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ピエール・ガスリー
Pierre Gasly
ピエール・ガスリー
(2022年フランスGP)
基本情報
国籍 フランス
生年月日 (1996-02-07) 1996年2月7日(28歳)
ピエール・ジャン=ジャック・ガスリー
Pierre Jean-Jacques Gasly
出身地 フランス
ルーアン
基本情報
略称表記GAS
F1での経歴
活動時期2017-
過去の所属チーム'17-18,'19 トロ・ロッソ
'19 レッドブル
'20-'22 アルファタウリ
所属チーム'23- アルピーヌ
車番10
出走回数138
タイトル0
優勝回数1
表彰台(3位以内)回数4
通算獲得ポイント395
ポールポジション0
ファステストラップ3
初戦2017年マレーシアGP
初勝利2020年イタリアGP
2023年順位11位 (62ポイント)
(記録は2024年第8戦モナコGP終了時)
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署名
ピエール・ジャン=ジャック・ガスリー(Pierre Jean-Jacques Gasly, 1996年2月7日 - )は、フランス・ルーアン出身のレーシングドライバー。2016年の「GP2シリーズ」チャンピオン。2017年は「スーパーフォーミュラ」に参戦。同年、マレーシアGPでF1デビューを果たした。 2014年の第9戦イタリアラウンドから途中参戦という形で、GP2シリーズへ出場する。トム・ディルマンに代わりケータハム・レーシング
経歴
GP2シリーズ
2016年は再びチームを変えてプレマ・パワーチームから3度目のシーズンに挑んだ。チームメイトは昨年マスターズF3でタイトルを獲得し、初参戦となるアントニオ・ジョヴィナッツィ。開幕戦から2連続表彰台、第9戦シルバーストンではレース前の自動車事故で母親が大怪我をし、自分も椎骨を骨折しながら初勝利を挙げた[4]。その後も常にトップ争いをする走りを見せたが、ホッケンハイムのフィーチャーレースでは車検不合格で失格[5]。モンツァのフィーチャーレースではトップ独走からピットインした直後にクラッシュが発生し、セーフティカーが誤ってラップリーダーのラファエル・マルチェッロではなくガスリーの前に出てしまうという珍事に巻き込まれ勝利を逃した[6]。最終戦アブダビのフィーチャーレース(レース1)ではポールトゥウィンを決めてポイントリーダーへ浮上。スプリントレース(レース2)でライバルに逆転されなかったため、2016年のGP2シリーズチャンピオンを獲得した。 2017年はF1のトロ・ロッソへの昇格が確実と見られていたが、ダニール・クビアトの契約延長により断念[7]。結果、2015年のGP2王者ストフェル・バンドーンと同じく、日本のスーパーフォーミュラ(SF)へ参戦した。ホンダエンジンユーザーのチーム無限に所属し、ガスリー車のみレッドブルカラー仕様とされる[8]。 第4戦もてぎでSF初勝利を挙げると、第5戦オートポリスでは上位勢唯一のソフトタイヤスタートが成功して連勝[9]。最終戦鈴鹿を残し、ランキング首位の石浦宏明から0.5ポイント差につけた。この頃、すでにF1への参戦を始めており、同日に開催されるアメリカGPのどちらに参戦するか注目されたが、最終的にSFのチャンピオンを目指すことを選択した。決勝当日は台風21号の影響で中止が予想されたため、ガスリーは予選PPの1ポイント獲得を狙ってアタックしたが1コーナーでスピン[10]。結局レースは中止となるが、ルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得した。 また、2017年7月にはFIA 世界耐久選手権(WEC)に出場するセバスチャン・ブエミの代役としてフォーミュラEニューヨーク大会2連戦にスポット参戦。e.DAMSのルノーZ.E.16をドライブし、2レース目(Rd.10)では4位に入賞した。 