ビームサーベル
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この記事で示されている出典について、該当する記述が具体的にその文献の何ページあるいはどの章節にあるのか、特定が求められています。ご存知の方は加筆をお願いします。(2013年2月)

ビームサーベル (Beam Saber) は、アニメガンダムシリーズ』に登場する、架空の兵器。モビルスーツの武装の一つで、いわゆる高密度粒子のである。「Beam(ビーム)」は英語読み、「Saber(サーベル)」はオランダ語読みである。
概要

ガンダムシリーズに登場するビームサーベルの柄は、一般に形状は円筒形でモビルスーツが片手に持てる程度のサイズである。使用する際には、一方の端より10数mほどの円錐状フィールドを発振し刀身を形成することで、高い切断・溶解力を持つ接近戦用兵器になる。

スター・ウォーズ・シリーズ』に出てくるライトセーバーと混同されやすいが、その構造の違いは『機動戦士ガンダムF91』のパンフレットに詳しく記載されている。スター・ウォーズ世界のライトセーバーは設定上、アーク放電や電荷のプラスマイナス、光パワーがクリスタルを通って、プラズマ・エネルギーの刃、と言った表記が見られる[注 1]のに対して、ガンダムのビームサーベル(ここでは宇宙世紀版)は架空の物質ミノフスキー粒子をビーム状にした物[注 2]という違いがあるが、「発光する、基本的に何でも切れる、相手の同様の剣と打ち合うことが可能」といった映像上での特徴は共通している。

「刀身が光と熱を放つ剣」は1972年放映の『海のトリトン』で、また「放射したビームを刀身の代わりにして敵を斬る」という設定は1976年に放映された『勇者ライディーン』ですでに登場している(いずれも富野由悠季が手がけた作品である)。サンライズの飯塚政夫は、日本公開の1年前(1977年)にアメリカで『スター・ウォーズ』を観てきたスタジオぬえのメンバーが、ライトセーバーのアイデアを紹介してくれたと述べている[1]

@media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}ガンダムの企画段階では後にガンダムと名が付くモビルスーツは銃で決着をつける設定となっており、企画段階の名では「ガンボーイ」という案もあった[要出典]。
各世界観におけるビームサーベル
宇宙世紀におけるビームサーベル

アニメ『機動戦士ガンダム』から始まる宇宙世紀を世界観とする作品に登場するビームサーベルは、エネルギーCAPによって縮退メガ粒子となった[2]、或いはメガ粒子になる直前の高いエネルギー状態のミノフスキー粒子[3]を、Iフィールドで収束させて刃の形にした、熱エネルギー兵器である。ビームサーベルの稼働エネルギーは、モビルスーツ本体からマニピュレーターのエネルギーコネクターを介して行われる。映像としてはOVA『機動戦士ガンダム 第08MS小隊』において、サーベルの柄部とコネクターを接続する機構が詳細に描かれている[4]

ビームサーベルを形成する、高エネルギー状態のミノフスキー粒子を閉じ込めているIフィールドは、他のビームサーベルのIフィールドや、ヒート兵器の準プラズマ形態と接触すると斥力を発して反発する[5]。これによってビームサーベル同士、或いはビームサーベルとヒート兵器が切り結ぶと“鍔競り合い”が生じることとなる[5]のである。なおこの時、サーベルを形成するIフィールドの出力差が大きければ、大出力側が鍔迫り合いを、激しく粒子を撒き散らしながら時間をかけて圧しきる場合もある[5][6]
ビームサーベルの威力

最初期に製造されたガンダムのビームサーベルであっても、その威力は、30cm厚さのチタニウム鋼を1秒以内に切断(溶断)可能[3]とされる。実際に、各アニメシリーズにおいて、ビームサーベルで溶断されたモビルスーツの装甲は、赤熱した溶融状態として描かれるため、その威力を視覚的に捉える事ができる。

熱エネルギー拡散の激しい水中戦においてさえ、アニメ『機動戦士ガンダム』ではガンダムがゴッグ、グラブロといった重装甲機を、短時間のビーム刃の接触によって撃破しており、高い威力を保っている事がうかがわれる。テレビアニメ『機動戦士ガンダムΖΖ』、テレビアニメ『機動戦士Vガンダム』では、水中でビームサーベルを発振すると、周囲に連続して水蒸気爆発が生じる[7][8]など、より威力を強調した描きかたが為されている。

これら以外の特徴的な描写としては、『機動戦士Vガンダム』にてサーベルに直接接触した人体(ネネカ隊)が、スローモーション描写でなお瞬く間に蒸発する場面[9]や、OVA『機動戦士ガンダム 第08MS小隊』でサーベル出力を落とした上で雪に接触させて周囲地形の土を短時間マグマ化させることで窪地を作り、さらに雪の蒸発水を溜めることで即席の温泉を用意する[10]といった、視聴者へとビームの超高温を伝える物がある。
作品内での兵器発展史

ビームサーベルは一年戦争時、ガンダムに初めて白兵戦用の武器として装備され、その後地球連邦軍側ではガンダムの他にもジムが、ジオン公国軍側ではギャンゲルググなどが装備してからはモビルスーツの標準武装となり、以降のほとんどの機体にはビームサーベルが装備されている。ビームサーベルは発生するビームの刃の形状の違いによっていくつかのバリエーションが存在する。長い柄の先端部のみに刃を発生させる事でエネルギー消費を少なくしたビームジャベリンや、柄の両側から2本の刃を発生できるビームナギナタ等が代表的なバリエーションであるが、ギラ・ドーガに装備されたビームサーベルのようにサーベル、アックス、ピックと複数の形状のビームの刃を一つの装備で発生できるようにしたものもあり、汎用性の高さがうかがえる。

また、早くから兼用兵器としても発達しており、ガンダム試作1号機ビームライフルは近接防御用の“ジュッテ”を銃身下部に発生でき、Ζガンダムのビームライフル、ハイパーメガランチャーは砲口からサーベルの刃を発生させることができる(劇中ではこれを「ロングビームサーベル」と呼んでいる)。逆にガンダム試作1号機やΖΖガンダムキュベレイなどのビームサーベルは機体にホールドしている状態ではビームガンとしても機能する(Ζガンダムもウェイブライダー形態時にはビームサーベルがビームガンとなる)。

第二次ネオ・ジオン抗争時になるとリミッター機能が追加され、刃は斬撃時のみ発生するように改良された。また、刃は円錐状以外にも「剣」のように平たい形状のものも出てきた。νガンダムサザビーといったカスタム機には刃の形状の異なる2種類のビームサーベルが装備されている。

宇宙世紀0120年ごろになるとビームシールドが登場するが、これもビームサーベル形成技術を応用したものである。


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