ピュイ=ド=ドーム県
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ピュイ=ド=ドーム県
Puy-de-Dome
ピュイ=ド=ドーム県章
位置

概要

県番号63
地域圏オーヴェルニュ=ローヌ=アルプ
県庁所在地クレルモン=フェラン
郡庁所在地アンベール
イソワール
リオン
ティエール
郡5
小郡61
コミューン470
県議会議長ジャン=イヴ・グットベル

統計
人口
国内位  (2011年)
635,469人
人口密度80人/km2
面積17,970 km2
1 「French Land Register data」(1平方キロ以上の湖沼、エスチュアリー、氷河などの水面積除く。
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ピュイ=ド=ドーム県(ピュイ=ド=ドームけん、: Puy-de-Dome、フランス語発音: [p?i d? dom]オクシタン語のオーヴェルニャ方言では lo Puei de Doma もしくは lo Puei Domat という)は、フランス中部の県。オーヴェルニュ=ローヌ=アルプ地域圏に属する。県名は、有名なドーム型火山であるピュイ・ド・ドームに由来する。

県民は2005年12月までピュイドモワ (Puydomois) と呼ばれたが、2006年春から県議会は表記をピュイドモワ (Puydomois) に切り替えた。これ以来、すべての公文書や出版物でこの表記が採られている。
歴史

フランス革命期の1790年3月4日に設置された83県のひとつである。それまではオーヴェルニュ州であった。当初はモン=ドール(金の山)と呼ばれたが、国税当局から過度の注意を引くおそれがあったため、地元の代議員ジャン=フランソワ・ゴールティエ・ド・ビオーザの介入によりピュイ=ド=ドームに改称された。

県一帯は、フランスの給水塔と呼ばれるほど豊富な降水量で知られ、ダノン傘下のミネラルウオーターボルヴィック」のボトリング工場も稼働してきた。しかし2023年5月に水源からの取水量が急減。そのため県内の31地区を対象に屋外での上水道使用を制限したほか、プールの貯水を禁止した[1]
地理かつてのオーヴェルニュ州を現在の県で色分けした図

現在はオーヴェルニュ=ローヌ=アルプ地域圏に所属し、ロワール県オート=ロワール県カンタル県コレーズ県アリエ県クルーズ県と隣接する。中央高地に位置し、80箇所以上の火口を持つことを誇りとしている。オートルートのA71号とA72号でパリから3時間、リヨンから1時間かかる。地中海方面へはA75号が延びる。リヴラドワ=フォレ地域自然公園がある。
経済

県都のクレルモン=フェランは、ミシュランの企業城下町としてよく知られている。ティエールは14世紀から刃物の伝統が続く、オーヴェルニュで最も古い工業の町である。

地方は観光業に向いている。ピュイ・ド・ドームは都市部に住む人々の休日の行楽地として人気がある。1999年国勢調査によると、県内の住宅の11.7%は別荘として使われている。
人口統計

人口の増減1801年1831年1841年1851年1856年1861年1866年
507.128573.106591.458596.897590.062576.409571.690
1872年1876年1881年1886年1891年1896年1901年
566.463570.207566.064570.964564.266555.078544.194
1906年1911年1921年1926年1931年1936年1946年
535.419525.916490.560515.399500.590486.130478.130
1954年1962年1968年1975年1982年1990年1999年
481.380508.928547.743580.033594.365598.213604.266
2006年2007年
623.461626.632

参照元:SPLAF[2]2006年度INSEE[3]2007年度[4]
ギャラリー

黒いクレルモンフェラン大聖堂

フランスの最も美しい村に加盟しているサン=フロレ

ピュイ・ド・ドーム

中央高地にあるゲリー湖

脚注[脚注の使い方]


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