ヒロイック・エイジ
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ヒロイック・エイジ
ジャンル
SFアニメ
アニメ
原作XEBEC
原案冲方丁(ストーリー原案)
総監督能戸隆
監督鈴木利正
シリーズ構成冲方丁
キャラクターデザイン平井久司
メカニックデザイン大塚健鷲尾直広
久我嘉輝(メカコンセプト)
音楽佐藤直紀
アニメーション制作XEBEC
製作アルゴノートクルー
放送局テレビ東京
放送期間2007年4月1日 - 9月30日
話数全26話
漫画:ヒロイック ・ エイジ
原作・原案などXEBEC
作画蕨野くげ子
出版社講談社
掲載誌月刊マガジンZ
発表号2007年5月号 - 2008年8月号
巻数全4巻
話数全15話
テンプレート - ノート
プロジェクトアニメ漫画
ポータルアニメ漫画

『ヒロイック・エイジ』 (Heroic Age) は、XEBEC制作の日本のアニメ作品。2007年4月よりテレビ東京系にて放送開始、2クール、全26話にわたって放送された。
概要

蒼穹のファフナー RIGHT OF LEFT』以来久々となる、XEBECとスターチャイルドの組み合わせによる作品で、スタッフも『蒼穹のファフナー』のスタッフが主体となっている。このコンビによるジーベック原作オリジナル作品の第4作に当たる。地上デジタル放送では16:9フルサイズで放送された。

ストーリー原案・シリーズ構成にも再び冲方丁が参加しており、脚本も手がけている。

なおタイトルは、古代ギリシア英雄時代と「英雄的なエイジ」をかけたものとなっている。また、本作を原作とした漫画が『月刊マガジンZ』でも連載されている(ストーリーには多少のアレンジが加えられており、アルゴノートクルーの一部がアニメ版よりも優遇されている。また、それぞれのエピローグがアニメ版とは異なる)。

前作『蒼穹のファフナー』との対比として、総監督の能戸隆は「誰も死なない物語を作ろう」と心がけて制作に臨んだとのこと。結果、本作ではメインキャラの死亡は0という大団円を迎えている[1]
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この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。あらすじの書き方を参考にして、物語全体の流れが理解できるように(ネタバレも含めて)、著作権侵害しないようご自身の言葉で加筆を行なってください。(2013年12月)(使い方

遠い未来、宇宙には自らを「黄金の種族」と呼ぶ者達がいた。

星々を創り、未来を知る彼らはまだ未熟な他の種族に呼びかける。「いでよ―――」と。後に宇宙には、それに応えた「銀の種族」「青銅の種族」「英雄の種族」が現れ、惑星をも容易に滅ぼす力を持つ英雄の種族はやがて争いを起こし、結果多くの種族が滅びに瀕することとなる。黄金の種族が戦いを諌めた時には英雄の種族は5人にまで減っていた。黄金の種族は彼らに「自らより弱い種族に宿り、彼らのために生きるという」罰を与える。英雄の種族を宿した者は"ノドス"と呼ばれる、宇宙の命運を握る存在となった。

しばらく後、惑星オロンと呼ばれる星に一隻の宇宙船が墜落する。黄金の種族によって船は救われるが、その時には船員は赤ん坊一人だけが残されていただけであった。黄金の種族は英雄の種族の中でも強大な力を持つ"ベルクロス"をその赤ん坊の内に宿し、彼に赤ん坊を守るように命じる。また、赤ん坊の属する種族を最後の進出者「鉄の種族」と名づけ、彼らに「人類へ―――ここに、お前たちの運命を握る子供がいる」とメッセージを送った。後に黄金の種族はこの宇宙を去り、別の宇宙へとまた旅立っていった。

黄金の種族が去った後、銀の種族は他の種族を支配し、鉄の種族=人類を敵と定め、彼らを滅ぼすことを決めた。人類の若き王女ディアネイラは、戦闘母艦アルゴノートにて、人類の最後の希望=ノドスを捜索し、ついに見つけ出すことに成功する。
登場人物

コミカライズ版限定の指定がある人物以外は、全てアニメ版の設定となっている。
鉄の種族(人類)

