ピンカちゃんは、かつてフジテレビジョンで使用されていたマスコットキャラクターである。 1997年に登場した[1]。タイ王国で幸運のシンボルとされるピンク色のイルカがモチーフ[1]。体がピンクで額に白抜きの星のマークがついたイルカの男の子。語尾に「?なのだ」を付けて話す。 『ファイナルファンタジーシリーズ』や『タイムボカンシリーズ』などのキャラクターデザインを手掛けたことで知られる天野喜孝がデザインを担当した[1]。 深夜のスポット番組のキャラクターとして登場し、その後、局全体のイメージキャラクターに昇格した[1]。1997年から1999年頃にかけて、後述の短編アニメ作品に主人公として登場した他、同局の番組にもゲスト出演し、絵本やぬいぐるみといった関連商品も数多く販売されるなど、マスコットとして大いに活躍していた。2016年現在では使用は確認されていない。 『ピンカと海のお友達』(ピンカとうみのおともだち)は、フジテレビ系列で1998年4月13日から9月21日[2] にかけて放送された短編アニメーションである。全23話。放送時間は毎週月曜日19:56-20:00。 仲間のイルカのように普通の青いイルカになる事を夢見たピンカが、ヤドカリッチと共に『氷の国』を目指して旅に出る物語である。 放送地域放送局放送時間放送系列放送の遅れ GO! GO! ピンカの大冒険(ごー! ごー! ピンカのだいぼうけん)(副題:ハッピーカムカム お台場CX)は、1997年11月2日から1998年9月27日にかけて、フジテレビの深夜枠でシリーズ形式で放送されていたアニメーション作品である。 前述の『海のお友達』はセル画で製作されたミニ番組であるのに対し、こちらはCGアニメーションを使った15秒のスポットCMシリーズで関東ローカルのみでの放送だった。全13回。 ストーリーは基本的に『海のお友達』と同じだが、放送回数の少なさと放送時間の短さ故に一部のキャラクターが登場しない。毎回様々な音楽アーティストが声優としてゲスト出演していた事で話題となった。 1987年から1996年まで放送されていた深夜番組帯「JOCX-TV2」「JOCX-TV+」「MIDNIGHT TV+」「JUNGLE」「JOCX-MIDNIGHT」で番組冒頭のアイキャッチとして流されていたものと形式が似ているが、1997年以降フジテレビの深夜番組構成が一新され、「JOCX-TV2」シリーズ自体も1996年時点で消滅したため、これらとの関連性は無い。
概要
アニメ
ピンカと海のお友達
キャスト
ピンカ - 西山喜久恵
ヤドカリッチ - 佐野瑞樹
シロクマ仙人 - 佐野瑞樹
スタッフ
監督 - 鳥海永行
キャラクターデザイン - 天野喜孝、斉藤香
アニメーション制作 - ティー・ファクトリー
放送局
関東広域圏フジテレビ月曜 19:56 - 20:00フジテレビ系列制作局
北海道北海道文化放送同時ネット
秋田県秋田テレビ
宮城県仙台放送
石川県石川テレビ
愛媛県テレビ愛媛
高知県高知さんさんテレビ
福岡県テレビ西日本
鹿児島県鹿児島テレビ
GO! GO! ピンカの大冒険
キャラクター
ピンカ
声 - YUKI(JUDY AND MARY)前述の通り、自分だけ体の色が違う事に悩みを抱き、仲間のように青いイルカになる事を夢見る。そんなある日、「『氷の国』へ行けば何でも願いが叶う」という情報を知り、氷の国を目指して冒険の旅に出る。
ヤドカリッチ
声 - ピエール瀧ピンカの相棒。ピンカと共に氷の国へ冒険に出る。彼にも願い事があるようだが、王冠を身に付け葉巻を吸っている姿を想像しているだけで具体的な内容は不明。語尾に「?だっちゃ」を付けて話す。
タコさん(絵本版では「タコピュー」)
声 - 篠原ともえ「まいっちんぐ」が口癖。カラフルな墨が出てしまうのが悩みだが、ピンカに絵が描けるという長所を指摘されたおかげで悩みは解決した。
サメーチョ
声 - トータス松本酔っ払いのシュモクザメ。ハンマーのような頭が悩みだったが、頭で家を造れるという長所をピンカが指摘したおかげで解決した。
イソギンガールズ
声 - SPICE GIRLSイソギンチャクの女性グループ。冒険の途中で挫折しそうになったピンカを歌で元気付けた。
アンコーネ
声 - BOSE(スチャダラパー)緑色のチョウチンアンコウ。灯りが付いているのに性格が暗いのが悩みだったが、灯台代わりになる事をピンカが提案したおかげで解決する。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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