『ビッチェズ・ブリュー』
マイルス・デイヴィス の スタジオ・アルバム
リリース1970年3月30日[1]
録音1969年8月19日-8月21日 ニューヨーク
ジャンルジャズ、フュージョン
時間94分11秒(オリジナル盤)
106分01秒(再発CD)
レーベルコロムビア・レコード GP 26
プロデューステオ・マセロ
イン・ア・サイレント・ウェイ
(1969年)ビッチェズ・ブリュー
(1970年)ジャック・ジョンソン
(1971年)
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『ビッチェズ・ブリュー』(Bitches Brew)とは、ジャズ・トランペット奏者マイルス・デイヴィスが1970年に発表した2枚組のアルバム。
前作『イン・ア・サイレント・ウェイ』に引き続き、エレクトリック・ジャズ路線を押し進めた内容で、「フュージョン」と呼ばれるジャンルを確立した、ジャズ史上最も革命的な作品の一つとみなされている[5]。マイルスのアルバムとしては初めて、本国アメリカでゴールド・ディスクに達し[6]、総合チャートのBillboard 200で自身唯一のトップ40入りを果たした[2]。その後も売れ続け、『カインド・オブ・ブルー』と並ぶマイルス最大のヒット作と言われている。
『ローリング・ストーン』誌が選んだ「オールタイム・グレイテスト・アルバム500」(2020年版)において87位にランクインした[7]。
1998年11月24日に、『ザ・コンプリート・ビッチェズ・ブリュー・セッションズ』(本アルバムで使用した1970年2月までのスタジオセッションを収録したCD4枚組ボックスセット)がコロムビア・レコードから発売された。 ほぼ全編16ビートを基調としており、単にエレクトリック楽器を使ったというだけでなく、リズム面でもジャズ界に革命をもたらした作品。よく「ジャズとロックを融合した先駆的なアルバム」と言われるが、音楽的にはファンクからの影響も強い。ドラマー2人とパーカッション奏者2人を起用することで、多彩なリズムを積み重ねていった。マイルスが1970年代に制作・発表したアルバムはおおむね、本作の路線を継承している。 27分に及ぶ「ビッチェズ・ブリュー」を筆頭に、どの曲も10分を超える大作となっている。唯一「ジョン・マクラフリン」のみ5分未満だが、これは、「ビッチェズ・ブリュー」があまりに長いため、プロデューサーのテオ・マセロ
解説
メンバーは、前作『イン・ア・サイレント・ウェイ』にも参加した面々を中心に、マイルス・バンドの新ドラマーとなるジャック・ディジョネットや、リターン・トゥ・フォーエヴァーでも知られるレニー・ホワイト、後にジャコ・パストリアスと活動するドン・アライアス等も加えた、大編成となっている。後のフュージョン・シーンで活躍する名プレイヤー達が群雄割拠した作品とも言える。なお、本作はウェイン・ショーター在籍時としては最後のスタジオ・アルバムで、ウェインはその後、ジョー・ザヴィヌルと共にウェザー・リポートを結成。 CDでは、ウェイン・ショーター作曲の「フェイオ」が追加されているが、これは1970年1月に行われた、全く別のセッションで録音されたもの。メンバーも多少異なり、レニー・ホワイトやハーヴェイ・ブルックス
ボーナス・トラック