紋章地図
基本情報
連邦州:ノルトライン=ヴェストファーレン州
行政管区:デトモルト行政管区
郡:郡独立市
334,002人(2021年12月31日現在)[1]
人口密度:1,290 人/km2
郵便番号:33602 ? 33739
市外局番:0521, 05202, 05203, 05205, 05206, 05208, 05209
ナンバープレート:BI
自治体コード:
05 7 11 000
行政庁舎の住所:Niederwall 23
33602 Bielefeld
ウェブサイト:www.bielefeld.de
首長:ピット・クラウゼン (Pit Clausen)
州内の位置
地図
シュパレンブルク城趾
ビーレフェルト(ドイツ語: Bielefeld, ドイツ語発音: [?bi?l?f?lt] ( 音声ファイル)[2]、低地ドイツ語: Builefeld, Bielefeld, Beilefeld または Builefeild)は、ドイツ連邦共和国ノルトライン=ヴェストファーレン州デトモルト行政管区に属す郡独立市である。人口は33万人でオストヴェストファーレン=リッペ地方最大であり、経済上の中心都市となっている。ドイツの大都市リストでは第18位に位置する。
最も古い記録は9世紀の初めになされており[3]、1214年に初めて「市」と記述されている。トイトブルクの森の横谷の北端に位置する、ラーフェンスベルク伯に商業を奨励された商業都市で、同伯領内で最大の街であった。ビーレフェルトは長らくリンネル産業の中心都市であった。現在の本市は、食品加工業、商業・サービス産業、印刷・衣料品産業、機械製造業が立地する街となっている。全国的にはビーレフェルト大学(ドイツ語版)、ベーテル、ドクトル・アウグスト=エトカー KG、ビーレフェルト研究学校、サッカークラブのアルミニア・ビーレフェルトが知られている。 ビーレフェルトは、ヴェーザー川とエムス川との分水界に位置している。市域は3つの異なる自然領域に属している。北部や北東部から市の中核部は、ラーフェンスベルガー盆地の丘陵地に位置している。そのすぐ南をトイトブルクの森の山並みがビーレフェルトを西北西から東南東にむかって伸びている。重要な交通路が、昔から存在するビーレフェルダー・パスである。稜線の縦谷にガッダーバウム管区のベーテル市区が伸びている。南部はヴェストファーレン盆地の一部であるミュンスターシェ・ティーフラントブフトである。その周縁部、ビーレフェルダー・パスの東は砂地の荒れ地(ゼンネ)地域である。この周辺にはバラックヴェーデ管区、ゼンネ管区やゼンネシュタット管区の一部が位置している。 内市街をルターバッハ川が流れている。文学作品では、ときおり、ビーレフェルトはルターバッハ沿いの街として描かれている[4]。この川は、15世紀に現在のクヴェレ市区で湧出し、ギュータースロー方面へ流れるルター川が分岐する。2004年にヴァルトホーフのギムナジウム付近で発掘がなされた。ビーレフェルトの北部市区は、緩やかに波打つラーフェンスベルガー丘陵に位置する。ここには野原、草地、小川、小さなせせらぎがある。ここには人工に造られたオーバーゼー湖がある。この湖は市内で最も大きな水面であり、ヨハニスバッハ川の水量を調節するために造られた。市北部の水はアー川を経由してヴェーザー川に流れるが、南西部の水はエムス川に流れ込む。分水界は、ほぼ完全に森に覆われたトイトブルクの森の尾根である。この森は大都市の住民には近郊保養地として利用されている。数多くの遊歩道がトイトブルクの森の中を通ってビーレフェルト市域内に広がっている。そのなかで最もよく知られているのが、デトモルト近郊のヘルマン記念碑からシュパレンブルク
地理
位置
市内の最高地点はレーマースハーゲンの「アウフ・デム・ポレ」山頂の海抜 320 m、最低地点はブラーケのアー川沿い、ヘルフォルトとの市境の海抜 71 m である。市庁舎は高度 114 m の場所にある。ビーレフェルトは、高度プロファイルに基づき2つの異なる地形からなる。北部のラーフェンスベルガー丘陵の高地と、南部のヴェストフェリシェ・ブフトの平地である。市域内を北緯 52度の緯度線が通っている。ヘルマンスヴェークにはこれを示す標石がある。
