ヒットラーの復活
[Wikipedia|▼Menu]

トップシークレットジャンル横スクロールアクション
対応機種アーケード (AC)対応機種一覧

ファミリーコンピュータ (FC)
Amiga
Amstrad CPC (CPC)
Atari ST (ST)
コモドール64 (C64)
ZX Spectrum (ZX)
PC/AT互換機 (DOS)
ゲームボーイ (GB)
ニンテンドー3DS (3DS)

開発元カプコン第一開発室
発売元カプコン
プロデューサー藤原得郎
デザイナー藤原得郎
プログラマーやまうちとしひろ
小松多恵
音楽藤田晴美
人数1 - 2人(交互プレイ)
メディア業務用基板
(896.25キロバイト
稼働時期 1987031987年3月
1987年
発売日一覧

FC
198807201988年7月20日
1988121988年12月
199010261990年10月26日
Amiga,CPC,ST,C64,ZX
1988年
1988年
DOS
1988年
GB
199207241992年7月24日
1992101992年10月
1992年
3DS
201111162011年11月16日
INT 201112292011年12月29日


対象年齢CERO:A(全年齢対象)
デバイス8方向レバー
2ボタン
CPUMC68000 (@ 10 MHz)
サウンドZ80 (@ 4 MHz)
YM2151 (@ 3.580 MHz)
ディスプレイラスタースキャン
横モニター
256×224ピクセル
60.00Hz
パレット1024色
テンプレートを表示

『トップシークレット』(英題:Bionic Commando)は、カプコンが制作した1987年3月稼働のアーケード横スクロールアクションゲーム

ワイヤーを利用したアクションを特徴とする本作は、後にホビーパソコンや家庭用ゲーム機に移植されたほか、ファミリーコンピュータ用に発売された『ヒットラーの復活 トップシークレット』のように、ゲーム性がアレンジされた作品もある(#他機種版)。移植・アレンジ作品の発売後には続編も発売された(#続編)。なお日本国外版の題名はBionic Commando(バイオニック・コマンドー)であるが、日本国内でも1992年以降に発売された作品はそれに倣っている。

本項では、本作を基に作られた家庭用ゲーム機作品についても併せて記述する。
システム

制限時間内にスタート地点から上方向(もしくは右方向)にあるゴールへ到達することが目的。主人公は、『戦場の狼』(1985年)の主人公「スーパージョー」で、ワイヤーも一種のバイオニックアームという設定となっている。

操作はレバーと2つのボタンで行う。1つ目のボタンで銃を発射して攻撃する。銃は水平方向にしか撃てないが、立ち状態としゃがみ状態とで異なる高さに撃ち分けることができる。2つ目のボタンは左手のワイヤーガンからワイヤーを発射する。通常は水平に発射され、真上・斜め上にも発射することができる。ワイヤーの先端が地形に接触するとそこに引っ掛かり、そこからワイヤーを巻き取り、その方向に移動することができる。途中で引っ掛けたワイヤーを離すことも可能。

主人公はジャンプをすることができないが、上方向にある足場(木の枝など)にワイヤーを引っ掛けて巻き取ることで、上方向に移動することができる。また斜め上方向に引っ掛けると、振り子の様に振幅し、振幅中にタイミング良くワイヤーを離すことで、横方向へ飛び、穴や敵の頭上を越えられる。また、その振幅する勢いで一部の敵を体当たりで弾き飛ばすこともできる。

移動以外にも、ワイヤーで遠くのアイテムを引き寄せたり、一部の敵を転ばせたりできる。

なおアーケード基板は新旧2つのバージョンがあり、新バージョンではバグや難易度、その他細かな仕様が修正・変更されている。また、日本版と海外版とでは主人公のデザインに違いがあり、日本版は頭身が低く目も大きい、デフォルメされたデザインだが、海外版は目が小さく、頭身も高めのデザインへ変更された(同時に画面左下の残機表示のデザインも変更されている)。
仕様
アイテム
アイテムはステージ各所で上空からパラシュートで供給され、スコア獲得と銃器とに大別される。銃器はその種類ごとに威力や連射速度・射程などに違いがある。
エクステンド
本作の
エクステンドはスコアが2万点、4万点、6万点、100万点到達時の最大4回行われる。この設定はディップスイッチで変更可能。
その他

