ビッグ・ベン
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東京都港区の企業については「ビッグベン (企業)」をご覧ください。

「エリザベスタワー」はこの項目へ転送されています。同名の競走馬については「エリザベスタワー (競走馬)」をご覧ください。
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出典検索?: "ビッグ・ベン" ? ニュース ・ 書籍 ・ スカラー ・ CiNii ・ J-STAGE ・ NDL ・ dlib.jp ・ ジャパンサーチ ・ TWL(2021年4月)

エリザベス・タワー
(通称「ビッグ・ベン」)

情報
旧名称クロックタワー
用途時計塔
階数11階
高さ96.3m
着工1843年
竣工1859年4月10日
座標.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯51度30分2.2秒 西経0度7分28.6秒 / 北緯51.500611度 西経0.124611度 / 51.500611; -0.124611座標: 北緯51度30分2.2秒 西経0度7分28.6秒 / 北緯51.500611度 西経0.124611度 / 51.500611; -0.124611
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ビッグ・ベン、ビッグベン(: Big Ben)は、イギリス(英国)の首都ロンドンにあるウェストミンスター宮殿英国国会議事堂)に付属する時計塔内に設置されている大時鐘の愛称[1]。時計塔全体の正式名称は、エリザベス2世在位60年を記念して2012年に「エリザベスタワー」とされたが、ビッグ・ベンは塔全体や大時計そのものを指して使われることが多い[1]。現在の鐘は2代目で、高さ2.2メートル、直径2.7メートル、13.7トンあり、さらに周囲にはやや小さい鐘が4つある[1]

初代は1859年5月31日に作られ、当時は世界で最も正確な時計でもあった(毎時の誤差1秒以内[1])。
時計台

1834年10月16日、ウェストミンスター宮殿は職員の炉火の不始末から焼け落ち、英国議会はゴシック建築で再建することで合意した[1]。さらに鐘一打ごとの誤差を1秒以内に抑え、時計の状態を毎日二度グリニッジ天文台に電報で連絡して世界標準時と合わせることなど15項目の条件を付して、競争入札で設計案を募った[1]。その結果、チャールズ・バリーが設計責任者となり、バリー自身の設計によるゴシック復興様式となった。バリーは併設する時計台の設計をオーガスタス・ピュージンに依頼した。ピュージンはこれ以降も数々の時計台の設計を手掛けたが、ビッグベンは初期のピュージンの作風を知ることができるものとなっている。

時計塔の高さは96.3メートル。下部の61mは煉瓦造、残りの高さは鋳鉄の尖塔からなっている。議会開催中は尖塔に灯火が照らされる(後述の補修後はLED照明[1]。鐘にたどり着くには螺旋状の階段を334段登らなければならない[1]。時計の文字盤は地上55メートルに位置している。

ジュビリー線ウェストミンスター駅建設などで地盤状態が変化し、大時計はわずかに北西へ傾いている。傾斜度は約1/250、文字盤の位置でおよそ220ミリメートルほどである。また、の影響で一年かけて東西方向に数ミリメートルぶれる。
大時計

大時計の文字盤はピュージンによって設計された。直径7メートルの鉄枠に324個の乳白ガラスがステンドグラスのようにはめ込まれ、文字盤の周囲には金メッキが施されている。それぞれの文字盤の下には金文字のラテン語で「DOMINE SALVAM FAC REGINAM NOSTRAM VICTORIAM PRIMAM(よ、我らが女王ヴィクトリアに御加護を)」と刻まれている。
構造

ビッグ・ベンの時計を設計したのは、枢密院議員でアマチュア時計学者のエドマンド・ベケット・デニスン(英語版)[1]と、王室天文官ジョージ・ビドル・エアリーである。機械部分は1854年には完成していたが、時計台の完成は1859年4月10日だったため、その間に改良を受けることになった。仕組みとしては通常の振り子時計だが、デニスンの考案した、画期的な二重三脚重力式脱進機(英語版)を採用している点が違う[2]。この脱進機によって振り子と時計構造をうまく分離させることが可能となり、それまでにない正確さが得られることになった[注 1]

振り子は風の影響を受けないよう時計部屋の真下にあり、振り子自体は長さ3.9メートル、重さ300キログラム。2秒ごとに時を刻む。動力源は、塔の内部に吊り下げられた3個の錘で、週に3回係員が巻き上げを行う。この錘にかかる重力で時計を動かし、鐘を鳴らしている。機械部分全体で重さ5トンになる。
大時鐘

ビッグ・ベンは、ウェストミンスター大時計の時計台で最も大きな鐘につけられている愛称である。1856年8月6日に鋳造された初代の鐘は時計台が完成する前に既にウェストミンスター宮殿の庭まで運ばれていたが、運用前に修復できないほどのひびが入り、代わりの鐘が再鋳造されることとなった。新しい鐘の重さは13.5t、高さ2.2m、直径2.9m。正式稼働する前からミの音が半音ずれており、2017年?2022年の大改修でも修復されなかった[1]

この鐘が初めて鳴らされたのは1859年7月11日である。しかしその9月、運用開始からわずか2か月で鐘の舌によるひびが入ってしまった。その後3年間は四半時鐘(15分鐘)のうちで最低音の鐘が時鐘を鳴らした。修繕ではより軽い舌を取り付け、ひびが広がらないようにひびの縁に四角い穴を開けた。さらに新しい舌が損傷のあった箇所を叩かないよう鐘の向きは1/8回転された。これが現在の大時鐘であり、以来このひびが鐘に独特の音色を与えている。

2009年7月11日には、初めて鐘を鳴らしてから150周年を迎え、壁に150周年の文字と鐘の絵がライトアップで描かれた。エリザベス2世の国葬(2022年9月19日)では、没年齢にちなんで96回鳴らされた[1]
ウェストミンスターの鐘詳細は「ウェストミンスターの鐘」を参照

大時鐘の隣に併設された四つの鐘が奏でる時鐘は『ウェストミンスターの鐘』と呼ばれる。大時鐘自体が鳴らされているわけではないが、正時の時鐘の際にメロディの後に正時の数だけ鳴らされる時報の部分は大時鐘そのものを鳴らしている。このメロディは、イギリス議会による公式サイトよりダウンロードできる。.mw-parser-output .listenlist{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/4/47/Sound-icon.svg")no-repeat scroll 0 0 transparent;background-size:30px;background-position:top left;padding-left:40px;min-height:50px;margin:1em}.mw-parser-output .listenlist ul{list-style:none;margin:0}.mw-parser-output .listenlist ul li{padding-bottom:0.5em}.mw-parser-output .listenlist-filelink{padding:2px 0}.mw-parser-output .listenlist-file{padding-right:4px}.mw-parser-output .listenlist .description{padding:2px 0 0 0}

"Westminster" sound


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