ビーストウォーズ_超生命体トランスフォーマー
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ビーストウォーズ 超生命体トランスフォーマー
ジャンル
ロボットアニメSFアニメ
ユーモアファミリー・一般向けアニメ
アニメ
監督岩浪美和(日本語版監督)
シリーズ構成ボブ・フォワード、
ラリー・ディティリオ
音楽ロバート・バックリー
アニメーション制作メインフレーム・エンターテイメント
(全シリーズ)
アライアンス・コミュニケーションズ
(シーズン1・2)
アライアンス・アトランティス
(シーズン3)
製作テレビ東京イオンタカラトミー
放送局 テレビ東京系列
放送期間 1996年9月16日 - 1997年4月1日
1997年10月1日 - 1998年3月25日
話数全26話
テンプレート - ノート
プロジェクトアニメ
ポータルアニメ

『ビーストウォーズ 超生命体トランスフォーマー』(ビーストウォーズ ちょうせいめいたいトランスフォーマー)は、アメリカカナダ製作のテレビアニメ作品。トランスフォーマーシリーズの一作である。1997年(平成9年)10月から1998年(平成10年)3月まで、テレビ東京系列と一部独立局で放送。全26話。『ビーストウォーズメタルス 超生命体トランスフォーマー』と『超生命体トランスフォーマー ビーストウォーズリターンズ』は、それぞれ本作品の続編である。
作品概要

カナダのメインフレーム社(Mainframe Entertainment)で制作された「BEAST WARS: TRANSFORMERS」第1シーズンの日本語吹き替え版である(2014年11月20日、DHXメディアが「BEAST WARS: TRANSFORMERS」シリーズの販売権を取得した[注 1][1])。全編3DCGで描かれた連続テレビアニメとしては『リブート』に次ぐ世界2番目であり、ロボットアニメとしては初となる[注 2]。米国ではシンジケーション番組として1996年から1997年まで放送され、1999年からはフォックス放送内のFox Kidsで放送されるが、一部のシーンがカットされている。カナダではYTVにて放送。

この作品以降、『トランスフォーマー』シリーズにおけるサイバトロン総司令官は(G1コンボイとは別人の)コンボイタイプに統一されることになり、G1の時系列からは独立したシリーズも登場するようになる。

なお『戦え!超ロボット生命体 トランスフォーマーV』まで放送局は日本テレビ系列提供クレジットはブルーバック画面であったが、今作より放送局がテレビ東京に変わり、同時に提供クレジット画面はイラスト入りの静止画となっている。

20周年記念に当たる2016年1月5日-3月29日に特別番組『生誕20周年記念 ビーストウォーズ復活祭への道』を放送・配信、5月7日にイベント『トランスフォーマーFES 2016 ビーストウォーズ復活祭』が開催された。
ストーリー

セイバートロン戦争・ユニクロン戦争から数百年後の未来、サイバトロンデストロン、そしてユニクロンの三つ巴の戦争(グレートウォー)が終結したセイバートロン星では、両者が共存し平和と繁栄の時代を築いていた。

しかし、サイバトロンが極秘に保管していたエネルゴンの源泉が記録されているゴールデンディスクを、初代メガトロンの後継者を自称するメガトロンとその部下が強奪、エネルゴンを狙い外宇宙へと逃亡してしまう。

数ある追撃艦の中、唯一彼らに追いつくことができたサイバトロンの探査船「アクサロン」の乗組員たちは、本来の任務を中断、メガトロンのデストロン戦闘艦「テラクラッシャー」が使うトランスワープの痕跡を辿りながら追跡、ワープアウト直後のある惑星の衛星軌道上で交戦するが、双方深刻なダメージを受けた上、惑星の重力圏に捕まり、墜落していった。

アクサロン艦長コンボイの判断により探査船のプロトフォーム(素体)状の乗組員を衛星軌道上に放出。船内の乗組員たちも全員無事ではあったが、船は飛行能力を失い、惑星外へ一切の通信手段を失ってしまう。さらにこの惑星はエネルゴンの影響が強くロボットモードでは負担が大きすぎるため、惑星の生物をスキャンした上で環境に合わせた、動物への変身体(ビーストモード)を余儀なくされる。

