ビバリウム
[Wikipedia|▼Menu]
.mw-parser-output .ambox{border:1px solid #a2a9b1;border-left:10px solid #36c;background-color:#fbfbfb;box-sizing:border-box}.mw-parser-output .ambox+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+link+.ambox{margin-top:-1px}html body.mediawiki .mw-parser-output .ambox.mbox-small-left{margin:4px 1em 4px 0;overflow:hidden;width:238px;border-collapse:collapse;font-size:88%;line-height:1.25em}.mw-parser-output .ambox-speedy{border-left:10px solid #b32424;background-color:#fee7e6}.mw-parser-output .ambox-delete{border-left:10px solid #b32424}.mw-parser-output .ambox-content{border-left:10px solid #f28500}.mw-parser-output .ambox-style{border-left:10px solid #fc3}.mw-parser-output .ambox-move{border-left:10px solid #9932cc}.mw-parser-output .ambox-protection{border-left:10px solid #a2a9b1}.mw-parser-output .ambox .mbox-text{border:none;padding:0.25em 0.5em;width:100%;font-size:90%}.mw-parser-output .ambox .mbox-image{border:none;padding:2px 0 2px 0.5em;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-imageright{border:none;padding:2px 0.5em 2px 0;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-empty-cell{border:none;padding:0;width:1px}.mw-parser-output .ambox .mbox-image-div{width:52px}html.client-js body.skin-minerva .mw-parser-output .mbox-text-span{margin-left:23px!important}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .ambox{margin:0 10%}}

この記事には複数の問題があります。改善ノートページでの議論にご協力ください。

出典脚注などを用いて記述と関連付けてください。(2021年6月)


独自研究が含まれているおそれがあります。(2021年6月)


テラリウム 左側はヘビの生息に適した環境を、右側は多湿な環境を再現している

テラリウム (: terrarium) とは陸上の生物(主に植物や小動物)をガラス容器などで飼育・栽培する技術である。現代でも園芸の一スタイルとして、陸上動物の飼育器として、多くの園館や研究者アマチュア愛好家によって製作されている。
歴史

テラリウムは19世紀大英帝国の首都、ロンドンで生まれた。発明者は外科医のナサニエル・バグショー・ウォードである。ウォードがスズメガの蛹と一緒に腐葉土をガラス容器に入れていたところ、数ヵ月後に腐葉土から種や胞子が発芽していた。それを見つけたウォードは、この方法なら当時のロンドンの汚染された環境でも植物が育つであろうし、何日も水を与えずとも栽培できる、遠隔地からの運搬も成功率が上がり、手間もかからなくなるだろう、と考えた(ウォードの箱を参照)。

19世紀・大英帝国の時代背景の中、テラリウムという手法は大変画期的な発明であった。当時、植民地から宗主国、植民地から別の植民地へと、多くの植物が運搬された。運ぶ目的は研究用、観賞用、コレクション、公的なもの、私的なもの、など様々であるが、有用資源の開発という大義名分もあり、実際に数多くの重要な新資源を欧米にもたらした。それらは数多くの新発明、今日では欠かせない日用品などの元にもなった。ゴムコショウが代表的である。

この時代、「プラントハンター」と呼ばれる人々が世界中から植物を蒐集していた。現代、商品作物として、医薬品として、園芸用として見かける植物の中にも彼らが発見したものは数多いが、はるか南方の未開の地から植物を輸送することは困難を極めた。また、パトロンとなっていた王侯貴族も植物蒐集に相当な精を出しており、そうでない人々も園芸や庭園を楽しむようになっていた。

こういった時代、テラリウムが登場したことにより、植物の運搬は格段に楽になり、成功率もあがった。また、大温室を作らずとも、熱帯植物を栽培できるようになり、中産階級の間でテラリウムによるシダ栽培が流行した。一般市民に、今ではポピュラーとなった熱帯性の観葉植物を栽培する楽しみが広まったのも、この頃である。
設備

持ち運べるほど小さな容器に植物を寄せ植えしたものから、温室のようなものまで含まれる。容器以外に人工物を使用していないテラリウムもあるが、演出のため、メンテナンスのため、生体の生活のために様々な機械が取り付けられる場合もある。
コンテナ(入れ物)

温室のような大きなものから、掌に載るほどのものまであるが、外部から観賞する場合が多いため、ガラスアクリル樹脂で出来ている場合が多い。ガラスの器やビン、プラスチックボトルなどが利用される場合もある。観賞魚用の水槽やプラケース、園芸用室内温室が利用される場合もある。最初からテラリウムを作る目的で製作された入れ物やそのセットもある。園芸用品としては、テラリウム用の装飾的な入れ物なども製作されている。以下はコンテナに用いられる素材の例である。

ガラス - 透明で観賞面に優れる。傷がつきにくい。割れやすくまた割れると危険。通気性は悪い。重い。サイズが小さい場合安価。

アクリル - 透明で観賞面に優れる。傷がつきやすい。加工がしやすい。通気性は悪い。ガラスに比べ軽い。

網 - 観賞面は悪い。加工がしやすい。通気性が良い。軽い。

水槽は市販されているため安価で入手しやすいといえる。また保温性があるため寒さに弱い生物を扱うには適している。自作する場合はアクリルや網が加工しやすく有効である。また網を足場としたり通気性が良いため暑さに弱い生物、主に森林に生息したり飛行する生物には有効である。
土壌

テラリウム内で生活する生物に適した土壌が適材適所に使われる。園芸用の土壌、アクアリウム用の砂利などが利用される。


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:58 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef