ビッグバンド
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ビッグバンド
ポール・ホワイトマン & ヒズ・オーケストラ(1921年)
現地名Big Band
様式的起源.mw-parser-output .hlist ul,.mw-parser-output .hlist ol{padding-left:0}.mw-parser-output .hlist li,.mw-parser-output .hlist dd,.mw-parser-output .hlist dt{margin-right:0;display:inline-block;white-space:nowrap}.mw-parser-output .hlist dt:after,.mw-parser-output .hlist dd:after,.mw-parser-output .hlist li:after{white-space:normal}.mw-parser-output .hlist li:after,.mw-parser-output .hlist dd:after{content:" ・\a0 ";font-weight:bold}.mw-parser-output .hlist dt:after{content:": "}.mw-parser-output .hlist-pipe dd:after,.mw-parser-output .hlist-pipe li:after{content:" |\a0 ";font-weight:normal}.mw-parser-output .hlist-hyphen dd:after,.mw-parser-output .hlist-hyphen li:after{content:" -\a0 ";font-weight:normal}.mw-parser-output .hlist-comma dd:after,.mw-parser-output .hlist-comma li:after{content:"、";font-weight:normal}.mw-parser-output .hlist-slash dd:after,.mw-parser-output .hlist-slash li:after{content:" /\a0 ";font-weight:normal}.mw-parser-output .hlist dd:last-child:after,.mw-parser-output .hlist dt:last-child:after,.mw-parser-output .hlist li:last-child:after{content:none}.mw-parser-output .hlist dd dd:first-child:before,.mw-parser-output .hlist dd dt:first-child:before,.mw-parser-output .hlist dd li:first-child:before,.mw-parser-output .hlist dt dd:first-child:before,.mw-parser-output .hlist dt dt:first-child:before,.mw-parser-output .hlist dt li:first-child:before,.mw-parser-output .hlist li dd:first-child:before,.mw-parser-output .hlist li dt:first-child:before,.mw-parser-output .hlist li li:first-child:before{content:" (";font-weight:normal}.mw-parser-output .hlist dd dd:last-child:after,.mw-parser-output .hlist dd dt:last-child:after,.mw-parser-output .hlist dd li:last-child:after,.mw-parser-output .hlist dt dd:last-child:after,.mw-parser-output .hlist dt dt:last-child:after,.mw-parser-output .hlist dt li:last-child:after,.mw-parser-output .hlist li dd:last-child:after,.mw-parser-output .hlist li dt:last-child:after,.mw-parser-output .hlist li li:last-child:after{content:")\a0 ";font-weight:normal}.mw-parser-output .hlist ol{counter-reset:listitem}.mw-parser-output .hlist ol>li{counter-increment:listitem}.mw-parser-output .hlist ol>li:before{content:" "counter(listitem)" ";white-space:nowrap}.mw-parser-output .hlist dd ol>li:first-child:before,.mw-parser-output .hlist dt ol>li:first-child:before,.mw-parser-output .hlist li ol>li:first-child:before{content:" ("counter(listitem)" "}

ジャズ

ブルース

アメリカン・マーチ

クラシック音楽

スウィング・ジャズ

文化的起源1910年代
派生ジャンル

プログレッシブ・ジャズ

カンザス・シティ・ジャズ

イージーリスニング

スペース・エイジ・ポップ

ラウンジ

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ビッグバンド(Big Band)は、ポピュラー音楽、特にジャズにおけるバンド形式の一つ。一般には大人数編成によるアンサンブル形態のバンド、あるいはこの形態で演奏されるジャズのジャンルのことを指す。バンドはジャズ・オーケストラ、ジャンルはビッグバンド・ジャズと表現をすることもある。

アンサンブルの形態としては、高度なアレンジソロパートの組み合わせにより演奏されるため、即興演奏を主とするビバップフリー・ジャズジャズ・コンボとは対極を成すという見方もある。

ジャズのジャンルとしては1930年代と1940年代に主流となっていたスウィング・ジャズと同義語とされることも多いが、ビッグバンドの形式でスウィング・ジャズ以外の音楽が演奏されることも多いため、現在では必ずしも同義語ではない。
概要ビッグバンド(フルバンド)での演奏者の配置例

戦前のスウィング・ジャズは、ダンスに最適な跳ねるリズムが特徴のダンスミュージックだった[1]。ビッグバンドは複数の種類の楽器を組み合わせて編成される。一般的なビッグバンド(特にスウィング・ジャズを演奏するビッグバンド)では楽器の種類によって大きくサックストランペットトロンボーン、リズムの各セクションに分けられる。

