この項目では、小説家について説明しています。シャーロック・ホームズシリーズの短編の登場人物については「ブラック・ピーター」をご覧ください。
ピーター・ケアリー
Peter Carey
誕生Peter Philip Carey
ピーター・フィリップ・ケアリー
(1943-05-07) 1943年5月7日(81歳)
オーストラリア、ビクトリア州Bacchus Marsh
ピーター・ケアリー(Peter Carey、1943年5月7日 - )は、オーストラリアの小説家。 ビクトリア州バッカスマーシュ(Bacchus Marsh
略歴
ブッカー賞を2度受賞したが、この賞を2度受賞したのは、彼と南アフリカ出身でノーベル文学賞を受賞したJ・M・クッツェー、ヒラリー・マンテル、マーガレット・アトウッドの4人だけである。
受賞作品『オスカーとルシンダ』は、1997年に映画化されている。
受賞歴
ブッカー賞(1988年)("'Oscar and Lucinda"(『オスカーとルシンダ』 )に対して)
同(2001年) ("True History of the Kelly Gang"(『ケリー・ギャングの真実の歴史』)に対して)
コモンウェルス作家賞(2001年)("True History of the Kelly Gang"に対して)
日本語訳された作品
単行本
『イリワッカー〈上〉〈下〉』(新しいイギリスの小説)、小川高義訳、白水社、1995年
『オスカーとルシンダ』 宮木陽子訳、DHC、1999年
『ジャック・マッグズ』 宮木陽子訳、DHC、2000年
『ケリー・ギャングの真実の歴史』 宮木陽子訳、早川書房、2003年
『シドニー 迷走紀行』(Writer & Cityシリーズ)、宮木陽子訳、DHC、2005年
アンソロジー
「デブ連歴史に登場」(『positive 01』所収、大熊栄訳)
「アメリカの夢」(『現代オーストラリア短編小説集 (下)』所収)
「著名なマイム師、最後の日々」(『Sudden fiction (2)』(文春文庫)所収、柴田元幸訳、1994年)
「“Do You Love Me?”」(『どこにもない国』所収、柴田元幸編訳、松柏社、2006年)
「影製造産業に関する報告」(『燃える天使』所収、柴田元幸編訳、角川書店、2009年)
作品
長編
Bliss (1981年)
Illywhacker(『イリワッカー』) (1985年)
Oscar and Lucinda(『オスカーとルシンダ』)(1988年)
The Tax Inspector (1991年)
The Unusual Life of Tristan Smith (1994年)
Jack Maggs(『ジャック・マッグズ』)(1997年)
True History of the Kelly Gang(『ケリー・ギャングの真実の歴史』)(2000年)
My Life as a Fake (2003年)
Theft: A Love Story (2006年)
His Illegal Self (2008年)
Parrot and Olivier in America (2009年)
短編
Peeling
The Fat Man in History(「デブ連歴史に登場」)
Conversations with Unicorns
American Dreams(「アメリカの夢」)
Do You Love Me?(「“Do You Love Me?”」)
Crabs
Room No. 5 (Escribo)
A Windmill in the West
Life and Death in the South Side Pavilion
Report on the Shadow Industry(「影製造産業に関する報告」)
The Chance
Exotic Pleasures
War Crimes
The Puzzling Nature of Blue
The Last Days of a Famous Mime(「著名なマイム師、最後の日々」)
ノンフィクション
A Letter to Our Son (1994)