ピーター・トムソン Peter Thomson
基本情報
名前ピーター・トムソン
生年月日 (1929-08-23) 1929年8月23日
没年月日 (2018-06-20) 2018年6月20日(88歳没)
国籍 オーストラリア
出身地 オーストラリア・ブランズウィック
ピーター・トムソン(Peter William Thomson AO CBE、1929年8月23日 - 2018年6月20日)は、オーストラリアのプロゴルファー。全英オープン選手権を5度制覇したことで知られる。 トムソンはオーストラリアのブランズウィック
人物
8年間にセント・アンドルーズで開催された大会に3勝、2位が1回という成績で、「セント・アンドルーズのスペシャリスト」の異名を得た[2]。ヘンリー・コットンから伝授された「1番ホールが大事。1番ホールのドライバーショットは左に打って、18番ホールのフェアウェイにボールを置き、第2打はそこからグリーンをワイドに狙え」という攻略法を忠実に守ったという[1]。セント・アンドルーズの1勝目は1954年9月のブリティッシュPGAマッチプレイ選手権であり、「私のイメージしていた通りのコース。とても穏やかで快適。まるで天国にいるような心持ち」とコメント[2]。10ヶ月後のセント・アンドルーズ開催の全英オープンでは、風と高速グリーンに苦しめられ、最終日の14番ホール(パー5)で2つのバンカーに捕まり、5オン2パットの7でスコアを崩したが、15番ホールで約5mのバーディパットを決めて単独首位復帰、最終的には2位に2打差でセント・アンドルーズ2勝目を挙げ、「14番の7はミスだ。しかし、そこから弱気にならず、かつ、用心深く帰ってくることができた」とコメント[3]。1957年のセント・アンドルーズ開催の第86回全英オープンはボビー・ロックに次ぐ2位となり、「優勝者と2位との差は、メンタルな差以外なにもない」とコメント[3]。1962年、欧州ツアーのマーティニ・インターナショナルでセント・アンドルーズ3勝目を挙げた[3]。
1995年に開設されたセント・アンドルーズ唯一の非リンクスコースであるザ・デュークスコースは、トムソンの設計によるものである[3]。
2018年6月20日、パーキンソン病で死去[4]。享年88であった。
主なプロ優勝歴
PGAツアー
1954年:全英オープン
1955年:全英オープン
1956年:テキサス・インターナショナル・オープン、全英オープン
1958年:全英オープン
1965年:全英オープン
オーストラレーシア優勝 (34)
1947 Australian Foursomes Shield (with H.R. Payne)
1948 Victoria Amateur Championship
1950 ニュージーランド・オープン
1951 オーストラリアン・オープン, ニュージーランド・オープン
1952 ビクトリアPGA, Mobilco Tournament
1953 ニュージーランド・オープン, ニュージーランドPGA, ビクトリアPGA
1954 Ampol Tournament
1955 ニュージーランド・オープン, Pelaco Tournament, Speedo Tournament
1956 Pelaco Tournament
1958 ビクトリア・オープン, Pelaco Tournament
1959 ニュージーランド・オープン, Pelaco Tournament, Cole 3,000 Tournament