ピコリーノの冒険
[Wikipedia|▼Menu]

ピノキオより ピコリーノの冒険
アニメ
原作
カルロ・コルローディ
監督遠藤政治斉藤博
シリーズ構成丸山正雄
脚本山崎厳、金子裕
キャラクターデザイン桜井美知代
音楽中村泰士
アニメーション制作日本アニメーション
製作朝日放送、日本アニメーション、アポロフイルム
放送局NET系列 → テレビ朝日系列
放送期間1976年4月27日 - 1977年5月31日
話数全52話
テンプレート - ノート
プロジェクトアニメ
ポータルアニメ

『ピコリーノの冒険』(ピコリーノのぼうけん)は、1976年4月27日から1977年5月31日までNET系列 → テレビ朝日系列で放送されていたテレビアニメである。正式名称は『ピノキオより ピコリーノの冒険』[1]。全52話。放送時間は毎週火曜 19:30 - 20:00 (日本標準時)。

朝日放送日本アニメーションとアポロフイルムが共同製作した作品。監督は、『あらいぐまラスカル』の遠藤政治と『トムソーヤーの冒険』『牧場の少女カトリ』の斉藤博が務めた。ピノキオを題材としたアニメとしては1972年に タツノコプロが製作した『樫の木モック』があるが、本作は動物キャラを多数配置することで差別化を図っている[2]
あらすじ

とある所に、ゼペットという一人の老人が住んでいた。ある日かしの木から一体の人形を作った。ところがその人形がなんと生命を持った。それに驚いたゼペットは、その生命を持った木人形にピコリーノという名前をつけた[1]。ゼペットはピコリーノに衣服や食物を与え学校に通わせることにする。ピコリーノはアヒルのジーナと学校に向かう途中、ボロ狐とどら猫の二人組に騙されて芝居小屋に売られてしまう[2]。やんちゃだが根はやさしいピコリーノは仙女に助けられ、これからは善い行いをするように努力することを約束をする[2]。そして幾分か経ってピコリーノはジーナとゼペットの家に戻るため旅に出る。いろいろな人との出会い、楽しいことや悲しいことなどを経験しながら旅を続け、何度かの擦れ違いを経て、クジラのお腹の中でゼペットと再会をする[2]。家に帰ったピコリーノは、ある朝自分が人間の子供になっていることに気付き、皆の前で歓喜するのだった[2][3]
登場人物
ピコリーノ
声 -
野沢雅子本作の主人公。ゼペットの作った生きている木人形。やんちゃな性格[2]。ボロ狐らに騙されて芝居小屋に売られて以来、ゼペットの家に戻るため、ジーナとさまざまな場所を旅している[2]
ジーナ
声 - 杉山佳寿子ピコリーノと親しいアヒル[2]
ゼペット
声 - 千葉順二ピコリーノの作り主[1][2]
ロッコ
声 - 肝付兼太ゼペットの家で暮らすキツツキ[2]
ジュリエッタ
声 - 麻生美代子ゼペットの家で暮らすネコ[2]
ボロ狐 / ディノ[2]
声 - はせさん治どら猫とともに言葉巧みにピコリーノを誘う[1]
どら猫 / ウィッチ[2]
声 - 永井一郎ボロ狐とともに言葉巧みにピコリーノを誘う[1]
仙女
声 - 小山まみ瑠璃色の髪の少女[2]。ピコリーノが嘘をつき努力を怠るたびに魔法を使って罰を与える[2]
タカ
声 - 飯塚昭三仙女の配下[4]
ムク犬
声 - 和田啓仙女の配下[4]
ナレーター
声 - 麻生美代子
スタッフ

原作:
カルロ・コルローディ

製作:本橋浩一

監督:遠藤政治斉藤博

シリーズ構成:丸山正雄

音楽:中村泰士

脚本:山崎厳、金子裕

キャラクターデザイン・作画監督:桜井美知代(現在では櫻井美知代と表記)

美術監督:井岡雅宏

美術補:山口俊和

撮影監督:黒木敬七

音響監督:浦上靖夫

整音:中戸川次男

効果:柏原満

作画:朝戸澄子、神宮さとし、尾崎正善、トランス・アーツ、泉口薫 ほか

背景:サンアート、木下和宏 ほか

彩色:スタジオキリー、岩切親紀

仕上検査:宇野薫

撮影:トランス・アーツ、熊瀬哲郎、岡崎幸男

編集:岡安肇

現像:東京現像所

音響制作:オーディオ・プランニング・ユー

録音スタジオ:新坂スタジオ

制作デスク:遠藤重夫

制作進行:内山秀二 ほか

アシスタントディレクター:腰繁男

プロデューサー:大場伊紘(日本アニメーション)、渡辺忠美

企画・製作:日本アニメ企画、日本アニメーション株式会社

制作:朝日放送、日本アニメーション株式会社、アポロフイルム

主題歌・挿入歌

オープニングテーマとエンディングテーマは同名のシングルレコード「ピコリーノの冒険」(1976年6月発売、SCS-297)に、挿入歌はLPレコード「テレビまんがアイドルデラックス 7」(1976年8月発売、CW-7078)に収録されている。後者には『母をたずねて三千里』の主題歌・挿入歌も併録され、合計13曲のうち10曲を大杉久美子が歌った。

また、本作の主題歌・挿入歌全7曲はLPレコード「ピコリーノの冒険 うたとおはなし」(1976年10月発売、CW-7103)に再録され、同時に「ごめんねおじいさん」と「どら猫とぼろ狐」それぞれのシングルカット盤(SCS-318)もリリースされた。

以上のレコードは、いずれも日本コロムビアから発売された。
主題歌
オープニングテーマ「ぼくはピコリーノ」
作詞 -
片桐和子 / 作曲 - 中村泰士 / 編曲 - 京建輔 / 歌 - 大杉久美子、ヤング・フレッシュオープニングの映像は2バージョンあり、前期で家が映されていた場面が後期にはピコリーノがカメやロバに乗っている場面にされたり、森や鳩も途中で変更されたりした。


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:59 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef