ヒトリシズカ
著者誉田哲也
発行日2008年10月26日(単行本)
2012年4月15日(文庫本)
発行元双葉社
ジャンルサスペンス・ハードボイルド
国 日本
言語日本語
形態四六判
ページ数262
公式サイト ⇒www.futabasha.co.jp
コードISBN 978-4-575-23640-8
ISBN 978-4-575-51493-3(文庫本)
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『ヒトリシズカ』は、誉田哲也による日本の推理小説の連作短編集。
時系列や登場人物が交錯しながら1人の女性、伊東静加の8歳 - 31歳時の人生をテーマに繰り広げられる6つの物語。
2012年に、WOWOWでテレビドラマ化された。目次 『小説推理』(双葉社)に掲載された全6編の短編から構成されている。2008年10月に単行本、2012年4月に双葉文庫が刊行された。 初出はいずれも『小説推理』。 ヒトリシズカ
1 概要
1.1 掲載作品
2 あらすじ
3 登場人物
4 書籍情報
5 テレビドラマ
5.1 キャスト
5.2 スタッフ
5.3 サブタイトル
6 脚注
7 外部リンク
概要
掲載作品
闇一重(やみひとえ、2007年4月号)
蛍蜘蛛(ほたるぐも、2007年7月号)
腐屍蝶(ふしちょう、2007年10月号)
罪時雨(つみしぐれ、2008年1月号)
死舞盃(しまいさかずき、2008年4月号)
独静加(ひとりしずか、2008年7月号)
あらすじ
闇一重(やみひとえ)
住宅街のアパートで、男が押し入ってきた別の男に射殺される事件が発生する。現場近くに勤務する巡査部長の木崎が銃声を聞いて駆けつけると、先輩の大村がすでに現場に入っていた。聞き込みや鑑識の結果から容疑者が逮捕されるが、木崎は事件の裏にある何かを感じていた。やがて、事件に関わる一人の少女の存在が明らかになる。それは13歳の伊東静加という少女だった。
蛍蜘蛛(ほたるぐも)
生活安全課の山岸は殺人事件の捜査に加わる事になった。捜査線上に「澤田梢」が上がってくるが、彼女は実在しない人物で、彼女こそ15歳の静加だった。
腐屍蝶(ふしちょう)
静加の父、伊東は昔の部下で今は探偵をしている青木に娘の捜索依頼をした。青木は静加が関与したと思われる事件を知る山岸と会う。その後しばらくすると青木のもとに静加の遺体が見つかったと連絡が入るが調べるうちに別人の可能性が高いことがわかった。並行して受けていた浮気調査で南原という男の身元を張っていた青木だったが襲われてしまう。その南原と共にいたのは15歳の静加だった。
罪時雨(つみしぐれ)
伊東はいきつけの床屋の店主から姪が同棲している男に暴力を受けていると相談される。その姪である深雪には8歳になる子供が居た。その子の名前は静加だった。
死舞盃(しまいさかずき)
南原宅で銃撃戦の末、5人が死亡、重体が3人出た。現場から一丁の拳銃と9歳になる南原の一人娘、澪がいなくなった。南原にはお気に入りの女がいた。彼女は「アキ」と名乗っていたが姿を消した。アキこそ15歳の静加だった。
独静加(ひとりしずか)
佐川真琴という女が詐欺罪などで逮捕される。他人の戸籍を不正に譲り受けた疑いだった。捜査主任の藤岡は経緯を調べる中で、訪ねてきた木崎からあるアパートを調べてみろと言われる。そのアパートの管理人タツからアキとミオという二人の姉妹が暮らしていた事を告げられる。その後5人の関係者により17年に渡る静加の動向について語られる。
登場人物が望まれています。
書籍情報
単行本:双葉社、2008年10月26日発行、ISBN 978-4-575-23640-8
文庫本:双葉文庫、2012年4月15日発行、ISBN 978-4-575-51493-3
テレビドラマ
ジャンルテレビドラマ
原作誉田哲也
脚本青島武
監督平山秀幸
出演者夏帆
高橋一生
村上淳
長塚圭史
黒沢あすか
岸部一徳 ほか
製作
制作WOWOW
放送
放送国・地域 日本
放送期間2012年10月21日 - 11月25日
放送時間日曜日 22:00 - 23:00
放送分60分
回数6
⇒公式サイト
Size:34 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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