このうちトランペットとトロンボーンを総称してブラスセクション(ブラス(真鍮)で作られることの多い金管楽器で構成されるため)、さらにブラスセクションとサックスセクションを総称してホーンセクションと呼ぶこともある。総勢で17人前後(一部パートの省略や同一パートを複数人で演奏するなどで人数の上下がある)となるこの編成をフルバンドと称することが多い。1940年代に、ウッディ・ハーマンやスタン・ケントンのビッグバンドは、5人のサックス奏者、4人のトロンボーン奏者、5人のトランペット奏者という編成をとった[2]
サックスセクション

サクソフォーン(サックス)により構成されるセクション。「リード」と呼ばれることもある(リードを使った木管楽器により演奏されるため)。代表的な演奏者には、ジョージー・オールド、レス・ロビンソン、ロイド・スキップ・マーチンらがいた[3]

一般にはアルトサックス2本、テナーサックス2本、バリトンサックス1本の計5本で構成されることが多い。アレンジによってフルートクラリネット、ソプラノサックスが加わることもあるが、サックス奏者が曲の一部または全部で楽器を持ち替えて演奏することも多い。また、サックス同士の持ち替え(例えばバリトンサックス奏者がテナーサックスまたはアルトサックスを演奏)が発生することもある。

ビッグバンドの楽譜上で単にサックスと表示される場合、一般には1番と3番がアルト、2番と4番がテナー、5番がバリトンとなる。ただし最近では1番アルト、2番アルトのように楽器別に表示されることも多い。

サックスセクションは音色の柔らかさから、ブラスセクションの音色を和らげたり、全体としてのハーモニーを構成する際のいわば「背骨」としての役割が期待されることが多い。また、演奏時の疲労度の差(金管楽器はを震わせて演奏するため、長時間にわたる演奏は肉体的な負担が大きい)のため、ソロパートの伴奏部の演奏に多用されることも頻繁にある。さらにパートとしての音域の広さから、サックスパート全員によるソリの演奏が行われることも多い(実際、セクション内で旋律と対旋律とベースラインを完結させることが可能である)。一方で構造的な問題から音量や音質を極端に変えることが難しいため、演奏者にはその部分を補うための技量が求められることがある。
トランペットセクション

トランペットにより構成されるセクション。4本のトランペットで構成されることが多いが、本数が3または5になることもある。また、コルネットフリューゲルホルンが加わることもある。代表的な演奏者にはマイク・ウィリアムズらがいた[4]

音色が直線的かつ華やかであるため、曲の最も盛り上がる部分で旋律を担当したり、対旋律を担当することが多い。また、ミュートを装着することにより容易に音色を変更できるため、曲調に変化を与える際にきっかけとなることも多い。1番トランペットが最も高い音域を演奏する。特にトゥッティで演奏される際にはバンド全体でも最も高い音域となり、特に高い音を出す技量が求められる。2番、3番につれて音域が低くなり、4番が最も低い音域となる(とはいえ、一般にはトランペットで演奏することが困難なほどの低音域とはならない)。トランペットソロを演奏する際は一般に2番(時として4番または3番)が演奏する。
トロンボーンセクション

トロンボーンにより構成されるセクション。一般には3本のテナートロンボーンと1本のバストロンボーンで構成される。まれにテナートロンボーンをフレンチホルンユーフォニウムに、バストロンボーンをチューバに置き換えることもある。代表的な演奏者にはローレンス・ブラウンらがいた[5]

基本的にはトランペットと同様の役割を期待されるが、音域がトランペットよりも「低音域にある」ため、どちらかと言えばベースラインとしての役割の方が大きい。一方でトランペットよりも音は直線的でなく、音の広がりが期待できる楽器である。
コルネット/クラリネット

コルネット奏者としては、ルイ・アームストロング、クラリネット奏者としては、ベニー・グッドマンがいた。
リズム・セクション

ベースドラムスピアノ(または他の鍵盤楽器)、ギター、で構成されるセクション。曲によってはその他のパーカッションが加わることもある。基本的には曲の中でリズム拍子)を刻み、サウンドを下支えすることを期待されるセクションである。
ドラムス

ドラムスは、リズムを刻む他に曲調の変化を呼び込むために短いフレーズを入れる事を期待される。ロックの様にドラムス自身が前面に出ることはさほど多くなく(ソロパートを与えられることもあるが)、ベースなどと共に曲のテンポと曲調を整える(特にスウィング・ジャズではスウィングのリズムを正確に刻む)事に主眼が置かれる。

特に著名なドラマーにはジーン・クルーパ[6]や、バディ・リッチ[7]らがいた。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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