旧バージョンで、横から縦、もしくは、その逆にスクロールが変わる瞬間に、ある程度以上のキャラクターが出現していて、かつ、別の方向のスクロール(斜め下など)が重なると、強制リセットが掛かったり、画面フリーズ(タイマーだけが動いている場合もある)が起きる。3面で狙って起こすことが可能。

旧バージョンで、制限時間が0になると同時にステージクリアすると次のステージでタイムが減らなくなり、
永久パターンが可能となる。

新バージョンではステージ4のヘリコプターを撃ち落とし続けるだけで無制限に得点を稼ぐことが可能で(旧バージョンでは無得点なので不可能)、点数で残機を増やせる1周目のみ、これを利用した半永久パターンが可能となっている。

プレイヤーの残機がなくなりコンティニュー画面になったとき、カウントが「0」と表示されている間にコンティニューすると、クレジットを消費しながらもすぐにゲームオーバーになってしまう。ただし2人プレイの場合は、ゲームオーバーと表示されるものの、順番が回ってきたら通常のコンティニュー後と同じようにプレイを続行できる。

ストーリー

世界戦争から十数年、奴は巨大ミサイルを開発し再び甦った。

旧連邦軍は、奴の計画の全容を解明しようと特殊部隊を結成し、敵基地へと潜入させることに成功した。

特殊部隊に課せられた使命は、敵の国際的陰謀を調査すること、そして巨大ミサイルの破壊であった。
ステージ構成
ステージ1
非常に広大な森の中に建設された敵の前線基地に侵入する。電気の流れる金柵や不発弾など、基地らしい構成物もあるが、同時に樹木や蜂の巣(攻撃を当てると無数の蜂が襲ってくる)といった自然物も多い。一番上まで登っていけばステージクリアとなる。このステージのみに登場する人食いムササビは邪魔なときはワイヤーで追い払える。
ステージ2
森を抜けた主人公は基地の外壁部分を登り、内部への侵入を敢行する。敵兵のバリエーションが豊かになり、砲台などのギミックも多彩となる。登っていくうちに夜となって多数のサーチライトが辺りを照らしだし、サーチライトの光に触れてしまうとトーチカから砲台が出現するギミックがある。本ステージのBGMは『ヒットラーの復活』やその派生作品でもアレンジ(短縮)版が使用されている。
ステージ3
基地内への侵入に成功した主人公は、地下から基地内部へと侵入していく。トカゲのような生物がパイプを食い荒らしている下水道を経由し、工場施設へと出る。工場では二足歩行型兵器を操縦する小柄な兵士(兵器を破壊しても乗っていた兵士が攻撃してくる)の登場などで攻撃も一気に派手になり、足で踏み潰そうとしてくる巨大ロボットやクレーンなど、大型のギミックも登場する。また、所々で分厚い
シャッターが行く手を阻む。シャッターはスイッチを破壊することで開けることができる。このステージと次のステージ4は、最後にいる白服の司令官を全員倒さないとステージクリアとならない。
ステージ4
基地中心部へと進んでいくと、さらに多くのシャッターに守られた空間に到達する。そこを通過し、リフトに乗って基地上部へと辿り着くと、多数のヘリコプターや敵兵が主人公を取り囲み、攻撃を激しく仕掛けてくる。本ステージのBGMも『ヒットラーの復活』他で使用されている。
ステージ5
主人公はミサイル発射台に辿りつくが、ミサイル発射のカウントダウンが始まってしまう。カウントが0になるまでに発射台を登りきり、発射装置を破壊しなければいけない。カウントダウンに間に合わなかった場合は残機を1つ失った上でステージ4に戻されてしまう。ミサイル発射を止めた後、逃亡する最高司令官を追跡して倒すとゲームクリアとなる。クリアボーナスとして100万点が入った後[1]、より難易度の高い2周目に突入する。なお2周エンドであり3周目以降はない。
他機種版
一覧

No.タイトル発売日対応機種開発元発売元メディア型式備考
1
ヒットラーの復活 トップシークレット
Bionic Commando
Bionic Commando
198807201988年7月20日
1988121988年12月
199010261990年10月26日
ファミリーコンピュータカプコン第1企画室カプコン2メガビット+64キロRAMロムカセット[2] CAP-HF
NES-CM-USA
NES-CM-EEC

2Bionic Commando 1988年
1988年
Amiga
Amstrad CPC


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:66 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef