ヒュンダイ・ソナタ
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ヒョンデ・ソナタ
各種表記
ハングル:?????
漢字:現代???
発音:ヒョンデソナタ
英語:Hyundai Sonata
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ソナタ(Sonata、??? )は、韓国現代自動車が生産する中型(Dセグメントセダンである。
初代 Y型(1985年-1987年)初代ソナタ フロント初代ソナタ リア

「ソナタ」という名前のモデルが最初に現れたのは1985年11月のことだった。プロジェクト名 「Y-Car」と呼ばれたこのモデルは、当時ヒュンダイの主力中型セダンであり欧州フォード・コーティナプラットフォームに三菱製エンジンと自社製ボディを搭載するステラの最高級バージョンとして公開された。

ステラの1.6Lより大きい三菱・4G63 2.0Lエンジンを積んだこのモデルは、当時競争モデルでありオペル・レコルトをベースとした大宇ロイヤルシリーズの壁を越えられず、韓国内の販売では大失敗となってしまった。スタイル的にも元々のステラとあまりも格差がなかったためキャラクター性が低かったのも原因のひとつだった。そのためか、韓国ではソナタ(???)を指称して「?? ?? ?(ソナ タヌン チャ。韓国語で「牛などが乗る車」)[1]」と揶揄されたこともあった。
2代目 Y2型(1988年-1993年)2代目ソナタ(前期) フロント2代目ソナタ(前期) リア

実質的な独立モデルとしてのソナタは1988年に生まれた「Y2」である。ステラと同じくイタルデザインがデザインしたボディのモデルは、当時までのヒュンダイ車では見られなかった曲線美で人気を得た。エンジンは三菱シリウス1.8L、2.0L、2.4L(アメリカ向け)。デビュー当時はいずれもSOHCだったが、後に2.0LはDOHCに変更された。

1989年、ヒュンダイはカナダに創立以来最初の海外生産工場を設置(なお1993年に閉鎖済)。本工場の主力生産モデルがソナタだった。本型式は韓国初の国外生産モデルでもある。


2代目ソナタ(後期) フロント/リア

1991年2月のマイナーチェンジでは、ヘッドライトがより丸く長い形状に改められた。この時からアメリカ販売バージョンにはV6 3L仕様が追加された。
3代目 Y3型(1993年-1998年)3代目ソナタ(前期) フロント3代目ソナタ(前期) リア

1993年ドイツのフランクフルトモーターショーにてデビュー。

年代は不明だが、モスクワ国際モーターショーで最優秀賞を受賞した。

素早い印象のデザインが受け、10万台以上の販売実績を誇るベストセラー車になった。

1995年3月にソナタIIの兄弟車として「ヒュンダイ・マルシャー」が販売された。

マルシャーはソナタIIよりも上級モデルとして位置付けられ、ソナタIIには搭載されていないV型6気筒2,500ccエンジンなどの設定もあった。しかし、韓国国内ではサイズが中途半端な上にニューグレンジャーに客を奪われ、わずか3年ほどで販売を終了した。メディアからの評判も厳しく、ヒュンダイの歴代モデルの中では最悪の失敗作だと言われている。


派生車種 マルシャー
3代目ソナタ(後期) フロント3代目ソナタ(後期) リア

1996年2月にはフェイスリフトモデルがデビュー。

韓国国内での発売当時のキャッチコピーは「名品の完成」。

現代自動車30周年を記念し、リヤスポイラーや専用ホイールを装備したスペシャルモデルが1997年に発表された。

販売台数が決して悪かったとは言えないが、「前代モデルのマイナーチェンジ」に「III」を付けたことに拒否感を持つ人もいた。そのおかげか、販売実績は1代目を除いて最低だったといわれている。

韓国国内では高校生の間で同車のエンブレムを持つことが流行した。→#ソウル大合格を呼ぶエンブレム

4代目 EF型(1998年-2004年)4代目ソナタ(前期) フロント4代目ソナタ(前期) リア

1998年3月デビュー。同じ年にデビューしたグレンジャーXGも同車と同じプラットフォームを使用していた。

EFとは「Elegant Feeling(エレガント・フィーリング)」の頭文字をとった略称であるとされている。

韓国国内での販売当時のキャッチコピーは「Dream Technology(ドリームテクノロジー)」

「冬のソナタ」でサンヒョクがこの前期型EFソナタ(白)に乗っている。
(ただし後述の通りこのソナタと「冬のソナタ」との間にサンヒョクが乗っていること以上の関係はない。)
後期型(韓国名:ニューEFソナタ 2001年-2004年)4代目ソナタ(後期) フロント4代目ソナタ(後期) リア中華人民共和国公安部「パトカー」 仕様

2001年1月にマイナーチェンジ。通称「ニューEFソナタ」。派生車種にSUVサンタフェがある。

2003年-2004年の上半期頃にかけて日本に導入するという計画もあったようだが、実現しなかった。

このモデルから中国法人、北京現代汽車有限公司でも生産が開始された(漢字では「索納塔」と表記される)。

当初マイナーチェンジ版として開発が進められていたモデルは、経営破綻によって現代自動車傘下となった起亜自動車の旧態化したクレドスの後継モデルの「オプティマ」として登場した。

中国においては2009年4月にこのモデルの2度目のビッグマイナーチェンジモデルが「BT01」の名称で発表された[2]。後にこのモデルとは ⇒名?MOINCA ソナタの名称で発売された。2011年3月現在の中国ではEF系、YF系の2世代のソナタが併売されていた(ただし北京ヒュンダイのサイトを見る限り、2018年11月現在はLF系1.6/2.0ターボ、HV、PHEVのみである。)。
またパトカーとしても利用されている。
5代目 NF型(2004年-2009年、タクシー仕様は2004年-2014年 )

ヒュンダイ・ソナタ(5代目)
5代目ソナタ(前期) フロント
5代目ソナタ(前期) リア
概要
販売期間2004年 - 2009年
ボディ
乗車定員5人
ボディタイプ4ドアセダン
駆動方式FF
パワートレイン
エンジンシータ2.0L I4
シータ2.4L I4
ラムダ3.3L V6
変速機4速AT/5速AT
5速MT/6速MT
車両寸法
ホイールベース2,730 mm
全長4,800mm
全幅1,830mm
全高1,475mm
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正式名称は韓国でも単に「ソナタ」だが(北米等、他の輸出先の国や地域では先代やそれ以前のモデルも単に「ソナタ」と呼称されていた)、しばしば無印状態の初代や先代のEFソナタ等と区別するため、開発コード名の「NF」を付けて「NFソナタ」と呼ばれる(韓国ではフルモデルチェンジやビッグマイナーチェンジ毎に名称が変わる事が多い)。[3]なお、開発コード名の「NF」は「Neverending Fame&Faith」から来ていると言われる。主な本国外市場である北米での競合車種はトヨタ・カムリホンダ・アコードなどである。

2004年9月本国デビュー。


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