ビザンティン(ビザンチン、英語: Byzantine)は、東ローマ帝国の首都であったコンスタンティノポリス(コンスタンディヌーポリ、コンスタンティノープル)の旧名ビュザンティオン(ビュザンティウム、ビザンチウム)を語源とする東ローマ帝国およびその文物を指す、英語の形容詞に由来する名称。正教会の広まった地域を中心に文化的な影響を及ぼし、これらの地域における文物の特定様式にも「ビザンティン」の名が付される事がある。ドイツ語の名詞ビザンツ(ドイツ語: Byzanz, ただし標準ドイツ語発音ではビュツァンツ)とも表記される。
なお、「ビザンティン」「ビザンツ」のいずれも後代に用いられるようになった用語であり、東ローマ帝国時代から用いられていた呼称ではない。
東ローマ帝国 - またの名を「ビザンティン帝国」「ビザンツ帝国」の通称がある。しかしながら東ローマ帝国においては自国の名称は「ローマ帝国」であり、「ビザンティン」の名が使われた事は無く、「ビザンティン帝国」「ビザンツ帝国」は後代に用いられるようになった呼称である。詳細は東ローマ帝国#名称を参照。
ビザンティン文化 - 東ローマ帝国のもとで栄えた文化。日本ではビザンツ文化と呼ぶ場合もある。
ビザンティン聖歌 - 東ローマ帝国・正教会で形成された聖歌。
ビザンティン美術 - 5世紀から15世紀の東ローマ帝国で発達した美術の体系。
ビザンティン・ハーモニー - 正教会と国家の関係を巡る政治理念。
ビザンティン建築 - 東ローマ帝国の勢力下で興った建築。
東欧諸国のビザンティン建築 - ブルガリアやロシア、ルーマニアに伝播したビザンティン建築を便宜的にまとめた記事。
ネオ・ビザンティン建築 - 19世紀中葉から20世紀初頭に発展したビザンティン様式。
テッサロニキの初期キリスト教とビザンティン様式の建造物群 - ギリシャ共和国のテッサロニキにあるユネスコの世界遺産。
ビザンチン (クルアーン) - クルアーンにおける第30番目のスーラ。
関連項目.mw-parser-output .side-box{margin:4px 0;box-sizing:border-box;border:1px solid #aaa;font-size:88%;line-height:1.25em;background-color:#f9f9f9;display:flow-root}.mw-parser-output .side-box-abovebelow,.mw-parser-output .side-box-text{padding:0.25em 0.9em}.mw-parser-output .side-box-image{padding:2px 0 2px 0.9em;text-align:center}.mw-parser-output .side-box-imageright{padding:2px 0.9em 2px 0;text-align:center}@media(min-width:500px){.mw-parser-output .side-box-flex{display:flex;align-items:center}.mw-parser-output .side-box-text{flex:1}}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .side-box{width:238px}.mw-parser-output .side-box-right{clear:right;float:right;margin-left:1em}.mw-parser-output .side-box-left{margin-right:1em}}英語版ウィクショナリーに関連の辞書項目があります。Byzantineドイツ語版ウィクショナリーに関連の辞書項目があります。Byzanz