overflow:hidden;width:238px;border-collapse:collapse;font-size:88%;line-height:1.25em}.mw-parser-output .ambox-speedy{border-left:10px solid #b32424;background-color:#fee7e6}.mw-parser-output .ambox-delete{border-left:10px solid #b32424}.mw-parser-output .ambox-content{border-left:10px solid #f28500}.mw-parser-output .ambox-style{border-left:10px solid #fc3}.mw-parser-output .ambox-move{border-left:10px solid #9932cc}.mw-parser-output .ambox-protection{border-left:10px solid #a2a9b1}.mw-parser-output .ambox .mbox-text{border:none;padding:0.25em 0.5em;width:100%;font-size:90%}.mw-parser-output .ambox .mbox-image{border:none;padding:2px 0 2px 0.5em;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-imageright{border:none;padding:2px 0.5em 2px 0;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-empty-cell{border:none;padding:0;width:1px}.mw-parser-output .ambox .mbox-image-div{width:52px}html.client-js body.skin-minerva .mw-parser-output .mbox-text-span{margin-left:23px!important}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .ambox{margin:0 10%}}

この節の加筆が望まれています。

ロンドンに住むダーリング家の長女・ウェンディと弟のジョンとマイケルは、ピーターパンが本当に存在すると信じ憧れていた。しかし父親のダーリング氏は「ピーターパンごっこ」のために悪戯をするジョンたちを叱り、ウェンディがありもしない話を聞かせていると思い込んで翌日から一人部屋で過ごすように言い渡す。その夜、ダーリング夫妻がパーティーへ出かけた後、ピーターパンが自分の影を探すために家に忍び込む。ウェンディに影を縫い付けてもらったピーターは、彼女が翌日から一人部屋に行くことを知り、彼女をネバーランドに連れていって迷子(ロストボーイ、ピーターの子分たち)のママになってもらうと言い出す。ウェンディの提案でジョンとマイケルも一緒にネバーランドに行くことになり、3人はティンカー・ベル(ティンク)の粉の力で空を飛び、ピーターとともに右から2番目の星にあるネバーランドへ出発した。

しかし、ネバーランドに到着してすぐにピーターの宿敵・フック船長率いる海賊の砲撃を受ける。ピーターからウェンディらを隠れ家に避難させるよう指示されたティンクは、ウェンディへの嫉妬から、ロストボーイたちを唆して彼女を撃ち落とそうとする。命令に背いたティンクに激怒したピーターは、ティンクに永久追放を宣告した(その後ウェンディの頼みで1週間に短縮している)。

その後、ジョンとマイケルはロストボーイたちとともにインディアン狩り[注釈 4]に出かけ、ウェンディはピーターと共に人魚に会いに行くが、そこで酋長の娘・タイガーリリーを誘拐したフック船長らを見かける。フック船長はタイガーリリーを脅してピーターの隠れ家を突き止めようとしていたのだった。ピーターはフック船長の声真似でタイガーリリーを救出しようとするもフック船長に見つかってしまい、激しい戦闘になる。が、そこにフック船長の切り落とされた左手を食べたワニが現れ、フック船長を食べようとする。フック船長は部下であるミスター・スミーと共に、ワニに追い回されながら逃げていった。

誘拐されたタイガーリリーを救出したピーターはインディアンの酋長から酋長の一人に任命され、フライング・イーグルと名乗ることを許される。ピーターやジョン、マイケル、そしてロストボーイたちは踊り回って宴会を楽しむが、女性であることを理由に薪運びを命じられたウェンディは、怒りや落胆とともに一足先に隠れ家に帰り、ネバーランドから家に帰る決心をする。


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