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アスナロ
1. 枝葉の裏面(各葉に白く大きな気孔帯がある)
保全状況評価[1]
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
種: Thujopsis dolabrata (L.f.) Siebold & Zucc. (1844)[6][7]
シノニム
属
Dolophyllum Salisb. (1817) nom. rej.[5]
種
Libocedrus dolabrata (L.f.) J.Nelson (1866)[6]
Platycladus dolabrata (L.f.) Spach (1841)[6]
Thuja dolabrata L.f. (1782)[6]
和名
アスナロ(翌檜、明檜)[8][9]、アスナロウ(明日奈郎宇)[10]、アスワヒノキ(明日檜)[11]、アスヒ(明檜、明日檜、阿須檜)[9][11][12]、アテヒ(当檜、明檜)[13][9]、アテビ[8]、アテ(档、?、阿天)[14][15][16]、ヒバ(檜葉)[注 2]、ツガルヒバ[20]、ラカンハク(羅漢柏)[21]、シラビ(白檜)[22][注 3]、ヒノキ(檜、檜木)[23][24][注 4]、オニヒノキ(鬼檜)[25]、マキ[26][注 5]、クサマキ(草槇)[28][注 6]
英名
hiba-arborvitae[29][30], Hiba[30], Asunaro[30], Japanese-thuya[30]
変種
アスナロ T. dolabrata var. dolabrata
ヒノキアスナロ T. dolabrata var. hondae
アスナロ(翌檜、明檜)は、裸子植物マツ綱のヒノキ科アスナロ属に分類される唯一の現生種である Thujopsis dolabrata のこと、またはその基準変種である Thujopsis dolabrata var. dolabrata のことである。別変種として、ヒノキアスナロ(Thujopsis dolabrata var. hondae)がある。高木になる常緑針葉樹であり、小枝は十字対生するやや厚い鱗片状の葉によって扁平に覆われ、裏面に目立つ白色の気孔帯がある(図1)。"花期"は5月、球果は木質でその年の秋に熟し、基準変種では鱗片に明瞭な突起があるが、ヒノキアスナロでは突起が目立たない。冷温帯に生育する日本固有種であり、基準変種は本州、四国、九州、ヒノキアスナロは北海道南部から本州北部に分布する。
材は建築材などに利用され、特に青森県や石川県では重要な樹種である。また材にヒノキチオールなど精油が多く含まれ、医薬品や食品添加物、化粧品などに利用されている。「アスナロ」の名は、ヒノキに似るが材が多少劣ることから「明日はヒノキになろう」を意味するとされることが多いが、異説もある(→名称)。ヒバ(檜葉)やアテ(档)ともよばれる。 常緑高木になる針葉樹であり、幹は直立し、大きなものは高さ30メートル (m)、幹の直径 1 m になる[31][32][26](下図2a, b)。材は耐朽性が高く、枯死しても心材が残っていることがある[26]。自生地では、斜面や雪の影響で根元が曲がっていることも多い[33]。枝が地面を匍匐し、そこから根を生じて株となること(伏条更新)もある[33][17]。
特徴