黄金の種族がこの宇宙を去ろうとしているときに呼びかけに応え、宇宙に進出した4番目の種族。母星は地球。未熟な種族であるゆえ、先に呼びかけに応えた銀・青銅の種族に脅かされている。一部には瞬間移動念動力、治癒能力、精神感応などの超能力を身につけている者(「スペースチャイルド」と呼ばれる)もいる。種族が発生した母星を重要視し、絶対生存圏という価値観を持つが、これが他の大多数の種族とは異なることも理解していない。
エイジ
- 矢崎広「黄金の種族」に育てられ、「英雄の種族」の一人“ベルクロス”をその右目の青い光の石に宿した人類の少年。5人目にして最後のノドス。肉体年齢は16歳だが、120年前に乗っていた宇宙船が惑星オロンに不時着した時点で誕生しており実年齢は不明(ノドスであることが関係しているか不明)。人類にとっては「救世主」として待ち望まれた存在であったが、本人はそう呼ばれる事は好まず名前で呼ばれる事を望む。「黄金の種族」が残したメッセージとして、「英雄の種族」をその身に宿らせた者は全て、それぞれ固有の数による契約を背負うというものがある。また「黄金の種族」のメッセージでは契約の数だけが指示されていて、その内容はそれぞれの種族に委ねられている。エイジは「鉄の種族」=人類との間で、12の契約を結ぶことを受け入れる(契約については後述参照)。英雄の種族を身に宿しているためか、生身で宇宙空間に出ても生命活動には支障がなく、サイコキネシスの効果を一切受け付けないなど、様々な面で超常的な様子を見せた。こういった現象は機械にも及び、テクノロジーによる探査(監視カメラなど)も阻害されていた。生身での身体能力も高く、アルゴノートの外壁を素手で破ったり、数十メートル程度の跳躍を助走なしで行う。性格は純真無垢にして無知そのもの。加えて非常に人懐こい性格の持ち主である。宇宙の真理を理解していた黄金の種族に育てられたためか、鉄の種族の間では通俗の観念である数字、性別、金銭の観念などが、すっぽり欠けている。その事から人間たちとの間で、もろもろのトラブルを起こす。登場初期には艦内の人間に「サル」と呼ばれている事もしばしばあった。あらゆる面で幼児的嗜好を示す反面、生命への愛情、食う食われる事の原始的な信仰、宇宙全体を見通す眼差しなど、古代の部族のような真理に満ちている。本質的に様々な事柄を理解している節があり、倒すべき敵味方の判別や他者の心情を極自然に理解している。その理解力は、彼の倒すべき存在である筈のノドスや、敵対する相手である青銅の種族にまで及んだ。また、宇宙の行く末のために、多くの人類が成すべき事と求められている事を、多くの人間に自然体で示すなどしている。手にペイント材を塗って絵を描く趣味も持っており、描く絵は中々に意味深いものがある。アルゴノートとアルタイヤーの一角に、彼の絵が描かれている。また、テイルとメイルにより、日常教育を受けている様子である。星と人、そして宇宙を結ぶスターウェーの導きを信じそれに身を委ねる事で、未来を知り得る存在であった彼こそが、黄金の種族が遺した力を受け継ぐ者にして、人類を新たな宇宙へ導く要素の一つ、「鍵」の役割を果たす存在であった。対の存在であるユティとの最後の戦いの最中、自らの成すべき使命を果たし姿を消す。その後、約束を果たしたディアネイラの元に彼は再び帰る事となる。
ディアネイラ・イ・ライシャ・アルトリア・オル・ユーノス
声 - 石川由依アルトリア星系を統べるユーノス王家の若き王女。18歳。非常に聡明であり優しい心の持ち主で、鉄の種族と外交状態にある多くの星系の要人に信頼を得ていた。アルゴノートの船員達からも大変慕われている存在。また、理知的でありながら、慈悲深い面や度量の大きさも同時に持ち合わせており、ノドスの事も恐れず信頼を寄せて一個人として対処していた。事態への対処、収拾能力が極めて高く、緊張状態にある際の外交手腕は際立ったものを見せている。時空間を超越した天文的距離の知覚範囲を誇る精神感応能力を持ち、それによりアルゴノートはスターウェーの存在しない惑星オロンでエイジを発見する事となる。また自らの精神をアルゴノート他宇宙船のAIとリンクさせることも可能で、その強大な知覚範囲能力によって宇宙船の航路となるスターウェーや探索対象の座標を示す。アルゴノートが惑星オロンに辿り着けたのはこの能力に因るところが大きい。なお、彼女の持つ精神感応は通常のテレパスとは異なり精神のリーディング能力ではなく、生命エネルギーの波動(スターウェーの波動と同質のもの)そのものを感知する能力である。その能力故に、女性である自分と全く違う存在である男性が大の苦手で、一定の距離(絶対拒絶圏)を超えて男性に近づかれたり、多くの男性の視線を受けると、精神疲労で意識喪失に陥ってしまう。それ故に気苦労も多く、平常時は表立って姿を現す事はない。必要な際には自らの姿(精神体)を空中投影し、様々な場所にいる人物に語りかけている。この精神体から、銀の種族であるパエトー・オーの精神体に接触し、強力な精神攻撃を行った事もあった。後に精神的成長を果たす事で、彼女は力の制御と精神防壁を高め、多くの男性が一堂に会する会議などにも自ら出向くようになる[2]。出会った当初からエイジに対しては「男性への拒絶」を示した事はなく、母親のように振舞っている(エイジの精神がまだ性的に未分化であるため)。


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