ビッシュ
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この項目では、競走馬について説明しています。ガール・グループについては「BiSH」をご覧ください。

ビッシュ
新馬戦
欧字表記Biche[1]
品種サラブレッド[1]
性別[1][2]
毛色鹿毛[1][2]
生誕2013年1月16日(11歳)[1][2]
登録日2015年10月8日
抹消日2019年2月28日
ディープインパクト[1][2]
母バランセラ[1][2]
母の父Acatenango[1][2]
生国 日本北海道安平町[1][2]
生産者ノーザンファーム[1][2]
馬主窪田康志
窪田芳郎
調教師鹿戸雄一美浦[1][2]
厩務員成田雄貴(持ち乗り調教助手)[3]
競走成績
生涯成績13戦3勝
獲得賞金9099万2000円[1]

勝ち鞍

GIII紫苑ステークス2016年


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ビッシュ(英:Biche)は、日本競走馬繁殖牝馬

新馬戦から2連勝でオープンクラス昇格し、牝馬クラシックに参戦。優駿牝馬(オークス)で3着となり、秋華賞トライアル競走である紫苑ステークスで重賞初制覇。秋華賞では1番人気の支持を受けたが10着に敗れた。その後、古馬となって6歳まで出走したが勝利することができなかった。馬名の由来は、フランス語で「牝鹿[4]
経歴
デビュー前

2013年の当歳セレクトセールにて、スクーデリアによって7980万円で落札された[5]
3歳(2016年)

2月21日東京競馬場新馬戦(芝1800m)に横山典弘とともに出走[6]単勝オッズ7.6倍の5番人気の支持を受けた[6]。出走する16頭中7.8番手で進行[6]、最後の直線で出走メンバー中最速の上がり3ハロン35.3秒で差し切り[6]、後方に5馬身離して勝利を挙げた[6]

3月26日中山競馬場条件戦(芝1800m、500万下)に単勝2番人気で出走し[7]、出走した9頭中後方の6番手から追い上げて差し切り、後続に2分の1馬身離して2勝目を挙げた[7]
4月24日、優駿牝馬の優先出走権を獲得できるトライアル競走であるフローラステークス(GII)で重賞初出走[8]単勝オッズ4.5倍の1番人気という支持を受けた[9]。スタートから控えて、17.8番手の最後方で最後の直線に進入。出走メンバー中最速タイの上がり3ハロン、34.6秒の脚で追い上げた[9]。中団8番手から抜け出したチェッキーノが先頭で、それに0.8秒遅れた5着となった。管理する鹿戸雄一調教師は「最後はよく伸びていますが、きょうのような展開では厳しかったね」と振り返った[10]

5月22日優駿牝馬(オークス)(GI)に5頭中4頭が抽出される抽選を潜り抜けて[11]、GIに初出走となった。今まで3戦騎乗していた横山典弘からミルコ・デムーロに乗り替わり、単勝オッズ16.0倍の5番人気の支持を受けた[12]。中団7.8番手からレースを進め[12]、最後の直線で5番手から残り300メートルで抜け出して[12]、先頭に立ったエンジェルフェイスを捕らえて先頭に躍り出た[13][12]。しかし、外から追い込んできたシンハライト、チェッキーノに差し切られて、その2頭の0.1秒離された3着となった[12][13]。騎乗したデムーロは「勝ったと思ったよ」と回顧し[13]、鹿戸は「直線は思わず力が入った。いい脚を使ったし、状態も良かったから」と振り返った[13]

9月10日、秋華賞の優先出走権を獲得できるトライアル競走である紫苑ステークス(GIII)に、戸崎圭太に乗り替わって出走[14]。8枠18番の大外枠からの発走で[14]、単勝オッズ3.1倍の1番人気の支持を受けた[14]。スタート直後から後方14番手に位置したが、バックストレッチで馬群の外側からまくり、第3コーナーで6番手[14]。さらに一番外側からまくって最終コーナーを回った頃には2番手に位置[14]。最後の直線に進入したとともに先頭に立つと、伸びて後方を寄せ付けず差を広げた。最終的に後方のヴィブロスを2馬身2分の1離して勝利[14][15]。通算3勝目で重賞初制覇を記録した[15]。騎乗した戸崎は「追い切りにも乗って、いい馬だと思っていたので、自信を持って乗りました。馬のリズムを大切に、大外枠だったので馬群に入れることはないと思っていました。4コーナーまでリズム良く行けて、手応えも十分でした。」と振り返った[15]

10月16日、優先出走権を行使して秋華賞に出走[16]。単勝2.5倍の1番人気の支持を受けた[16]。後方10番手で最後の直線に進入し、差し切りを図ったが伸びず10着に終わった[16]

11月27日古馬と初顔合わせとなる、ジャパンカップ(GI)に出走。3歳牝馬のため負担重量は53キログラムに設定され[17]、戸崎圭太から幸英明に乗り替わった。単勝11番人気の支持を受けた[17]。スタートから中団9番手に位置[17]、最後の直線で10番手から伸びず[17]、そのまま後退。優勝したキタサンブラックに1.4秒遅れた16着のブービー賞となった[17]
4歳(2017年)- 6歳(2019年)

馬主名義が窪田康志から窪田芳郎に変更され[17][18]2017年3月12日中山牝馬ステークス(GIII)に出走。戸崎圭太に再び乗り替わり、単勝3番人気の支持であったが、優勝したトーセンビクトリーに0.5秒離された10着に終わった[19]。その後、2017年から2019年にかけて、重賞、降級して1600万下に、5戦出走したが勝利できなかった。

2019年2月28日付けで競走馬登録を抹消。北海道苫小牧市ノーザンファーム空港牧場にて繁殖牝馬となった[20][21]
競走成績

以下の内容は、netkeiba.comの情報に基づく[22]

競走日競馬場競走名格距離(馬場)頭数枠番馬番オッズ(人気)着順タイム(上がり3F)着差騎手斤量
[kg]1着馬(2着馬)
2016.02.21東京3歳新馬芝1800m(重)1661107.60(5人)01着1:51.7(35.3)-0.8横山典弘54(エイシンシラユキ)
0000.03.26中山3歳500万下芝1800m(良)91103.20(2人)01着1:48.9(34.8)-0.1横山典弘54(ヴィガーエッジ)
0000.04.24東京フローラSGII芝2000m(良)182304.50(1人)05着2:00.5(34.6)-0.8横山典弘54チェッキーノ
0000.05.22東京優駿牝馬GI芝2400m(良)1871416.00(5人)03着2:25.1(34.1)-0.1M.デムーロ55シンハライト
0000.09.10中山紫苑SGIII芝2000m(良)1881803.10(1人)01着1:59.7(35.3)-0.4戸崎圭太54(ヴィブロス
0000.10.16京都秋華賞GI芝2000m(良)1851002.50(1人)10着1:59.4(34.1)-0.8戸崎圭太55ヴィブロス
0000.11.27東京ジャパンCGI芝2400m(良)171260.3(11人)16着2:27.2(35.4)-1.4幸英明53キタサンブラック
2017.03.12中山中山牝馬SGIII芝1800m(良)162306.00(3人)10着1:49.9(34.4)-0.5戸崎圭太55トーセンビクトリー
0000.06.11阪神マーメイドSGIII芝2000m(良)1281106.30(4人)05着1:59.9(35.1)-0.4福永祐一55マキシマムドパリ
2018.10.21東京甲斐路S1600万下芝1800m(良)85507.90(3人)04着1:49.0(32.7)-0.2大野拓弥55ドミナートゥス
0000.11.17東京ユートピアS1600万下芝1600m(良)117904.20(2人)08着1:33.5(34.2)-1.0J.モレイラ55アルーシャ
0000.12.09中山常総S1600万下芝1800m(良)125604.80(2人)05着1:48.7(35.0)-0.2大野拓弥55ウインファビラス


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