ピャスト(ポーランド語: Piast)は、9世紀ポーランドの伝説的な君主。ピャスト家の祖。ホシチシュコの長男。ミェシュコ1世の高祖父にあたるとされる。通称車大工のピャスト(ポーランド語: Piast Ko?odziej)。
年代記によると、息子シェモヴィトの7歳の誕生日に二人の異邦人がピャストを訪れ、シェモヴィトの誕生日を祝いたいと申し出た。ピャストはこれを受け入れ、共に息子の誕生日を祝った。返礼として異邦人たちは呪文を唱え、その結果ピャストの家の蔵は食べ物で満ち溢れるようになり、飢えとは無縁になったという。
この不思議な光景を見た仲間たちがポピエル亡き後の支配者の座にピャストを選んだという。
表
話
編
歴
ポーランド君主
伝説的な首長
レフ1世
クラク1世
クラク2世
レフ2世
ヴァンダ
レシュコ1世
レシュコ2世
レシュコ3世
ポピェル1世
ポピェル2世
ピャスト
半伝説的な首長
シェモヴィト
レシェク
シェモミスウ
ピャスト朝
ミェシュコ1世963?992
ボレスワフ1世992?1025
ミェシュコ2世1025?1031
ベスプリム1031?1032
ミェシュコ2世(復位)1032?1034
カジミェシュ1世1039?1058
ボレスワフ2世1058?1079
ヴワディスワフ1世ヘルマン1079?1102
ズビグニェフ1102?1107
ボレスワフ3世クシヴォウスティ1102?1138
ヴワディスワフ2世ヴィグナニェツ1138?1146
ボレスワフ4世ケンジェジャヴィ1146?1173
ミェシュコ3世スタルィ1173?1177
カジミェシュ2世スプラヴィエドリヴィ1177?1190
ミェシュコ3世スタルィ(復位)1190
カジミェシュ2世スプラヴィエドリヴィ(復位)1190?1194
レシェク1世ビャウィ1194?1198
ミェシュコ3世スタルィ(復位)1198?1199
レシェク1世ビャウィ(復位)1199?1202
ミェシュコ3世スタルィ(復位)1202
ヴワディスワフ3世ラスコノギ1202?1206
レシェク1世ビャウィ(復位)1206?1210
ミェシュコ1世プロントノギ1210?1211
レシェク1世ビャウィ(復位)1211?1227
ヴワディスワフ3世ラスコノギ(復位)1227?1229
コンラト1世マゾヴィエツキ1229?1232
ヘンリク1世ブロダティ1232?1238
ヘンリク2世ポボジュヌィ1238?1241
ボレスワフ2世ロガトカ1241
コンラト1世マゾヴィエツキ(復位)1241?1243
ボレスワフ5世フスティドリヴィ1243?1279
レシェク2世チャルヌィ1279?1288
ヘンリク4世プロブス1288?1290
プシェミスウ2世1290?1296
プシェミスウ朝
ヴァツワフ2世1296?1305
ヴァツワフ3世1305?1306
クヤヴィ・ピャスト朝
ヴワディスワフ1世ウォキェテク1306?1333
カジミェシュ3世ヴィエルキ1333?1370
アンジュー朝
ルドヴィク1世1370?1382