ビブリア古書堂の事件手帖
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本作を原作としたテレビドラマについては「ビブリア古書堂の事件手帖 (テレビドラマ)」をご覧ください。
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ビブリア古書堂の事件手帖
ジャンルミステリ[1]
小説
著者三上延
イラスト越島はぐ
出版社アスキー・メディアワークス
KADOKAWA
レーベルメディアワークス文庫
刊行期間2011年3月25日 -
巻数既刊11巻(第1シリーズ全7巻+第2シリーズ既刊4巻)
(2024年3月現在)
漫画
原作・原案など三上延(原作)
越島はぐ(キャラクター原案)
作画ナカノ
出版社角川書店
掲載誌アルティマエース
月刊Asuka
レーベル角川コミックス・エース
発表号アルティマエース:Vol.3 - Vol.7
月刊Asuka:2013年2月号 - 2014年9月号
発表期間2012年2月18日 - 2014年7月24日
巻数全6巻
漫画
原作・原案など三上延(原作)
越島はぐ(キャラクター原案)
作画交田稜
出版社講談社
掲載誌good!アフタヌーン
レーベルアフタヌーンKC
発表号2012年23号 - 2013年35号
発表期間2012年7月6日 - 2013年9月6日
巻数全3巻
漫画
原作・原案など三上延(原作)
越島はぐ(キャラクター原案)
作画庭春樹
出版社KADOKAWA
掲載サイトヤングエースUP
発表期間2024年2月23日[2] -
ドラマ
原作三上延
演出松山博昭、宮木正悟
制作フジテレビドラマ製作センター
放送局フジテレビ
放送期間2013年1月14日 - 2013年3月25日
話数11話
その他詳細はテレビドラマ版記事を参照。
テンプレート - ノート
プロジェクト漫画
ポータル文学漫画

『ビブリア古書堂の事件手帖』(ビブリアこしょどうのじけんてちょう)は、三上延による日本ライトミステリ小説。イラストは越島はぐが担当している。メディアワークス文庫アスキー・メディアワークスKADOKAWA)より2011年3月から刊行されている。
概要

古書に関して並外れた知識を持つが、極度の人見知りである美貌の古本屋店主・栞子(しおりこ)が、客が持ち込む古書にまつわる謎を解いていく日常の謎系のビブリオミステリ[3]。作中で扱われる古書は実在するもので、それら書籍の売上が伸びたり絶版本が復刊されるなどの影響を与えた[4][5]

メディアワークス文庫で初のミリオンセラー作品であり[6]、2020年6月時点でシリーズ累計発行部数は700万部を突破している[7]。2012年には、本屋大賞にノミネートされた[8]。2016年には、小中学生向けに漢字にルビが振られた角川つばさ文庫版が刊行された。

メディアミックスとして2種類の漫画化作品と、テレビドラマが制作されている。2017年2月には、実写およびアニメでの映画化が発表された[9]
物語の舞台JR北鎌倉駅(本作の舞台近辺)

物語開始時は2010年8月。神奈川県鎌倉市北鎌倉を舞台としている。地名は実在のものを用いているが、ビブリア古書堂の店舗や登場人物はフィクションである(作者後書きより)。

4巻は2011年4月を描いており、現実と同じく東日本大震災が起きたことになっている。
ビブリア古書堂
北鎌倉駅のホーム隣の路地の向かいで営業している古本屋。古い木造の建屋で、何十年も前から営業している老舗。人文科学系の専門書を主に扱うが、マンガや文庫本の棚もある。ネット上にある古本の検索サイトに参加しており、売り上げの多くはネット通販でまかなわれているらしい。店のカウンターの奥は店主が住んでいる母屋へ通じている。
栞子の祖父、聖司が敬虔なクリスチャンで、このため、ラテン語で聖書を意味する『ビブリア』を店の屋号にしたという[10]
あらすじ

1巻から3巻までは、時系列順の一話完結の連作短編のかたちをとっている。4巻は3巻までを受けた長篇である。
1巻
プロローグ
高校時代、北鎌倉の駅近くの坂道にある古書店。白髪まじりの中年男が一人で経営しているはずの古書店で、小さなワゴンを引っ張り出している女性を見て気を引かれる。立看板には「ビブリア古書堂」とあった。声をかけようと思ったが自分の体質を思いやめてしまった。
第一話 夏目漱石『漱石全集・新書版』(岩波書店)
五浦大輔は幼い頃、本好きの祖母の本棚をいじりひどく叱られてから、本を長時間読むことが出来ない体質になっていた。大学を卒業するが、就職を決めた会社は卒業直前に倒産してしまい、無職の状態が続いていた。その年の盛夏の8月のこと、大輔の母・恵理が1年前に他界した祖母の遺品『漱石全集』の1冊に、
夏目漱石のサインがあるのを見つける。母に頼まれた大輔は、サインが本物であるかどうかを調べるため本の値札に記されていたビブリア古書堂を訪れると、店主は入院しており、店番からは病院へ行くよう言われる。病院にて大輔が女店主篠川栞子に会うと、高校時代にビブリア古書店で見かけ、気にかかっていた女性だった。漱石のサインは偽物であったが、篠川栞子は田中嘉雄宛の献呈署名の体裁になっていることを訝しみ、田中嘉雄からのプレゼントだったものを大輔の祖母が書いた落書きと偽装するためにやったのだろうと推理する。帰宅後署名は偽物だったと報告すると、大輔は母に、迷惑をかけたお詫びに菓子折を持って行けと言われる。翌日菓子折を求めた先で伯母に会った五浦は、祖母と祖父に関する昔話を聞くうちに昨日聞いたサインの話の中に自分にも関わる重大な秘密に気付く。栞子を見舞い、そのことを話した大輔は、栞子からビブリア古書堂で働かないかと持ちかけられて快諾するのだった。
第二話 小山清『落穂拾ひ・聖アンデルセン』(新潮文庫)
常連の志田、小菅奈緒、笠井菊哉登場の挿話。大輔がビブリア古書堂で働き出してから3日が経った。今までは栞子の妹の篠川文香が店番をしていたが、今朝は母屋から出てこない。店番となった大輔は、常連と自称する男に万引きを取り押さえてもらう。せどり屋の志田と名乗ったその男は、盗まれた本を探してもらいたくて来たという。志田はせどり屋仲間と商品を交換するために待ち合わせをし、トイレに立った時に女子高校生に自転車を倒され文庫本『落穂拾ひ』を盗まれたようなので、もしその本を売りに来たら黙って買い取り、自分に買い戻させてほしいということだった。入院中の栞子にそのことを話すと、犯人とすれ違った志田の待ち合わせ相手に詳しく話を聞いて見る必要があると言い出したため、大輔はその相手・笠井菊哉に会って話を聞き、さらに事件に関わると思われる男子生徒に出くわして、渦中の少女の身元が判明することとなった。大輔が掴んだ情報を栞子に電話で伝え、犯人の少女・小菅を病院へ呼び出し栞子がその推理を話すと見事に当たっていた。後日、小菅が志田のもとに謝りに行くと、彼女の行動の裏に男子生徒への想いと失恋があったことを知った志田はかえって同情し、小菅と『落穂拾ひ』について語り合い、打ち解けたのだった。
第三話 ヴィノグラードフ・クジミン『論理学入門』(青木文庫)
常連の坂口昌司・しのぶ夫妻登場の挿話。


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