ビバリーヒルズ高校白書
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この項目では、1990年開始のテレビドラマについて説明しています。続編については「新ビバリーヒルズ青春白書」を、本作品のキャストが本人役で登場しているモキュメンタリーについては「ビバリーヒルズ再会白書」をご覧ください。

ビバリーヒルズ高校白書
ジャンル海外ドラマ/群像劇
出演者主な登場人物を参照

放送
放送国・地域 アメリカ合衆国

シーズン1(高校白書)
放送期間1990年10月4日 - 1991年5月9日
回数23
パラマウント・ジャパン

シーズン2(高校白書)
放送期間1991年7月11日 - 1992年5月7日
回数28
パラマウント・ジャパン

シーズン3(高校白書)
放送期間1992年7月15日 - 1993年5月19日
回数30
パラマウント・ジャパン

シーズン4(青春白書)
放送期間1993年9月8日 - 1994年5月25日
回数32
パラマウント・ジャパン

シーズン5(青春白書)
放送期間1994年9月7日 - 1995年5月24日
回数32
パラマウント・ジャパン

シーズン6(青春白書)
放送期間1995年9月13日 - 1996年5月22日
回数32
パラマウント・ジャパン

シーズン7(青春白書)
放送期間1996年8月21日 - 1997年5月21日
回数32
パラマウント・ジャパン

シーズン8(青春白書)
放送期間1997年9月10日 - 1998年5月20日
回数32
パラマウント・ジャパン

シーズン9(青春白書)
放送期間1998年9月16日 - 1999年5月19日
回数26
パラマウント・ジャパン

シーズン10(青春白書)
放送期間1999年9月8日 - 2000年5月17日
回数27
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『ビバリーヒルズ高校白書』(ビバリーヒルズこうこうはくしょ)、『ビバリーヒルズ青春白書』(ビバリーヒルズせいしゅんはくしょ)は、アメリカ合衆国のスペリング・テレビジョンが制作し、FOX系列で放映された青春テレビドラマ1990年から2000年まで放送された。略称はビバヒル。

原題は 『Beverly Hills, 90210』(90210 はアメリカのビバリーヒルズ郵便番号)。邦題の『ビバリーヒルズ高校白書』はビバリーヒルズの高校(「ウェストビバリーハイスクール」という架空の高等学校)での生活を描いたシーズン1 - 3にあたり、カリフォルニア大学[注釈 1]へ入学してからのストーリーを描いたシーズン4 - 10は『ビバリーヒルズ青春白書』としている。
概説

ストーリーは、寒冷なミネソタ州ミネアポリスで暮らしていた中流家庭が温暖で華やかな上流家庭の子弟が多く住むカリフォルニア州ビバリーヒルズに引っ越し、双子の高校生兄妹がウェストビバリーハイスクール[注釈 2]に転校するところから始まる。主人公の双子とそのまわりの友人たちとの思春期から青年期にかけての恋愛、悩み、離婚・再婚や親の犯罪といった複雑な家庭事情、ドラッグ・自殺・人種差別などの現代のアメリカ合衆国を象徴する社会問題と葛藤を描いた点がリアリティあるアメリカの若者像として評価を受け、世界的に人気を呼んだ[注釈 3]。製作終了後も再放送が繰り返されるなど、ティーンドラマの伝説となっており、特に『高校白書』の評価が高く、アメリカではブレンダ役のシャナン・ドハーティーが出演したシーズン4までを「ブレンダ・イヤーズ」と呼び、シーズン4までのみ再放送する放送局もあった。日本でも当時大ブームを巻き起こした。ティーン向け女性ファッション雑誌では登場人物の着る西海岸風のアメリカンカジュアルな服装が多く取り上げられ、現在のセレブカジュアル風の着こなしは、一時は『ビバカジ』と称され流行していた。また日本語吹き替え版ではセリフの独特な言い回しや決まり文句(「ちょい待ち」「やっこさん」「 - でやんす」「ワーオです」など)が個々のキャラクターの個性を際立たせ、この作品を特徴付ける一要素となっている。スウェーデンでは、ドラマの人気絶頂期とも言うべき1992年から1994年にかけて、ブランドンとディランという二大登場人物の名が、新生児の名前として突然ポピュラーになったことさえある。

