ビビッドレッド・オペレーション
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ビビッドレッド・オペレーション
ジャンル
SF変身ヒロイン戦闘美少女
アニメ
原作TEAM VIVID
監督高村和宏
シリーズ構成吉野弘幸、高村和宏
脚本吉野弘幸、森田繁岡村天斎
キャラクターデザイン高村和宏
メカニックデザイン浅賀和行
音楽深澤秀行
アニメーション制作A-1 Pictures
製作アニプレックス
アスキー・メディアワークス
電通ムービックMBS
放送局#放送局を参照
放送期間2013年1月10日 - 3月28日
話数全12話

漫画
漫画:ビビッドレッド・オペレーション
原作・原案などTEAM VIVID
作画小梅けいと
出版社アスキー・メディアワークス
掲載誌電撃G's magazine
レーベル電撃コミックス
発表号2013年5月号 - 2014年4月号
発表期間2013年2月27日 - 2014年2月28日
巻数全2巻
漫画:ビビッドレッド・オペレーション The 4コマ びびおぺ
原作・原案などTEAM VIVID
作画娘太丸
出版社アスキー・メディアワークス
掲載誌電撃G's magazine
発表号2012年11月号 - 2014年5月号
巻数全2巻

テンプレート - ノート
プロジェクトアニメ漫画
ポータルアニメ漫画

『ビビッドレッド・オペレーション』(VIVIDRED OPERATION)は、日本テレビアニメ作品。2013年1月から3月まで、MBSTBSほかで放送された。全12話。略称は「ビビッド」[1]、「ビビオペ」[2][3]
概要

アニプレックス電撃G's magazine製作、A-1 Pictures制作のオリジナルアニメーションプロジェクト。2012年4月28日に、2日に1つキーワードが発表されるティザーサイトが開設[4]。その後、計16キーワード発表後の2012年5月30日に正式な公式サイトが開設された[5]

伊豆大島にある東京都大島町と、島と本州の間に存在する架空の人工島が舞台となっている[6]

キャッチコピーは「友情が世界を守る鍵」。1人では太刀打ちできない脅威に友達と一緒に立ち向かい、その力で世界を救うというのがストーリーのテーマである[7]。しかしこれは高村和宏と吉野弘幸との打ち合わせの中で考案されたものであり、高村が執筆した当初の企画書にはまだ友情の語はなく、「おしりアニメ」と記されていた[7]

『電撃G's magazine』において漫画版2作品が連載された。また、バンダイナムコゲームスよりPlayStation 3アクションゲームが同年6月20日に発売された。さらに同年3月29日より2014年4月25日までGREE、Mobageでソーシャルゲーム版が配信されていた[8][9]
企画の経緯

本作品の起源は2007年[10]。当時『天元突破グレンラガン』に携わっていた高村は、アニメーターとして行き詰まりを感じながらも新しい企画書を執筆した[1]。その表紙には既に決定タイトル『ビビッドレッド・オペレーション』が掲げられており、イラストは「ホットパンツ姿のヒロインの尻だけが鮮明に描かれている」というもので、高村が作品を通じてやりたいことを如実に物語っていた[11]。この企画は周囲の賛同を得られずお蔵入りになりかけたが、企画書を見た鳥羽洋典が興味を持ち、再始動することになった。しかし、まもなく高村が『ストライクウィッチーズ』で多忙になったため、すぐに制作に取り掛かることはできなかった[1]

翌2008年、鳥羽から企画書を渡された吉野が制作に加わった[10]。だが『ストライクウィッチーズ』が第2期や劇場版まで続いたこともあって作業は延び延びになり、2012年に入ってようやく企画が本格的に開始した[1]。本作品の情報が公開されたのは『電撃G's magazine』2012年7月号で、まだ名前も未公表だった主人公のあかねのイラストが同号の表紙を飾った。
あらすじ

一色健次郎博士による発明機関「示現エンジン」がそびえ立つ、ブルーアイランド。世界のエネルギー問題を解決へ導いたそれによる恩徳の下、世界の人々は平穏な日々を送っていた。大島に住む、健次郎の孫娘で中学生の一色あかねも、その1人である。健次郎の発明品の1つである浮遊バイク「わんこ」に乗り、入院中の母の一色ましろに代わって家計を助けるための新聞配達に励みながら、妹の一色ももが家事を受け持つ自宅の奥で発明に勤しむ健次郎と数時間ぶりの再会を喜び、大島北ノ山小中学校では小学生と一緒に授業や休み時間を享受する。そんな中、病気療養のために休学していた親友の二葉あおいが復学のために帰島することを知ったあかねは、彼女と共に進級できることも併せて喜びに湧く。

あかねは学校の帰りにあおいを迎えに行くが、それと並行して示現エンジンへ向かう巨大な存在があった。「アローン」と呼ばれるそれは、最新鋭の戦闘機や護衛艦を一撃で薙ぎ払うビーム兵器を持っていた。アローンの脅威に備えていた健次郎は、自宅の奥で「ビビッドシステム」を完成させるが、その際に起こった爆発の影響で意識がカワウソぬいぐるみ「うそくん」へ転送され、元の肉体は抜け殻同然となってしまう。あかねは健次郎の指示で彼の肉体をとりあえず冷蔵庫へ放り込むと、不思議な鍵を託してきた健次郎と共にわんこで示現エンジンへ急ぐ。その途中、あかねは戦場と化したその空域へ迷い込んでアローンの攻撃を受け、不時着していく飛行機の窓にあおいの姿を目撃する。あおいを乗せた飛行機は示現エンジンの最上部に不時着し、あおいはあかねの目前で大破して折れ砕けた機体から、地表へ落下していく。7年前にましろと共に遭遇した実験事故で重度の高所恐怖症となっていたあかねは、示現エンジンの高度に一度は躊躇して立ち止まってしまうが、あおいを救うべく勇気を振り絞って再び飛び出す。

あかねが落下中のあおいに追い着いたその時、ビビッドシステムが発動した。鍵の閃光に包まれて瞬時に「パレットスーツ」への変身を遂げ、あおいと共に宙に浮いているあかねへ、健次郎はビビッドシステムこそがアローンに唯一対抗できる手段であることを語るのだった。
登場人物
主要人物
一色 あかね(いっしき あかね)
声 -
佐倉綾音[12]本作の主人公。中学2年生の14歳[13]。大島北ノ山小中学校に通っていたが、第2話でアローンの攻撃で学校が壊滅、第3話で新大島学園の中等部に編入している。能天気でバカだが困っている人を見捨てられない優しい性格で、入院中の母に代わり、新聞配達などのアルバイトで家計を助けている。常識の範疇を越えるほどのマヨネーズ好きである。天性の運動神経に恵まれており、素早く型にはまらない身のこなしが得意。第3話では剣術を修めるわかばの打ち込みを、無手でいなしている。その一方で、ひまわりが「博士の偉大な才能は継いでない」と形容するように、天才科学者の孫だが学校の成績は芳しくない。(4コマ漫画版では赤点を取った一面も)7年前、示現エンジン実験号機の暴走事故に巻き込まれて母のましろとともに橋から宙吊りになったことがトラウマとなり、長らく高所恐怖症を抱えていたが、あおいを救いたい一心で示現エンジンのメインタワー頂上から決死の大ジャンプを敢行。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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