ヒューゴ・ボス
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Hugo Boss AG
種類合資会社Aktiengesellschaft
市場情報FWB: BOS3
業種高級品
設立1924
創業者フーゴ・フェルディナント・ボス 
本社メッツィンゲン、 ドイツ
主要人物クラウス=ディートリヒ・ラース(CEOおよび取締役会会長)、ヘルムート・アルブレヒト(監査役会会長)
製品ハイファッション衣類、アクセサリー、靴
売上高?1.729 billion(2010)[1]
営業利益?263.9 million(2010)[1]
利益?185.9 million(2010)[1]
総資産?1.355 billion(end 2010)[1]
純資産?361.2 million(end 2010)[1]
従業員数9,940(end 2010)[1]
親会社ヴァレンティノ・ファッション・グループ
ウェブサイトhugoboss.com

ヒューゴ・ボス(HUGO BOSS)は、ドイツファッションデザイナー、および紳士服の高級ファッションブランドである。
概要
創業

1923年にフーゴ・フェルディナント・ボス(Hugo Ferdinand Boss)がドイツのメッツィンゲンに設立。設立当初はレインコートオーバーオールといった作業着ブランドであった。
ナチス時代の制服の生産

1932年の第3四半期までに、ナチス親衛隊メンバーの真っ黒な制服がデザインされたが[注 1]、ヒューゴ・ボス社は、これらの制服を生産、供給した会社のひとつであった[2]1933年よりヒトラー政権下の警察と郵便局の制服の生産を開始する[3][4]。1938年までに、同社はドイツ国防軍の制服と、後に武装親衛隊の制服の生産に注力した[2]
戦後

戦争が終わり不況が続くが1953年に発表した男性用のスーツが人気を呼び、スーツのブランドとして定着していった。1980年代に入ると、香水や靴、ボディウェアなどの製品にも着手。1996年にはレディースウェアも発表する。現在はイタリアのヴァレンティーノグループの傘下にある。

1992年に発売されたサントリーのコーヒー「BOSS」がノベルティグッズの一つである「ボスジャン」にそっくりのロゴを使用したため争いとなり、商標権侵害を理由に同社がサントリーを訴えたこともあるが、その後サントリー側がロゴの使用時に条件を付けることを了承したため和解した。
モータースポーツ

モータースポーツとの係わりが深いことでも有名で、1982年からF1マクラーレンチームのスポンサーとしてドライバーやチームスタッフ用のスーツ・ユニフォームなどを供給し続けていた。なおマクラーレンとの契約は2014年で終了し、2015年からは新たにメルセデスAMG F1とパートナーシップを組んだが[5]、2017年限りでF1からは撤退し、フォーミュラEの2017 - 2018シーズンよりオフィシャルアパレルパートナーを務める[6]

2022年、5年ぶりにF1に復帰し、アストンマーティンF1のオフィシャルファッションパートナーを務めることになった[7]
オーナー

1980年代後半のバブル景気時には、日本の丸晶興産(レイトンハウスの親会社)が同社を買収したが、丸晶興産の経営難に伴いイタリアのマルゾット家に売却している[8]。マルゾット家は2007年に、ヒューゴボスの株式およそ51%を所有していたヴァレンティーノをペルミラ・アドバイザーズ傘下のレッド・アンド・ブラック・ラックスに売却したが、同社は2015年にヒューゴ・ボスの株式を市場で売却した[9]
脚注[脚注の使い方]
注釈^ 誰がデザインしたかについては諸説ある。

出典^ a b c d e f “ ⇒Annual Report 210”. Hugo Boss. 2011年5月5日閲覧。


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