その後、探索に出掛けたコンボイたちは同様の理由でビーストモードと化したメガトロン一味と遭遇する。コンボイは話し合いで解決しようとするが、エネルゴンの源泉を前にしたメガトロンが聞き入れるわけはなく、両者はそのまま戦闘に突入、しかし5対4という数の差の上に、仲間たちが好き勝手に戦い、全く連携が取れていない状況では勝てる見込みはなく、コンボイは負傷するが、デストロンがエネルゴンのエネルギーで不調になった幸運からそのまま撤退する。

だがアクサロンへの帰還途中で、デストロンを追放されたダイノボットがサイバトロンの司令官の座を賭けて、コンボイに戦いを挑んで来る。両者は互角の戦いを展開するも、まとめて葬らんとするデストロンの奇襲で対決は有耶無耶のうちに終わり、コンボイは仲間たちの反対を押し切りダイノボットをサイバトロンの一員に迎える。

元デストロンのダイノボットを加えたサイバトロンは、エネルゴン鉱山でデストロンとの5対5のビーストモードでの総力戦が始まる。ダイノボットの加勢もあり、デストロンの撃退に成功するが、メガトロンは未だ健在で野放しにすることができなかった。コンボイはこの未開と未知の惑星に留まることを決意する。ここにサイバトロンとデストロンによるビーストウォーズが始まった。
キャラクター

名称および声は日本語版 / 英語版。

全長、体重などは日本で発売された書籍に準ずる。彼らのセイバートロンモード(母星での姿)は後年ボットコンなどの限定トイという形で立体化された(いずれも既存のキャラクターのリデコやリペイント)。
サイバトロン / Maximals詳細は「サイバトロン#サイバトロン/Maximals」を参照
総司令官 コンボイ / Optimus Primal
- 子安武人 / ゲイリー・チョーク

全長:2.8m 重量:2t 飛行最高速度:マッハ7 好物:バナナ
ゴリラに変身するサイバトロンのリーダー。総司令官であった先代のコンボイと異なり、一部隊の指揮官にて、調査船アクサロンの艦長。指揮経験は浅かったが、未開の惑星で多種多様な経験を積み、臨機応変な対応が出来るようになったことで、リーダーとして部下たちからも認められるようになった。デストロンやエイリアンなどに立ち向かい、常に前線で戦う勇気と敵であろうと敗者に殺すことを良しとしない優しさを持つ。戦闘能力も高く、メガトロンやダイノボットとの一騎討ちでも一歩も退かない。第10話でスコルポスのサイバーウイルスにより死の恐怖から暴走した際は、ラットル曰く「ワイルドなお方」と化し、タランスやワスピーターを圧倒する凶暴さを見せた。非戦闘時には調査隊らしく惑星の調査も行っている。武器は腕部カバーから出現する二門の「プラズマキャノン」、両肩から展開する二連装ミサイル「メガブラスター」、背中には柳葉刀状の双剣「サイバーブレード」と、飛行するためのジェットパック「コンボイジェット」を備えている。エイリアンが衛星に偽装させていた惑星破壊兵器により窮地に陥ったエネルゴアを救うべく、救命ポッドを有人ミサイルとして、突撃することで惑星破壊兵器を破壊しようとするが、メガトロンの策略(本来はタランスを始末するつもりだった)により、ポッドから脱出できぬまま激突・爆散してしまう[注 3]。いわゆる“コンボイ顔”としては初めて唇があり、素顔のまま過ごすことが多いが、必要に応じてマスクを装着する。日本語版での一人称は「私」だが、前述のウイルス暴走時には「俺」を使っていた。日本における本作品の後時代に当たる次作『ビーストウォーズII 超生命体トランスフォーマー』の劇場版『ライオコンボイ危機一髪』には単独でゲスト出演を果たしている(こちらは作品の世界観に合わせセルアニメで描かれている)[注 4]


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