ピンク・パンサー
ジャンルコメディ、ファンタジー
アニメ
原作デービッド・H・デバティー、フリッツ・フレレング
『ピンクパンサー』(原題:The Pink Panther)は、デパティエ・フレレング・エンタープライズが制作したアメリカ合衆国のアニメーション作品群、及び同作品に登場するキャラクターである。
原作者はデイヴィッド・H・ディパティエとフリッツ・フレレング。短編タイトルには、ブレイク・エドワーズ' ピンクパンサー(Blake Edwards' Pink Panther)と英語で表記される。 1964年公開の実写映画『ピンクの豹』に始まる映画シリーズのオープニングアニメーションに登場するキャラクターを主人公とした、いわばスピンオフ的な作品。1964年から1980年にかけてオリジナルの短編作品が124本(→参照
概要
劇場短編の制作終了後も新作テレビアニメが数作品制作・放送が行われた。 日本国内では1970年にフジテレビの「巨泉にまかせろ!」内で短編作品が初放送され、1972年にも再び単発番組として放送[2]。その後、1977年4月から同年9月にかけて、東京12チャンネル(現:テレビ東京)の平日19:23 - 19:30枠や前述の『?おもしろオリンピック』『マンガのくに』などで放送(1本のみ、ピンクの声優は不明)。 1980年8月9日にはオムニバス映画『ピンクパンサー&クルーゾー警部』が公開され、日本では1981年に東宝東和によって劇場公開された(ピンクの声優は青野武)。 1997年10月24日から1998年5月22日にかけて藤原啓治による日本語吹き替え版のVHSビデオが、ワーナー・ホーム・ビデオから発売された(日本語版脚本 - 永井寛孝[3])。 2004年から2013年まではカートゥーン ネットワーク[4]にて樫井笙人による新吹替版が放送された[5]。
日本での展開
キャラクター
ピンクパンサー
声 - 青野武(オムニバス映画)、樫井笙人(短編による現行吹替版)、藤原啓治(ビデオ版)その名の通り、ピンクの豹である。1964年4月11日生まれ(実写映画の公開日)。オスで、無口であるが喋る時もある。利口。足跡までピンクで、好きな色もピンクである。宝石泥棒であり、クルーゾー警部に追いかけられているが、逃げ切るのがオチである。オシャレで悪戯好き。1話完結のこのアニメでは、話によって様々な状況に置かれており初期はリトルマンを困らせて楽しんでいる役が多かったが、話数を追うに連れて、ピンクパンサー自身が事件に巻き込まれて行くケースが増えている。英語版の解説では、親しみを込めて「ピンク」と呼ばれている(YouTubeオフィシャルチャンネルより)。
クルーゾー警部
声 - 藤村有弘(短編によるフジテレビ版)、大塚周夫(オムニバス映画)ピンクパンサーを捕まえようと追いかけている。しかし、ほとんど取り逃がしている。冷静沈着ではあるが、なぜか大惨事を起こす。
アント&アードバーク
声 - 小形満(CN版アント)、山口登(CN版アードバーク)ツチブタ(アードバーク[6])とアリ(アント)によるコンビである。アードバークはアントをよく食いたがり、追いかけている。基本的に仲は悪いが、結束することも。アントの叔母としてアードバークに匹敵するほどの体長をもつジャイアントさん(声 - よのひかり)というアリが登場したこともある。彼らの登場するパートのみ台詞があり吹き替えで放送される。
リトルマン
上記の4人以外のキャラクターはだいたいリトルマンでモブキャラとして描かれている。鼻が高く短気な性格。基本的には体が真っ白のリトルマンが登場する事が多い。なぜか自分の仕事がピンクパンサーにとって気に食わず邪魔される事がある。
グリーンパンチマーク
ピンクパンサーの「ピンクパンチ」の看板に、本来ピンクのマークだがなぜか緑色のマークになり、生命を持っている。ピンクパンサーはそれをピンクに染めたり、潰そうとしたがグリーンパンチマークの巨大な親らしきものにひどい目に合わされる。
ナレーター
声 - 銀河万丈(ビデオ版)