「ピッコロ」のその他の用法については「ピッコロ (曖昧さ回避)」をご覧ください。
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ピッコロ
各言語での名称
英piccolo
独Kleine Flote, Piccoloflote, Pikkoloflote
仏petite flute
伊flauto piccolo, ottavino
中短笛
分類
ピッコロ[注釈 1]はフルートの派生楽器であり、フルートと同じ指使いでちょうど1オクターヴ高い音が出る移高楽器である。 構造はフルートとほぼ同じであるが、上述のように同じ指使いでちょうど1オクターヴ高い音を出せるよう、基本的にはフルートの長さを半分にしたような構造となっている。収納・運搬の際は歌口のある頭部管とキーのある胴部管とに分割することができ、頭部管を胴部管に差し込む長さによってピッチを調整する。 現代のベーム式フルートとは、次の点で異なっている。
概要
フルートは足部管を持ち、最低音は中央ハ(C4;C足部管の場合)であるが、ピッコロは通常足部管を欠いているので、最低音は中央ハから長9度
フルートの胴部管は円筒管、すなわち内径が均一であるのに対し、ピッコロは現代の楽器にあっても古い構造を保持し、先の方が若干細くなる円錐管となっている。これによって高次倍音を得やすくしている。
フルートの管体は洋銀、銀、金などの金属製が大半なのに対し、ピッコロでは金属性の音色が鋭すぎるという理由から、頭部管のみ金属製として胴部管は黒檀などの木材や合成樹脂を使用したり、頭部管・胴部管ともに木材や合成樹脂を使用することが多い。
かつてピッコロはDes(D♭)管なども作られていた。現在はほとんど用いられないが、まれにDes管ピッコロ用の楽譜は使用されることがある。
Eメカニズム
最高音域のEを出しやすくするもので、フルートのEメカと同様であるが、G-Aトリルができなくなるとして好まない奏者もいる。
Gisメカニズム
最高音域のGisを出しやすくするもので、第3オクターヴのGisの運指でGisレバーを押すと、サム・キー(左手親指で操作するキー)の開度が小さくなる。ただし、この機構は最高音のCにも影響するため調整には注意が必要である。
基本的な奏法がフルートと同じなので、オーケストラにおいてはフルート奏者が持ち替えで兼任することが多い。しかし、演奏・表現技術の高度化などにより、専任のピッコロ奏者をおくオーケストラも増えてきた。フルートに比べ、発音に速い息が必要であること、楽器が小さいため細かなアンブシュアのコントロールが求められるなどの違いがあり、特に高音域の弱音は演奏が難しい。また、足部管の有無の違いから、一部の音でフルートと異なる運指が必要となる場合もある。
独奏および室内楽ではあまり用いられず、主にオーケストラや吹奏楽で用いられる。オーケストラのスコアでは、最高音を出す楽器ということから木管楽器グループの一番上(フルートのさらに上)に記譜される場合と、フルートの派生楽器という見地からフルートの下、オーボエの上に記譜される場合とがある。
オーケストラの楽器では音域が最も高く、鋭い音色を持つため、フォルテッシモで演奏される金管楽器群の中にあってもはっきりと聞き取ることができる。楽曲のフィナーレなどの盛り上がりを際立たせる効果が大きく、装飾的なフレーズを単独で受け持つことも多い。しかし、音域が高いためピッチを揃えることが難しく、通常の管弦楽曲や吹奏楽曲では、特に意図がある場合を除き、複数本用いられることは少ない。
ピッコロの使われる代表的な作品
スーザ:行進曲「星条旗よ永遠なれ」
ヴィヴァルディ:ピッコロ協奏曲ハ長調 P.78, RV.444、ハ長調 P.79, RV.443、イ短調 P.83, RV.445
ベートーヴェン
エグモント序曲 (2ndフルート奏者が最後の1分ほど持ち替え)
交響曲第5番ハ短調「運命」(第4楽章;交響曲でピッコロが使われた最初期の例)、第6番ヘ長調「田園」(第4楽章)、第9番ニ短調「合唱付き」(第4楽章)