ピレリ
Pirelli & C. S.p.A.
イタリアミラノの本社
種類株式会社
市場情報BIT: ⇒PIRC
本社所在地 イタリア, ミラノ
設立1872年
業種その他製造
事業内容タイヤ、フィルター等の製造販売
代表者CEO:マルコ・トロンケッティ・プロヴェーラ
ピレリ(Pirelli & C. S.p.A.)は中国化工集団傘下のイタリア ミラノに本社を置くタイヤ、フィルターなどを製造する企業。
タイヤ業界で住友ゴム工業に次いで世界6位。過去には電線、通信用ケーブルも製造していた。
主要事業所
本社 - Milan - Italy
沿革
1872年 - ジョヴァンニ・バッティスタ・ピレリによって創業
1879年 - ピレリケーブル&システム設立
1890年 - 自転車用タイヤ“ティポ・ミラノ”を発表。ピレリタイヤの前身
1901年 - “エルコーレ”を発表
1907年 - 北京―パリ自動車レースで優勝
1986年 - ドイツのオートバイ用タイヤメーカー、メッツラーを買収
1991年 - フォーミュラ1(F1)から撤退
2005年 - ピレリケーブル&システムをゴールドマンサックスに売却(現在のプリズミアン)
2006年 - 世界ラリー選手権(WRC)から撤退
2008年 - 公式タイヤサプライヤーとしてWRCに再参入(主要チームにワンメイク供給、2010年まで)
2010年 - GP3に単独公式タイヤサプライヤーとして供給
2011年 - F1とGP2に単独公式タイヤサプライヤーとして供給[1]。※F1へは再参入
2015年 - 持株会社マルコポーロ・インターナショナル・イタリアが中華人民共和国の国有化学大手、中国化工集団の傘下となって上場廃止[2]。
2017年
イタリア証券取引所に再上場[2]。
ロードバイク用タイヤ「P ZERO VELO」シリーズを発売開始し、自転車用タイヤに再参入。
2018年 - スーパー耐久に単独公式タイヤサプライヤーとして供給(2020年まで)
2021年 - WRCに単独公式タイヤサプライヤーとして復帰(2024年まで)[3]
2023年 - ドイツツーリングカー選手権に単独公式タイヤサプライヤーとして供給
現行販売製品一覧
乗用車用?サマータイヤ
P Zero/現在のフラグシップモデル。新素材、新技術を採用し、高グリップと高い走行安定性を確保。一部サイズにランフラットタイヤも設定。フェラーリ、ポルシェ、マセラティ、ランボルギーニ、メルセデスAMGなどプレステージカーや、欧州車のスポーツモデルが採用している。
P Zero Silver/現在のフラグシップモデル。新素材、新技術を採用し、高グリップと高い走行安定性を確保。
P Zero ROSSO/高速安定性と乗り心地、低ロードノイズを両立させたモデル。ディレッツォナーレとアシンメトリコの2種類のパターンがあり、ディレッツォナーレは特定車種の前輪用として使用される。欧州車の高性能モデルに標準装着されている。
P Zero NERO/主にインチアップ用として開発。サイズが豊富で、最近では中小型車のスポーツモデル、高出力モデルなどに採用されている。荷重性能高めたエクストラロード規格としているサイズが多い。
P Zero Nero AS/オールシーズンモデルで日本向けは中国生産分である。
P7/主にCセグメントより上の車種に純正採用されている。後述のP6よりややスポーティ寄り。日本向けはOEMモデルのEU生産分を除き、中国生産分の割り当てがメインで2012年3月から中国製はイエローハットの専売モデルとなっている。
P6/主にCセグメントから下の車種に純正採用されている。P7より乗り心地と耐久性を重視。OEM装着のモデルを除き日本向けは中国製産分のデリバリーである。
P6 FOUR SEASONS/アメリカ向けの製品でオールシーズンタイヤである。日本では販売サイズを縮小。
CINTURATO(チントゥラート) P7/P7の性能を保ちつつ、転がり抵抗、耐磨耗性、ロードノイズを改善したエコ系タイヤ。一部サイズにランフラットタイヤを設定。
CINTURATO P6/P6をベースに、転がり抵抗、耐磨耗性を改善したエコ系タイヤ。日本ではOEMを除いて販売終了。
CINTURATO P4/ベーシックグレードタイヤ。低転がり抵抗と高い耐久性を重視。走行安定性も高く、欧州ではバランスの優れたタイヤとして評価が高い。日本ではCINTURATO P1のサイズがそろい次第、順次販売終了となる予定。
CINTURATO P1/ベーシックグレードタイヤ。欧州でのグレーディングに対応させるために新たに開発されたモデルで、転がり抵抗の低減と通過音や走行音の低減。ウェット性能も高い。日本向けはイタリア工場、トルコ工場、ルーマニア工場、中国工場での製造分のデリバリーである。