この項目では、2015年にヒューレット・パッカードの会社分割により誕生した後継会社について説明しています。前身会社については「ヒューレット・パッカード」をご覧ください。
Hewlett Packard Enterprise Co.中空の緑の長方形 - "Element"
種類株式会社
市場情報NYSE: HPE
ヒューレット・パッカード・エンタープライズ(Hewlett Packard Enterprise、HPE)は、2015年11月1日のヒューレット・パッカードの会社分割によりHP Inc.とともに誕生したアメリカ合衆国の企業である[1]。サーバー等の企業向け(エンタープライズ)ハードウェアの製造・開発およびサービスを行う[1]。
日本法人は日本ヒューレット・パッカード合同会社。
同社のスローガンは、"Accelerating Next"。 本社の所在地は、カリフォルニア州サンノゼ市アメリカ・センター・ドライブ6280番地である[2]。2020年12月1日に、本社をテキサス州ヒューストンに移転する計画を発表した[3]。 HPEはHP Inc.とともにフォーチュン500にリストされている。HP Inc.がヒューレット・パッカードの株取引の履歴とニューヨーク証券取引所のティッカーシンボルHPQを引き継いでおり、HPEのティッカーシンボルはHPEである。 総合IT企業であったヒューレット・パッカードはPCやプリンタ事業、サーバ・ネットワーク・ストレージ事業、ITサービス事業、データ解析やセキュリティなどのソフトウェア事業を切り離し、スリム化することで各事業が独立して迅速な経営を行うダウンサイジングの方向に進んでいる。HP Inc.はパソコンとプリンタ、HPEは企業向けサーバ・ネットワーク・ストレージの製造・開発に経営資源を集中している。総合IT企業のライバルであるDellはパソコンからネットワーク、ストレージ、サーバ、ソフトウェアまでを手がける(ITサービス部門は売却)。もう一つの総合IT企業のライバルであったIBMは、非中核ハードウェア事業(パソコンやPCサーバ)を切り離し、ITサービスやソフトウェアと一部の独自規格ハードウェアに専念する方向へ進んでいる。 現在の社名は「Hewlett Packard Enterprise Company」であり、2014年までのヒューレット・パッカード時代の英語表記「Hewlett-Packard」からハイフンが取り除かれていることに注意が必要である。 2015年11月11日、HPEはHP Inc.とともに、1939年創業のヒューレット・パッカードより分割されて誕生した。 ヒューレット・パッカード分割の前年度の収入は、HPEに当たる事業がUS$530億で、HP Inc.に当たる事業がUS$573億であった。HPEの初代の社長は、分割前のヒューレット・パッカードの社長であったメグ・ホイットマンである[4]。 2016年8月にハイパフォーマンスコンピューティングの会社シリコングラフィックスの買収を発表し[5]、11月1日に買収を完了した[6]。買収価格は2億7500万ドルであった[7]。 2016年5月、企業向けITサービス部門Hewlett Packard Enterprise Services
概要
社名
歴史