2015年9月、レッドブル・レーシングよりリザーブドライバーとして契約したことを発表[2]。2016年も引き続き同職に携わる[2]。 2017年9月26日、トロ・ロッソはマレーシアGPと日本GPでレギュラードライバーのダニール・クビアトの代わりにガスリーの起用を発表。カーナンバーは「10」を選択した[注釈 1]。ポイント獲得はならなかったが、出走した5戦すべてで完走を果たした[11]。前述のとおり、日程が重なるスーパーフォーミュラ最終戦とアメリカGPのどちらに参戦するか注目されていたが、ガスリーはスーパーフォーミュラに参戦し、アメリカGPにはブレンドン・ハートレイの起用が発表された[12]。また、ブラジルGP後となる11月17日、トロ・ロッソから2018年のドライバーとしてガスリーとハートレイの起用が発表された[13]。 2018年、予定通りパワーユニット(以下PU)をルノーからホンダに変更したトロ・ロッソよりフル参戦を果たす[13]。チームメイトは前述の通りブレンドン・ハートレイとなる[13]。 第2戦バーレーンGPでは予選6位を獲得。決勝でもトップ3チームのうちのレッドブルの2台、フェラーリの1台が姿を消す荒れたレース展開となった中、ライバルの追い上げを凌ぎ4位入賞し自身初ポイントを獲得[14]。またこれは、新生トロ・ロッソホンダの初ポイントであり、ホンダ第4期F1活動における最高順位(これまではマクラーレンのフェルナンド・アロンソの5位)を更新するものでもあった。また、トロロッソの歴代のなかでも数少ない4位入賞者の一人となった[15]。 その後も、開幕前の急なPU変更による設計変更の影響などでマシンのセットアップが安定しないながらも[16]、バーレーンGPの4位入賞を筆頭に計5回入賞[17]。これらの活躍が認められ、ルノーへの移籍が決まったダニエル・リカルドの後任として、2019年シーズンからレッドブルへ昇格することが決まった[18]。 2019年はマックス・フェルスタッペンと組む。2018年シーズン終了直後のアブダビテストの二日目で、下馬評通りシャルル・ルクレールのすぐ後ろにつけた[19]。 しかし、シーズンの方は苦戦を強いられた。そもそも、ガスリーの不振についてはいくつかの見方があったが、第2戦後にガスリー自身もマシンの特性の違いの対応に苦戦しているとコメント[20]していたように、少なくとも第8戦までは、シャシー側の問題[21]に苦慮し、そのうち今季導入されたフロントウイングに関するレギュレーション変更の対応が後手にまわったこと[22]や今季のピレリタイヤへの適応に苦戦していること[23]を認めていたようにその影響を受けた面もあった。 そのため、第8戦までは擁護[24]する姿勢を示しており、レッドブル側も今季一杯は起用する方針であることをコメントしていた[25]。だが、第9戦オーストリアGPでフェルスタッペンのみに投入されたアップデートパーツが成功[26][27]したことや今までの結果から、チームのコメントも重くなり[28]、今季はともかく来季は厳しいのではという見方[29]が強くなり始めた。そのうえ、第11戦ドイツGPでのガスリーのミスについては直接的な批判をするコメント[30]が出たうえ、第12戦ハンガリーGP後にはチームからの評価が厳しくなっていることを示唆するコメント[31]が出された。それ以前に周囲は同チームの歴史におけるクビアトの事例やサマーブレイク前の第12戦までに特筆する結果を出せなければシートが厳しいのではという見方[32]がされており、サマーブレイク前までトロ・ロッソで参戦中のドライバーであるアレクサンダー・アルボンかクビアトとの交代がシーズン中に起きるのではという噂が絶えなかった[30][33][34][35]。
スーパーフォーミュラ/フォーミュラE
F1
2017年以前2017年マレーシアGPフリー走行
2018年2018年イギリスGP
2019年2019年オーストリアGP
サマーブレイク前(第12戦まで)