最寄りの大都市には、ハノーファー(北東 100 km)、オスナブリュック(北西 45 km)、ミュンスター(西 65 km)、ハム(南西 60 km)、パーダーボルン(南東 40 km)がある。ビーレフェルトは、鉄道ハム ? ミンデン線およびこれと並行してギュータースローからビーレフェルトやヘルフォルトを経由してミンデンに至るアウトバーン A2号線沿いの人口密集地域に位置している。 地質学的見地から、本市の市域は3つの部分に分けられる。ヴェストフェリシェ・ブフトの南部、トイトブルクの森地域、ラーフェンスベルガー丘陵の北部の3つである。 丘陵地は、1000 m から 2000 m におよぶ中生代(三畳紀、ジュラ紀、白亜紀)の泥灰岩、石灰岩、砂岩の層からなる。この丘陵地は、数多くの鞍部(一部は人工的に造られたものもある)、地塁、地溝を特徴とする。トイトブルクの森には、地質学的なプロセスを示す岩が明瞭に露出しており、ラーフェンスベルガー丘陵において既述したのと同様に鞍部、盆地、地塁、地溝が見られる。オスニング(トイトブルクの森の別名)は断層地塊
地質学
市域全体の表土は、氷期のもろい岩石(砂、礫、黄土、漂礫土)からできている。北部の丘陵地に比べてより平らな南部(特にゼンネ)は砂や礫が主で、トイトブルクの森の周辺部にのみ黄土が存在するのだが、ラーフェンスベルガー丘陵、特にその谷においては、約 1 m の肥沃な黄土層がその全体を覆っている。この黄土は第四紀に形成され、時代の経過とともに風化して肥沃な土壌(パラブラウンエルデ)となった。黄土の下に水を通さない層があり、丘陵地の谷の部分は湿潤な環境となっている。
ミュンスターラントとの境界部には氷河時代の雪解け時の砂からポドゾルが形成されている。ラーフェンスベルガー丘陵のジーケやプラッゲネーシェン(腐植土に置き換えられた土地)と同様に、市の南部の土地にも歴史的な土木工事の影響が遺されている。農業に利用したことにより一部は深い腐植土層が形成されている。
オスニングの斜面には、深くまで達する地層は存在しない。ここでは岩石が主体で、多くはその上に薄い腐葉土風の被膜があり、直接表面に出ているものはわずかである。こうした岩の被膜は、鞍部では表面的である。鞍部の北東側やケーゼベルクやボーケルベルクをはじめとする平らな山頂の南西側一部では、石が多く、粘土を含んだ黄土質の石灰岩が風化したもの(レンジナ(英語版))が占めている。鞍部の南西には、やはり表面的に栄養素に乏しく酸性の石が多く混じったやせた土壌(ポドゾル)がある。これは中生代の砂岩の風化によって形成されたものである[6]。 ビーレフェルトは「小さな大都市」に分類され[7]、その面積は 257.91 km2 である。市域の広がりは、南北が 22 km、東西が 19 km である[8]。2012年12月31日現在のビーレフェルトの土地利用を以下の表に示した[7]。農業に利用されている比率は、ノルトライン=ヴェストファーレン州の同規模の都市に比べ約 5 % 高い。市面積の約 7.5 % が自然保護地域に指定されている[9]。 土地用途別面積面積 (km2)占有率 ビーレフェルトは、北から時計回りに以下の市町村と境を接する: シュペンゲ、エンガー、ヘルフォルト(以上、ヘルフォルト郡)、バート・ザルツウフレン、レーオポルツヘーエ、エルリングハウゼン(以上、リッペ郡)、シュロス・ホルテ=シュトゥーケンブロック、フェルル、ギュータースロー、シュタインハーゲン、ハレ (ヴェストファーレン)、ヴェールター (ヴェストファーレン)(以上、ギュータースロー郡)。
市内の土地利用
農業用地91.6435.4 %
森林55.5521.5 %
住宅・産業用地70.0227.1 %
交通用地25.8310.0 %
水域1.960.8 %
その他の用途13.825.3 %
隣接する市町村