複数のスピンオフが誕生している。1992年放送開始の『メルローズ・プレイス』やそのスピンオフの『モデル・エージェンシー/女たちの闘い』の他、本作の続編として2008年から2013年まで制作・放映された『新ビバリーヒルズ青春白書』、そして、2009年開始の『メルローズ・プレイス』の続編がある。また、本作終了直後の2000年には、ビバヒルを皮肉った楽屋落ち物語として話題になった『グロス・ポイント』(ダレン・スター製作)も放送された。

日本での放送はNHK衛星第2テレビにて先行放送し、放送できるストックが溜まるまで休止と再開を繰り返す。遅れて数年後に地上波NHK総合テレビで1話からレギュラー放送を開始。季節ごとに平日深夜に一挙再放送というサイクルで展開していた。VHSでは傑作エピソード集を数本発売し、放送完結後に1巻2話収録で高額なVHS/DVDが発売開始したがシーズン2で打ち切り。その後DVDBOXが全シーズン発売され、DVDBOX完結直後に総額1/3ほどの廉価DVDBOXも発売された。

2019年8月7日にシリーズ最新作となる『ビバリーヒルズ再会白書』をアメリカ・FOXテレビにて放送。日本では動画配信サイトのHuluにて同年12月24日から独占配信する[1]。2020年にWOWOWで放送された。
主な登場人物
主要人物1991年8月のエミー賞授賞式に出席したブランドン役のジェイソン・プリーストリー(左)とブレンダ役のシャナン・ドハーティー
ブランドン・ウォルシュ (Brandon Walsh)
演 - ジェイソン・プリーストリー、日本語吹替 - 中原茂登場:シーズン1 - 9ブレンダと双子の兄妹。スコットランドプロテスタント公認会計士 である父親ジムと母親シンディの息子。新聞部に在籍し、融通は利かないが正義感の旺盛な優等生的存在。目移りしやすいタイプで多くの登場人物と恋に落ちるが、一話完結で終わる場合がほとんど。シーズン5ではケリーにプロポーズするが断られる。シーズン7で2人は復縁し結婚寸前までいくが、再度別れてしまう。真面目な性格だが、アルコールに弱くギャンブルに手を出すことも。スポーツは見るのもやるのも賭けるのも大好きだがダンスが大の苦手。シーズン8でスティーブとともに新聞社「ビバリー・ビート」を興す、その後、ニューヨーク・クロニクルのワシントン支局からオファーを受けワシントンへと旅立っていった。演じたジェイソン・プリーストリーはシーズン9の序盤で降板[2]。理由は「自分に固定イメージがつくのが嫌だから(再会白書でもネタにされ、イメージは脱却できなかった)」。ただしプロデューサーなどとして作品にはその後も参加している。シーズン10の最終回ではビデオレターの中で少しだけ姿を見せた。
ブレンダ・ウォルシュ (Brenda Walsh)
演 -
シャナン・ドハーティー、日本語吹替 - 小金澤篤子登場:シーズン1 - 4 / 新ビバリーヒルズ青春白書ブランドンと双子の兄妹。愛するディランに処女を捧げたが、ディランがケリーと恋に落ちたため、三角関係に陥いる。信念や思い込みの強い性格であり、定期的にトラブルを起こすため、末期は父親から「今度はなんだ?」という目で見られるようになる。また感化されやすい性格でもある。ディランと破局後はスチュワートという男性と婚約するが後に解消した。ブランドンの代打としてピーチ・ピットでバイトした頃から演技の才能を開花させはじめ、大学のオーディションでは様々な悪意や苦難を乗り越えつつも主役を獲得する。そしてオーディションの舞台の演出家であるランドールから薦められて、夏休みの3ヶ月間、ロンドンの演劇学校の講習に参加することになる。その後、演劇学校で優秀な成績を納めて本格的に留学することになった。しばらくして同じくビバリーヒルズを離れたディランとロンドンで一緒に生活している事が判明するが再び破局した。演じたシャナン・ドハーティーは撮影現場や私生活でのトラブルがメディアを賑わせるなど、当時はゴシップ女優としても名を馳せていた。傲慢で自己中心的な態度が共演者との間に軋轢を生み、その結果、主役の1人であったにもかかわらずシーズン4の最終回にて「ロンドン女優の勉強をしに行く」という設定で降板となった。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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