ヒドラ_(マーベル・コミック)
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ヒドラ(HYDRA)とは、マーベル・コミックに登場する架空の組織である。時代や登場作品によって差異はあるが、ナチスの流れを汲む秘密組織として描かれている。組織名はヒュドラーから。

Hydra
出版情報
出版社マーベル・コミック
初登場『ストレンジ・テイルズ』#135(1965年8月)
製作者スタン・リー
ジャック・カービー
物語内
ビジネスの種類犯罪
テロ
オーナー現在:
ヴァイパー
初代:
バロン・ストラッカー
2代目:
レッドスカル

原作コミック
メンバー
バロン・フォン・ストラッカー(Baron von Strucker

本名:ヴォルフガング・フォン・ストラッカー(Wolfgang Von Strucker)第二次世界大戦中、同盟国だった日本の忍者集団ザ・ハンドとともに秘密結社ヒドラ(HYDRA) を結成する。息子が三代目ソーズマン(Andreas Strucker)というヴィランとしてサンダーボルツに所属している。
ゴーゴン(Gorgon)
本名:トミ・シシド登場作品:『ウルヴァリン (コミック作品)』詳しくはウルヴァリン (コミック作品)の項目を参照。自分の能力により、一時的にヒドラを乗っ取り、支配者となった。
ハードボール(Hardball)
本名:ロジャー・ブルックリッジ元はキャンプハモンド訓練所一期生。
バイパー(Viper
別名:マダム・ヒドラ初出:『キャプテン・アメリカ[1]クラーケンに育てられた女性。ウルヴァリンの元妻。ゴーゴン失脚後、ヒドラに自分の組織を作る。
A.I.M.

A.I.M.は、ヒドラの科学兵器開発部門[2]。アドバンスド・アイディア・メカニクス(Advanced Idea Mechanics)の略称。

科学兵器を駆使して国家転覆を計画する。

レッドスカルを蘇生したり、コズミックキューブを開発したりと技術は多方面に優れている。
MCU版

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)における設定。

本項は、“アース616”(正史の宇宙)におけるヒドラを主軸として表記する。
概要

元はナチスの極秘科学部門であった秘密結社。創設者のヨハン・シュミット/レッドスカルが“テッセラクト”を入手したことによって新兵器を完成させ、勢力を拡大。早々にナチスを裏切る形で独立し、世界征服を目論むようになる。世界征服をもくろみ、独立する。戦時中の全世界の中でも特に優れた科学技術を有し[注釈 1]、最先端の兵器を数多く生み出してきた。

骸骨の口から6本の触手が出たのようなマークをシンボルとして用いる。「頭を一つ切り落としてもそこから二つ生えてくる」をモットーとしており、構成員は両腕を突き上げ「ヒドラ万歳!」の掛け声と共に敬礼する。また、戦時中の構成員の多くはいずれも組織に対する強い忠誠心を持ち、敵に追い詰められ捕虜になりかけた際などには、奥歯に仕込まれた青酸カリを噛んで自決するなど組織の存続の為に命を投げ出す事も厭わない。

戦時中はシュミット/レッドスカルの下、世界征服を目的として様々な悪行を行なうが、スティーブ・ロジャース/キャプテン・アメリカと“戦略科学予備軍SSR”によって大戦末期に敗北へと追い込まれた。歴史上には壊滅したと記録されているが、僅かな残党が終戦前にソ連へ潜入し[3]、SSRの捕虜となって“S.H.I.E.L.D.”創設参画に加わったアーニム・ゾラも手を尽くしたことにより水面下で再興され、構成員が急増。勢力も世界レベルにまで拡大された。以降S.H.I.E.L.D.や各公的機関などに構成員をエージェントや職員として潜伏させ、要人暗殺や様々な戦争・危機などを画策し、戦後の歴史の裏で暗躍してきた。

『エージェント・オブ・シールド』では、数千年前にクリー人の実験によって強力なインヒューマンズへと変貌し、地球から追放されたアルベウス/ハイヴを救い出して迎え入れるための研究機関であったという設定が追加された[注釈 2]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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